夏アニメ『ダンまちⅣ 新章 迷宮篇』ベル役:松岡禎丞さんインタビュー|どんな時でも諦めないこと、というのを念頭に置いて演じる――「いつまでもいつまでも純粋な男の子、それがベルです」【連載 第11回】
シリーズ累計発行部数が1200万部を突破した、大人気小説『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(原作:大森藤ノ イラスト:ヤスダスズヒト GA文庫/SBクリエイティブ刊/通称ダンまち)。
最新TVアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ 新章 迷宮篇』が、2022年7月21日(木)より放送・配信スタートとなりました。
第4期の放送に合わせ、アニメイトタイムズでは、出演声優陣にメールインタビューを実施! キャラクターを演じるうえで大切にしていることや、印象的なシーン、物語の見どころなどを伺いました。
第11回目はベル役:松岡禎丞さんが登場。モスヒュージとの戦闘や、マリイとの出会いなど、第4期前半クールの物語を振り返ってみての思いを語っていただきました。
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ベルは本当に芯の強い男の子
――長く愛されている『ダンまち』シリーズ。第4期に出演されてみて、改めて本作のどのようなところに魅力を感じましたか? また、何が視聴者の心を掴むのだと思いますか?
ベル役:松岡禎丞さん(以下、松岡):改めて考えてみても、やはり最弱に等しかった一人の少年が想いの強さというのを一貫して貫き、色んな人たちに支えられ敵対して挫折して…それでも前に進んでいく姿という所に心を打たれるのではないでしょうか、思わず頑張れと言いたくなる姿等など。
自分たちも生きている時に、苦しくて心が折れそうな時もありますが、それを乗り越えて進んだ時の共感に近い感情が呼び起こされると言うか…、乗り越えられなかった時の感情もそうなのですが。
ベルだけじゃない、様々な人物がいる中で敵味方関係なく様々な事が共感できて、次が待ち遠しくなる。そういうところではないでしょうか、すみませんフワッとしてて、ちょっと自分自身の意見だけだと主観になっちゃうので…確証が持てないです(汗)
――改めて、ご自身の担当するキャラクターをどのような人物として捉えていますか? 長く演じている中で、キャラクターを表現する上でぶらさないようにしている「芯」のようなものがあればお聞かせください。
松岡:ベルは弱かった頃でも、負けず嫌いに近い貪欲な前の向き方がありました、本当に芯の強い男の子だと思いますね。普通の人なら折れそうな状況でも、考えて考えて考え抜いて突き進んでいく、普通の人には真似できないような心の持ち方、その上でさらに誰に対しても優しい……憧れますね。
どんな時でも諦めないこと、というのを念頭に置いて演じています、自分のために人のために、仲間の為に英雄になりたいというあり方、これが砕けると下手すると壊れて自暴自棄になってしまう可能性もあるので。いつまでもいつまでも純粋な男の子、それがベルです。
――第11話は、ジャガーノートとの激闘が決着したと思いきや、さらなる絶望が待ち受ける展開となりました。第4期のこれまでの物語を振り返り、個人的に印象に残っているシーンやお気に入りのシーンはありますか?
松岡:モスヒュージは痺れましたね、まさかあんな知能の高いモンスターがいるとは…しかも自分のことしか考えてない奴なんでゾっとしましたね、いかに自分の糧になるか自分の力になるか、常にそれしか考えてない。コイツと戦った時は、今までに敵対してきた人間とは違い(モンスターですけど)本気でここで終わらせてやるって思いました。
――第4期では、マーメイドの異端児(ゼノス)マリイとの交流も描かれました。マリイというキャラクターの魅力や、彼女との出会いがベルにもたらしたものをお聞かせください。
松岡:マリィは今回の癒しでしたねー、ゼノスと同じような立ち位置でしたけど一人で行動して心細いっていうのも感慨深いものがありました、マリィみたいなゼノスが今後もいるかもしれない、そしてマリィがいたからこそ今後に関わってくる…マリィがいたからベルも頑張れましたね。あと二人の会話の関係性がお兄ちゃんと妹みたいな感じでほっこりしました。