「ゾンビランドサガ リベンジ フランシュシュ The Best Revenge」発売記念座談会|さくら役・本渡楓さん、サキ役・田野アサミさん、愛役・種田梨沙さん、ゆうぎり役・衣川里佳さんが印象深い収録曲や、劇場版への意気込みを語る!
2018年に各アニメ賞を受賞した話題作の第二弾『ゾンビランドサガ リベンジ』。
本作のベストアルバム「ゾンビランドサガ リベンジ フランシュシュ The Best Revenge」が2022年9月28日(水)にリリースされます!
作中のアイドルグループ・フランシュシュの楽曲を中心に、『リベンジ』に出演したゲストキャラの曲や、フランシュシュのプロデューサー・幸太郎(CV:宮野真守)の楽曲など、2枚組全29曲の大ボリューム!
今回、アニメイトタイムズでは、ベストアルバム発売を記念して、さくら役の本渡楓さん、サキ役の田野アサミさん、愛役の種田梨沙さん、ゆうぎり役の衣川里佳さんによる座談会を実施!
収録される新曲3曲の紹介や印象深い収録曲などベストアルバムについて、そして先日発表された劇場版への想いや意気込みなどを語っていただきました。
魂を感じられるベストアルバムが完成! フランシュシュの進化が止まらない!
――アニメ『ゾンビランドサガ リベンジ』の放送が終わってから約1年3カ月経ちました。振り返ってみての感想と、ベスト盤がリリースされることについての想いをお聞かせください。
二階堂サキ役・田野アサミさん(以下、田野):アニメの放送から1年3カ月と聞いて、そんなに経っていたんだとビックリしました。
幕張メッセでのリベンジライブや、佐賀でのライブがあったりと、放送が終わってからもいろいろな出来事がありましたし、一方で「まだまだやってないじゃん!」ということもあります。
源さくら役・本渡楓さん(以下、本渡):この作品では、ゾンビである自分と生きている人との対比が描かれてきました。アイアンフリルや舞々ちゃん、ライトくんなど、自分たちと似た境遇の人との対比は残酷にも思える部分もありましたが、フランシュシュがそれを乗り超えて成長した先の楽曲と思うと、このベストアルバムは魂を感じるアルバムになっているなと思いました。
水野愛役・種田梨沙さん(以下、種田):このベスト盤は「待ってました!」という気持ちで、リリースできることが本当に嬉しいです。
ゆうぎり役・衣川里佳さん(以下、衣川):次に新曲を歌えるとすれば劇場版かなと思っていたので、まさかアルバムで新曲を歌えるとは思っていませんでした。嬉しかったです。
田野:しかも3曲もね!
――前のベスト盤「ゾンビランドサガ フランシュシュThe Best」が19曲入りで1枚だったのに対し、今回は29曲入りで2枚組と大幅にボリュームアップしています。
種田:今回はサントラや挿入歌も収録しているので、『ゾンビランドサガ リベンジ』の歌や音楽を網羅した、非常にお得なものになっています!
衣川:歌だけでも、1期から増えたこともあって、1枚では入りきらなかったんでしょうね。
本渡:舞々ちゃんやライトくん、幸太郎さんといったフランシュシュのメンバー以外の曲も入っていて、すごく豪華なベストアルバムになったと思います。
――前作も曲調やサウンド感などバラエティーに富んでいましたが、今回は更に幅が広がっていました。
種田:もうめちゃくちゃですよ(笑)。
――今回の新曲3曲を聴いて、フランシュシュのグループとしての完成度の高さや、さらに成熟した印象を受けました。
種田:「みんながいれば」という安心感がありますね。
衣川:1期の時から作品の中のフランシュシュも、リアルな私たちも、チームワークがどんどん強まっていて、メンバーそれぞれの歌い方や特徴も理解できていますし、他のメンバーに触発されて「もっと頑張ろう」とか「チャレンジしよう」という気持ちも芽生えていきました。相乗効果がどんどん生まれていって、常に進化は続いています。
田野:進化が止まらないよね。歌詞を見ているだけで、みんなの声が自然と頭の中で聴こえてくるんです。実際に聞くと、「そうそう!」とイメージ通りの子もいれば、新しいアプローチで「こうきたか!」と驚かされる子もいます。新曲をレコーディングして、まだまだ歌いたいし、もっと歌えるんじゃないかと期待がまた大きく膨らみました。
新録曲「We are Fran Chou Chou!」は初のメンバー紹介ソング。メンバーの個性と過去の楽曲のエッセンスを詰め込んだ楽曲
――ではこのベストアルバムの新録曲のお話をお聞きします。まず「We are Fran Chou Chou!」はフランシュシュ初のメンバー紹介ソングですね。
本渡:私もこの曲を聴いたときは、そういえばなかったなと初めて気付きました(笑)。
種田:(メンバー紹介ソングは)アイドルグループではありますが、アニメのキャラソンでは意外にないかもしれませんね。
本渡:ということは私たち、本当にアイドルしているんですね。
種田:リアルなアイドルを感じる。
田野:生きている感じがする。
衣川:フランシュシュはもう死んでるけど(笑)。
――自己紹介ではなく、他のメンバーが紹介していくのもおもしろいですね。しかもそれぞれ紹介するメンバーの口調や雰囲気も伝わるように、例えばさくらがサキを紹介する時は「てめえら⽿の⽳かっぽじって良く聞きやがれ!」と口調をマネてみたりしています。
本渡:だからこそ、「一生懸命、魅力を伝えなきゃ」と責任も感じました。
田野:自己紹介よりも熱いよね。
種田:みんなが思っているそのキャラクターへの想いも感じられていいなと思いました。
衣川:うん。みんなの愛を感じる。
田野:私なんて、サキが愛を紹介する時、「愛してるぜー!」と叫んじゃったもん(笑)。
衣川:普段は面と向かって言えないことを歌で伝えている気がします。
田野:この歌詞をフランシュシュのメンバーみんなで考えていると思ったら、愛おしくてたまらなくなりました。
衣川:「愛してるぜ」のフレーズも、愛ちゃんが「そんなのやめてよ!」って言ってそう(笑)。そんな想像ができるのも楽しいですよね。
――歌のトップバッターはリリィ役の田中美海さんでしたが、すさまじい高速ラップでした。ミュージカルさせたり、スキャットさせたり、いつもムチャをさせられているような気がします(笑)。
種田:美海ちゃんなら早口は大丈夫と思われているんでしょうね(笑)。「どやんす」の連呼とかもしていましたし。
――今までのフランシュシュの楽曲のエッセンスが詰め込まれているのも胸アツです。
本渡:すごく楽しかったです。
種田:ゆうぎりなんて、スキャットを歌っていますからね。
衣川:6号ちゃんのスキャットを(笑)。最初に「スキャットを歌う」と聞かされた時、リリィが歌ったような超早口なんてできるかなと思いましたが、そこはゆうぎりに合わせて、ゆったり、そして妖艶になっていて。自分のキャラを壊さずに相手を紹介できて、とても素敵だなと思いましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。
種田:ちゃんと0号(たえ)も入っているのがいいよね。みんなで「0号!」と紹介できて嬉しかったです。
――6号を紹介し終わったら0号の紹介が始まったので、「もしかしたら?」と思ってしまいました。
種田:ライブでここだけでいいから出てほしいです。