『映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』同時上映作『わたしだけのお子さまランチ』を彩った北川理恵さんとMachicoさんとロングインタビュー「私たちだからこそできる歌に」
2022年9月23日から劇場公開中の『映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』同時上映『わたしだけのお子さまランチ』の主題歌シングルがリリースされました。
本作にはプリキュア楽曲初登場の後本萌葉さんによる主題歌「ようこそ、お子さま♡ドリーミア」、同時上映『わたしだけのお子さまランチ』を彩る北川理恵さんとMachicoさんによるデュエットソング「レッツ! fun fun time!」がパッケージされています。
また、おふたりは『デリシャスパーティ♡プリキュア』の、佐々木李子さんによる後期主題歌「ココロデリシャス」のシングル(発売中)のカップリングソング「NO PRIDE, NO LIFE!」でも、五條真由美さんと共にパワフルなボーカルを響かせています。
3年間、一緒に『プリキュア』シリーズで活動してきたおふたりには“歌のバトンでつないできた特別な絆”があります。おふたりを見守ってきた音楽プロデューサー・音楽制作ディレクターの井上 洸(ひかる)さんは、おふたりが出会う前から「絶対に気が合う」と予感していたそう。
改めて、おふたりの出会いを振り返りながら、「NO PRIDE, NO LIFE!」、「レッツ! fun fun time!」、そしてプリキュアに対する思いをうかがいました。映画に関するネタバレはないため、映画未鑑賞の方も安心してお楽しみ下さい。
第一印象は「小柄」
──アニメイトタイムズでは北川さんにオンラインでお話をおうかがいしたことはあったのですが、直接お会いさせてもらうのは初めてで。お会いできて嬉しいです。
Machicoさん(以下、Machico):そうだったんですね!
北川理恵さん(以下、北川):お世話になります。宜しくお願いします!
プリキュアの歌姫・北川理恵×音楽プロデューサー・井上 洸がプリキュア音楽を語りつくす!
──Machicoさん、吉武千颯さんのインタビューでも北川さんの話題はよくあがっていて。
北川:そうなんです。名前を挙げていただき「わっ!」とビックリしていました(笑)。
Machico:(笑)。
──北川さん、Machicoさんのお付き合いもだいぶ長くなってきましたよね。
北川:3年くらい?
Machico:4年目を迎える……という感じ? 数を数えられない(笑)。
──Machicoさん、北川さんのおふたりの対談という形も初めてなので、ファンの方は周知されているとは思いますが、おふたりの関係性を改めておうかがいさせてください。
Machico:理恵さんはお会いする前から、(音楽プロデューサー/ディレクターの)井上さんをはじめ、いろいろな方に「ふたりは絶対に気が合うよ!」って言われていたんですよ。
北川:あはははは、同じ匂いがあったのかな(笑)。
Machico:そういったお話をされていたので、最初は「どんな方なんだろう?」「歌声が大人びているし、みんなを引っ張ってくれるタイプなのかな」なんて思っていたんです。
お会いしたら、第一声が「Machicoちゃ〜ん!?」で(笑)。積極的に話しかけてくれました。壁のない人というのが第一印象です。
北川:なんか意外。お姉さんのようなイメージを持たれているとはつゆ知らず。
Machico:あと「意外に小柄だ!」って思いました。
北川:それはこちらも思ったよ(笑)。
──お互いの第一印象が「小柄であること」だったんですね(笑)。
北川:パワフルな歌のイメージが強かったから、勝手にもっと身長が高いイメージでした。
Machico:まったく同じで、パワフルなお声のお姉さんという印象があったから。理恵さんは165cmくらいあるイメージでした(笑)。
北川:マジか! マイナス13cm!(笑)
Machico:だから最初「北川です!」って言われたときに自分の中では165cm越えのお姉さんがやってくると思っていたから驚いたんです。確かあれはライブのレッスンの時でしたよね。
北川:そうだ。ライブのリハのレッスンの時に「はじめまして」と挨拶をしたんです。その時に「Machicoちゃん!? 本物だ!」って(笑)。こんな小柄な人が、あんなにもパワフルに歌っているんだ、とビックリした記憶があります。
Machico:そこからリハーサルやライブを重ねていく中で、いろいろな話をして。理恵さんが誰にでも別け隔てなく接する姿をずっと見させてもらっているので、「裏表なく、むしろ表しかない人なんだ」って思っていました。
パフォーマンスの面でも頼りにしています。プリキュアで出会えて本当に嬉しかったです。「この業界で新しいお姉さまができた!と」(笑)。
北川:やだ、恥ずかしくて何も言えなくなっちゃう(笑)。お姉さまって言っても1歳しか変わらないからね。
Machico:そうでしたっけ? そうか、宮本(佳那子)さんが二歳年上で、理恵さんが1個上か……次女ってことですかね?
