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『機動戦士ガンダム 水星の魔女』市ノ瀬加那&Lynnインタビュー

『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スレッタ役・市ノ瀬加那&ミオリネ役・Lynnインタビュー|スレッタはふとした瞬間に見せる不思議な一面を演技で出していいキャラクター

『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』以来、久しぶりのガンダムTVシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 水星の魔女』(以下、本作)。その放送がいよいよ2022年10月2日(日)よりスタートしました。

長い歴史を誇る人気シリーズである“ガンダム”であること、そして各所で公開されている前日譚「PROLOGUE」をご覧になった方は、既に本作へ大きな期待を寄せているのではないでしょうか。

また、オープニングテーマ「祝福」を人気アーティストのYOASOBIが担当するということで、これまでガンダムを知らなかった方も興味を持たれた事と思います。

アニメイトタイムズではそんな本作の放送に先駆け、出演声優陣からスレッタ・マーキュリー役の市ノ瀬加那さん、ミオリネ・レンブラン役のLynnさんへのインタビューを行いました。

いよいよスタートする新たなガンダムシリーズの特徴や前日譚「PROLOGUE」の注目ポイント、キャラクターを演じる時のディレクションなどを伺っています。

また、本作に関わるまでガンダムシリーズにどんな印象を持っていたのか、どんな作品をご覧になったのかも質問していますので、ぜひまだガンダムシリーズを知らないという方も参考にしてみてください。


 

長い歴史を誇るガンダムシリーズ作品……その出演の喜びとプレッシャー

――本作への出演が決まった際の心境を改めてお願いします。

スレッタ・マーキュリー役・市ノ瀬加那さん(以下、市ノ瀬):ガンダムのTVシリーズで初の女性主人公、かつ2015年に放送された『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』以来7年ぶりの新作ということで、プレッシャーを感じています。

スレッタは演じていて楽しいキャラクターです。最初にキャラクターデザインを見た時は影のある印象を受けたのですが、台本を読み進めていく内にいい意味でイメージが変わっていきました。

学園が舞台ということで今まさに青春を送っている世代のみなさんにも刺さる部分が多いと思います。本当に面白い作品になっていると思いますので、早くたくさんの方にご覧になっていただきたいです。


 
ミオリネ・レンブラン役・Lynnさん(以下、Lynn):制作発表があった時は「新作やるんだ! しかも女の子が主人公なんだ!」と興奮しました。学生の頃からガンダムシリーズの作品をいくつか見ていたので、いつか自分も出演したいという憧れをずっと持っていたんです。
 
ミオリネはオーディション資料を読んだ時から好感を持っていて、体当たりなお芝居が出来そうだと思っていました。悔いが残らないようかなり気合を入れて臨んだのですが、その結果として決まった連絡が来た時は嬉しかったです。ちょうど私の誕生日だったので、とても素敵なプレゼントをいただいたと思っています。
 
女性主人公というシリーズの中でも挑戦的な作品に関われることも嬉しいです。市ノ瀬さんとも共演してみたいと思っていたので、一緒にメインキャラを演じられることは大変光栄なことだなとも思っています。


 

――出演が決まるまでガンダムシリーズにはどのような印象を持たれていましたか? また、市ノ瀬さんはシリーズ作品をご覧になられたことはあるのでしょうか? Lynnさんはご覧になられていたとのことですが、どんな作品をご覧になられたのでしょうか? 

市ノ瀬:私が生まれる前から存在している、日本のアニメの代表的な作品のひとつです。きっとタイトルだけしか知らない人でも、アムロ・レイとシャア・アズナブルの存在なら知っていると思いますし、物凄いビッグタイトルだという意識がずっとあります。

私はまだシリーズに触れたばかりなので浅いのですが、初代の『機動戦士ガンダム』は視聴しました。最近は『機動戦士ガンダムUC』と『機動戦士ガンダム00』を視聴しているところです。

 
戦いをテーマとする作品が好きだったので、前々からモビルスーツの戦闘シーンがかっこいいイメージは持っていました。けれどいざ見てみると、戦いがなぜおこるのか、キャラクターたちがなぜ戦うのか、そういう戦う意味を考えさせられたんです。踏み込めば踏み込むほど奥深いシリーズだなと感じましたね。

