悪魔の心臓を持つデビルハンター「チェンソーマン」降臨! TVアニメ『チェンソーマン』戸谷菊之介さんインタビュー|主人公のデンジ役を演じる戸谷菊之介さんいわく「心を揺さぶられながら読んだ作品」
現在『少年ジャンプ+』で連載中の人気作品『チェンソーマン』が遂にアニメ化し、10月11日より放送開始!
『チェンソーマン』は藤本タツキさん原作の人気マンガ。父の残した借金返済のためにポチタを相棒にデビルハンター稼業を営んでいたデンジが、裏切りに遭うもチェンソーマンとして蘇り、悪魔討伐に挑むダークファンタジー作品です。
主人公のデンジ役を演じる戸谷菊之介さんに、デンジ役が決まった感想や『チェンソーマン』の魅力や見どころ、収録現場での雰囲気や裏話など語っていただきました。
歴史に残るアニメになりそうな予感!
──原作を読んで受けた印象や魅力を感じた点をお聞かせください。
デンジ役 戸谷菊之介さん(以下、戸谷):原作を読んだ時、まず絵に魅力を感じました。例えばチェンソーマンが悪魔を倒すシーンの飛び散る血しぶきの描写や構図がすごくて。
マンガのコマ回りも引き込まれましたし、ストーリーにも心を揺さぶられながら読んだことを覚えています。
──『チェンソーマン』が国内にとどまらず、世界中で人気を得ている理由はどこにあると思われますか?
戸谷:やっぱり藤本タツキ先生が構築するストーリーと世界観が魅力だからだと思います。
各キャラクターそれぞれの設定や性格、セリフの内容すべてがまさに「ザ・藤本タツキワールド」で、今までのマンガとは違うものを感じさせるから世界中の方々に愛されているのではないでしょうか?
──描写を考えると正直、この作品がTVアニメ化できるとは想像もつきませんでした。
戸谷:僕もそう思いました(笑)。まだ絵がラフ状態のリハVを見た時点でも人がたくさん斬られているし、「モザイクがかかるのかな?」と思ったくらいでした(笑)。この作品はすごい挑戦だと思うし、歴史に残る作品になるなという予感がしました。
でもエキセントリックな描写がメインではなく、キャラクターたちのドラマや込められたメッセージがあって。
時に残酷でもあるけど、せつなさや美しさが感じられるところがこの作品の魅力だからこそ、アニメ化を望む声が多かったんでしょうし、今回実現したのかなと思っています。
──オーディションの末、主人公のデンジ役が決まった時の感想をお聞かせください。
戸谷:めっちゃ、嬉しくて。原作のデンジくんの「ヤッター!!」と同じような喜び方をしたと思います(笑)。
それと同時に、僕はまだ新人ですし、今までもアニメではメインキャラを演じたことがなかったので、信じられない気持ちと不安も感じて。いろいろな気持ちが混ざり合っていました。
──発表後の反響も大きかったのでは?
戸谷:ありました。友達からLINEがたくさん届いたり、「今度ご飯行こう」と誘ってもらえたり、素直にありがたかったです。あとツイッターのフォロワーが10倍になりました(笑)。
発表前は1,200人くらいだったんですけれど、発表された翌日には15,000人になっていて。また海外の方からリプライをたくさんいただいたり。
『チェンソーマン』というのは、それほどすごい作品なんだなと改めて実感しました。そしていい作品になるように頑張らなきゃと身が引き締まりました。