本日2022年11月6日は『ソードアート・オンライン(SAO)』正式サービス開始日──デスゲームと化した《ソードアート・オンライン》の世界から帰還するまでの732日を振り返り!【ネタバレあり】
その世界に魔法はなく、剣だけが力の証明となる世界──舞台の名は《浮遊城アインクラッド》。本日2022年11月6日は『ソードアート・オンライン(略称:SAO)』の正式サービス開始日です。
小説『ソードアート・オンライン』は、川原礫先生により2009年4月10日から電撃文庫(KADOKAWA)で刊行中の小説。シリーズ累計発行部数1,670万部を突破しているほか、アニメや漫画、ゲーム、アプリなど様々な展開がされている大人気作品です。
作中にて、世界初のフルダイブ型MMORPGとしてリリースされた《ソードアート・オンライン》。仮想空間にダイブすることで、まるで別世界に降り立ったかのような体験できるゲームに、多くのプレイヤーたちが魅了されていました。100層にも及ぶ巨大な城、アインクラッドが空に浮かぶ姿は誰もが子供の頃に夢見た理想の世界──。
プレイヤーの1人であるキリトも、そんなSAOの世界を満喫していた正式サービス開始当日。ふと、ログアウトボタンが消えていることに気が付き戸惑うなか、広場に集められたキリトおよびゲームプレイヤーたち。
そこで、ゲーム開発者・茅場晶彦から「ログアウト不可」と「ゲーム内での死亡が現実世界での死に繋がる」という2つの事実を突きつけられます。ゲームであっても遊びではなくなってしまった《SAO》の世界で生き残るため、キリトは一人駆け出しました。
本記事では、キリトたちゲームプレイヤーが仮想世界から現実へ戻るまでの「732日」を出来事とともに振り返ります! 私たちの生きる現実世界においてあと何日後の出来事なのかも併せてご紹介しますので、ぜひ併せてお楽しみください!
本記事には作品のネタバレが含まれます。ご了承くださいませ。
アインクラッドでの出来事を振り返り!
2022年11月6日13時(この出来事まであと0日):リンクスタート
本作の主人公であるキリトこと桐ヶ谷和人(CV:松岡禎丞さん)は、「ナーヴギア(作中のVR機器)」を頭に被り、仮想世界へとダイブします。剣1本でどこまでも行ける世界。カラフルな画面と没入感のある演出に、期待が高まった方も多いのではないでしょうか?
仮想空間なのに現実世界より生きてるって感じがする……と、家族との距離感がわからなくなっていたキリトにとって、ゲームの世界はひとつの居場所でした。そうしてSAOの世界を満喫していたキリトでしたが、「ログアウトボタン」がなくなっていることに気がつきます。
──これはゲームであっても、遊びではない
ゲーム開発者・茅場晶彦(CV:山寺宏一さん)から告げられたのは、プレイヤーが自発的にログアウトすることは不可能だということ。そして仮想世界での死が、現実の死と直結するというものでした。
この時点で既に、213人のプレイヤーがアインクラッドからも現実からも追放されてしまいます。ここから出せと反発する者、信じないと絶望する者。
現実へ帰る手段はただひとつ……このゲームをクリアすること。
2022年12月4日(この出来事まであと28日):第1層ボス攻略
仮想世界に閉じ込められてから、およそ1ヶ月。この間に2000人のプレイヤーが死亡。
未だ、第1層を突破できずにいたプレイヤーたちが、ついにボス攻略会議が開催されます。ディアベルが中心となり、集結する攻略メンバーたち。この時キリトは、本作のメインヒロインであるアスナこと結城明日奈(CV:戸松遥さん)とパーティを組むことに。
──俺はビーターだ
そして挑んだ第1層ボス戦にて、プレイヤーを率いていたディアベルが死亡したことで、βテスターと後発プレイヤーとの間に軋轢が生じます。疑心暗鬼になるプレイヤーたち。
しかしキリトが自らをβテスターでもチーターでもない「ビーター」だと名乗り、プレイヤーたちからの敵視を自身に集めることで攻略メンバーの仲間割れを防ぎました。
ラスト・アタック報酬であるコートを身に纏うキリト。ソロプレイには限界があることをわかっていながらも、自ら孤独の道を歩みます。