同じガンダムシリーズでも、作品が変わり、登場するキャラクターが変わるとガラリと印象が変わりました。なので『水星の魔女』というまた新たな方向性の作品も、色々な世代の方に改めてご覧になっていただけたらと思いました。

Lynn:40年以上にもわたる長い歴史の中で、たくさんのファンを獲得してきたシリーズであることは誰もが知るところだと思います。日本のアニメ史にとって欠かせない作品です。

私はたまたま放送していた『機動戦士ガンダムSEED』を視聴したのがガンダムシリーズとの出会いでした。その後、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』や『機動戦士ガンダム00』もリアルタイムで視聴しました。もちろん『機動戦士ガンダム』もチェックさせていただきました。

 
ガンダムシリーズの作品は様々なすれ違いでおこる人間同士の争いを、それぞれの立ち位置から描いていることが印象的です。人それぞれの立場や主義主張があって、どちらが正義だとかはない。宇宙で戦争をするという側面は非現実的ではありますが、人間社会を描く作品だと思っています。

そんなシリーズの作品に関わる緊張感や責任は今もかなり感じています。PVが出るとファンのみなさんのリアクションが物凄く早いですし、それだけ期待されていることも感じています。なので、今はワクワクするのと同時に凄くドキドキしています。

――『水星の魔女』本編の魅力や特徴を教えてください。

市ノ瀬:序盤はコミカルな描写も所々で出てきます。モビルスーツでの戦闘も学園内での決闘という形なので、戦場での戦いほどのシリアスさは感じないかもしれません。戦闘シーンはとてもかっこいいのですが、音響監督の明田川仁さんからシリアスを少し抑えめにして欲しいとディレクションがあったくらいです。

ただ、この決闘に臨む際は色々なものを賭けることになります。賭けるものによっては自分の人生を左右しかねません。今後の展開は私たちにもまだわからないので、ぜひみなさんの目で確かめていただきたいです。


 
Lynn:まだ何の責任も負っていない学生たちが、学園生活の中で大切なものを賭けてモビルスーツに乗って決闘をする。決闘において、モビルスーツは兵器ではあるけれど、勝敗の付け方ははっきりとわかりやすいもので、相手を傷つけることが目的ではないんです。
 
私たちも先の展開はまだ知らないんです。「PROLOGUE」で『水星の魔女』の世界にも人間同士の命懸けの戦いがあることが示されていたりもするので、本編がどうなっていくのかは、個人的にも気になる部分ですね。


 

――学園物と聞くと恋や友情みたいな青春要素を想像する方も多いと思います。本作でもそのような部分は期待できるのでしょうか?

市ノ瀬:スレッタも今後、恋とかするのかな? どうなんだろう? ただ、女の子たちが恋愛の話で盛り上がっていたり、戦争に意識が向いていない学生ならではの会話もあったりします。等身大の学生たちの姿が見られるのが純粋に良いなって思います。


 
ただ楽しい雰囲気だからこそ、今後どうなってしまうのか気になっていて…。色々な所に伏線が散りばめられていそうなので、きっと物語が結末に近づいた頃に気づくこともあるんだろうなと想像しています。
 
キャラクターたちを深掘りするほど、物語が真に迫っていくんです。真相を知るのは楽しみですが、ガンダムシリーズの作品である以上、その過程でスレッタたちがどんな経験をするのか怖い部分もあるのかなと。


 
Lynn:ミオリネは青春要素とは無縁の一匹狼という感じで、父親の束縛そのものである学園を早く脱出して地球に行きたいと思っています。そんな所にやってきたスレッタと出会ったことで、彼女がどうなっていくのか私も期待しています。やっぱり一人より、誰かが側にいてくれた方が良いと思うんです。彼女にとってのそういう存在が増えたら嬉しいです。


 
他にも様々なキャラクターが登場するのですが、アーシアンとスペーシアンの対立があるので、みんな友達という感じではないです。私的にはそういうところを乗り越えた友情とかを見てみたい。けれど、周りに人が増えるほど失った時の悲しみはその分大きくなります。だから期待と不安が入り混じっている感じですね。


 

(C)創通・サンライズ・MBS
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