北川:そう、三姉妹で言うと次女。
Machico:いつもお姉さんな感じがしてたから。ってことは、うちの妹(吉武千颯さん)は相当年下ってこと!?
北川:そうなのよ! 千颯ちゃんは、最初に出会ったとき10代でしたから。
Machico:えげつない……!(笑)
北川:すごく緊張していたんだけど「そりゃそうだよね、お酒もまだ飲めない年齢だもんね」って。
Machico:そうだったんですね。その時は(吉武さんを除いて)年齢的にはいちばん下で。でもいまや、たくさん妹たちがいるから。不思議な感覚ですね。
北川:あなたもお姉さんの仲間入りよ(笑)。
──北川さんも、井上さんや周りの人たちからMachicoさんのお話は聞かれていたんです?
北川:私は「仲良くなれるかな、大丈夫かな」って心配していたんですけど「大丈夫だから、おんなじ匂いあるから!」って言われていました(笑)。
Machico:理恵さん、意外と心配性ですもんね(笑)。
同席していた井上氏:そんなことを言ったような気がします(笑)。
北川:でも前情報は全然なかったんですよ。「会ってみたら分かる」と言われていました。実際に会ってみたときに皆さんが言っていたことがわかりました。
Machicoちゃんってこうやって話しているときはすごく柔らかい雰囲気じゃないですか。ステージとのギャップがすごいんですよね。それは会った当初から思っていました。
リハで歌っている時はカッコ良いのに、裏だとずっとはじっこで(セットリストなどを確認しながら)「んーんー」ってずっと考えていて。でも喋ると、ちょっと言葉に詰まってしまう可愛さもある。
そんなMachicoちゃんがステージに出た瞬間の輝き。本当に眩しいです。「ライブですごく輝く人なんだな」って思っていました。あとね、語彙力がすごい!
Machico:ひゃああ!(笑) 語彙力には自信ないのですが(笑)、そんな褒めてもらえて嬉しいです。
──北川さんは心配性というお話がMachicoさんからありましたが、そう思われる出来事があったんですか?
Machico:ステージを見ている時は堂々としている印象がありました。たとえトラブルがあったとしても、跳ね返すパワーを持っているというか。
でも、ステージに立つまでの準備は想像以上にしっかりとされていて。私は心配性と言いつつ、意外と爪が甘いタイプなんですよ(笑)。なので、いつも助けてもらっています。
北川:心配性かも(笑)。練習をたくさんしないと自信を持って歌えないんです。Machicoちゃんはスイッチが切り替わるタイプでしょ?
Machico:「たくさん練習してもミスるときはミスる」と思ってるかも。そのあと反省はするんですけど、その場では「しょうがない、切り替えていこう」と。だから意外とそこは堂々としているかもしれないです。自分でも不思議なんですよ(苦笑)。
北川:それがパワーとして出てるから、カッコいいよ。
Machico:えへ。
北川:(笑)。もー、かわいいなあ。
──おふたりの相思相愛っぷりがやりとりから伝わってきてニヤニヤしてしまいます(笑)。