「デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers！Delicious LIVE Party♡」に向けて、シンガー・吉武千颯さんにインタビュー「プリキュアライブはお互いの愛をシェアできる場所。いろいろな色に溢れた、その日だけの特別なライブをお届けしたいです」【連載第6回】

『プリキュア』シリーズのライブコンサートが今年も開催！　今年は「デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022　Cheers！Delicious LIVE Party♡」というタイトルで、10月29日(土)・30(日)の2日間、TOKYO DOME CITY HALLで行われます。

ライブに先駆け、7月20日（水）にはキャラクター・イメージソング集『ボーカルアルバム ～Welcome to Delicious Party～』が発売となりました。『デパプリ』のメインキャスト＆シンガーに加え、歴代の『プリキュア』シンガーも参加。にぎやかなパーティが繰り広げられます。

アニメイトタイムズでは毎年恒例となったリレーインタビューを実施中です。第6回目は“ちはやお姉さん”こと、吉武千颯さんです。

『スター☆トゥインクルプリキュア』から『プリキュア』シリーズにシンガーとして携わる吉武さん。新しい仲間も加わり「先輩として、少しでも引っ張っていけるようになれたら」と明るく話します。

初めてのプリキュアライブのことや、『プリキュア』シンガー同士で育んできた絆についても教えていただきました。

忘れられない、一通のメッセージ

──最近“ちはやお姉さん”としてYou Tubeでプリキュアの情報をお届けされたり、リリースイベントで歌を届けたりされていて。交流の機会が増えて、ファンの皆さんとの心の距離も、どんどん近くなっているような気がします。

吉武：私もすごく皆さんとの距離は近くなっているなと感じています。ライブやイベントでもいろいろと歌わせていただいたり、一緒に踊れたりというのもすごく嬉しいです。

また、配信を通して、音楽の魅力を自分の口からお話できるというのもすごく楽しくて。

配信やイベントの後にSNSでメッセージもらうことは今までも多かったんですけど、最近は小さなお友だちのお父さん、お母さんからメッセージいただくことも増えたんです。それがめちゃくちゃ嬉しくて。

──　一気に増えました？

吉武：はい、一気に増えました！　特に印象に残っているのが、最近あるお母さんからいただいたメッセージです。

「朝はいつもバタバタしてて、子どもたちがなかなか言うことを聞いてくれないんですが、「DELICIOUS HAPPY DAYS♪」をかけたら笑顔で踊りだしてくれました。子どもたちに隠れて泣きました。あの時助けてくれてありがとう」といった内容で。

──ほんとに「HAPPY DAYS」！

吉武：そうなんです！　それを見て夜中に1人で感涙してしまいました。ずっと心に残っています。その他どのメッセージもすごく嬉しく読ませてもらっていますね。

──お子さんにとっての“うたのお姉さん”的な存在ですね。それは目標のひとつでもあったのでしょうか？

吉武：小さいお子さんと関われたら良いなとはずっと思っていました。小学生くらいの時から小さい子と遊ぶことが大好きだったんです。それは大人になっても変わらずで、保育士の学校にも通っていました。

プリキュアライブは「緊張とワクワク」

──今年のプリキュアライブのお話をもらった時はどのようなお気持ちでした？

吉武：今年は2Daysということもあって、また新鮮な気持ちです。歌手だけの公演もあるので「どんな感じになるんだろう！」とワクワクしています。歌手だけの公演では今まで関わらせていただいたシリーズの楽曲も歌わせていただけるのかなと。

──吉武さんは全公演に出演されるんですよね。

吉武：そうなんです！　「めっちゃ嬉しい〜！」って思いました（笑）。

──しかも今回、シンガーのみが出演する「かんぱいParty♡」には先輩シンガーである五條真由美さん、宮本佳那子さんもご出演されます。

吉武：私も知った時「わあ！！嬉しい！」ってなりました（笑）。私が初めて出演したプリキュアライブ（スター☆トゥインクルプリキュアLIVE2019 KIRA☆YABA！イマジネーションライブ）は、五條さん、宮本さんの3人での出演だったんです。

だからまたこうして同じステージに立たせていただけることがめちゃくちゃ嬉しいですし、緊張とワクワクと……いろいろな感情が渦巻いています（笑）。

でも先輩方には少しでも成長した姿を見ていただけたらなって。（後本）萌葉ちゃん、佐々木さんもいるので、今後は自分も先輩として引っ張っていけたら良いなって思っています。

──後本さんは「千颯ちゃんがいるから心強い」とおっしゃっていましたよ（※後本さんのインタビューは後日公開予定）。

吉武：いやいやいやいやいや……！！！そんなそんな（笑）。

──先輩もいて後輩もいるというポジションになって、気持ちの変化というのはありましたか？

吉武：佐々木さんとはまだお会いしていなくて。萌葉ちゃんとは、この間のちはやお姉さんの配信で、初めて『プリキュア』現場で一緒になったんです。

まだ（現段階では）リハーサルやイベントをしていないので、先輩になった感というのは全然なくて。しかも私は「ついてきな！」ってタイプではないので（笑）。

だからそういう意味ではあまり変わらないと思うんですけど、私が（北川）理恵さんに対して思っているような……「こんな人になりたいな」という存在になれるように頑張りたいなとは考えています。

──Machicoさんは先日インタビューで「吉武ちゃんは年の離れた妹的な存在でもあるけど、相方でもあり、友だちでもある」といったお話をされていて。

吉武：私もMachicoさんに対して同じように思っています。技術面もお人柄も素晴らしくて、尊敬する先輩ではあるんですけど、楽屋内で一緒にわちゃわちゃしてる時は年齢の差はあまり感じなくて、すごく楽しいんです。

いつも近い距離で話してくれて、お姉さんのような存在でもあります。一緒に歌ってる時の心強さは半端ないです！　ふたりで歌わせていただいている楽曲は「リハーサルがなくても全然いけちゃいます」ってくらい（笑）。信頼し合っているからこそ、できることなんだろうなって思います。

──5月に池袋で行われた主題歌シングルのリリースイベントの時もそれは感じました。おふたりがごく自然にアイコンタクトをしたり、背中を預けたりということをされていて。

吉武：ありがとうございます。目を合わせようってある程度決めている場所もあるんですけど、決めていない場所でも目が合って「わわわ」ってなることがあります（笑）。一緒にステージをしていて楽しいです。