オリジナルCDコンテンツ『カラソニ』が2.5次元舞台に! 『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1の上演を記念して、小宮山 嵐の原作版声優・千葉翔也さんと舞台版俳優・岸本勇太さんによる夢の対談をお届け!!
音楽学院に通うボーカリストと作曲家がバディを組み、年に1度の音楽フェス「東京カラーソニック」での優勝を目指すCDシリーズ『東京カラーソニック!!』(カラソニ)。
2021年7月よりリリースが始まり、2022年2月には初のオフィシャルイベント『東京カラーソニック!!』Special Live~Begin on buddy~を開催。現在展開中のCD 2ndシーズン「Growing」に続き、3rdシーズン「Trust」とデジタル配信シングル「Moments song series」の発売も控えている、話題沸騰中のコンテンツです。
そんな本作がついに舞台化され、『東京カラーソニック!!』the Stage Vol.1(ソニステ)として、2023年2月18日(土)~26日(日)東京・シアター1010にて上演決定!
キャストには岸本勇太さん、北川尚弥さん、山﨑晶吾さん、高本 学さん、北村健人さん、樋口裕太さん、安井一真さん、小波津亜廉さん、松村龍之介さん、阿部快征さんといった、2.5次元作品で人気の俳優陣が集結しています。
この公演を記念して、登場人物の1人・小宮山 嵐を原作CDで演じる声優・千葉翔也さんと、舞台版で嵐を演じる岸本勇太さんによるスペシャル対談が実現! 今回が初対面という2人から、果たしてどんなお話が飛び出すのか? “W嵐対談”をご覧ください!
原作版声優と舞台版俳優、それぞれから見た小宮山 嵐というキャラクターとは……?
――お2人はこの対談で初対面とのことですが、お互いの第一印象はいかがですか?
千葉翔也さん(以下、千葉):スラッと背が高くて、大きいなと思いました。俳優さんとお話しするのは、めちゃめちゃ緊張しますね。
岸本勇太さん(以下、岸本):僕も声優の方とお話しをするのは、今回が初めてです。
千葉:僕と年齢も近い方だと思っていたのですが、実際にお会いしたらオーラが違いました。
岸本:そんなことないですよ!
千葉:ちなみに『カラソニ』には、舞台版の脚本から入ったんですか? それとも、原作CDや楽曲を聴いてからですか?
岸本:最初はキャラクターのビジュアルやドラマCDから触れて、むしろ舞台の脚本はだいぶ後になってからです。
千葉:ということは、僕が演じた嵐のイメージが強い?
岸本:千葉さんが演じた嵐のイメージから役を作っていく感じでした。実はここに来るまでの間も、嵐のキャラクターソング「NEW DEVIATION」を聴いていたんです。
千葉:そうなんですか! ありがとうございます(笑)。
――嵐に対して、お2人はどんなイメージをお持ちですか?
千葉:最初に演じた時から一貫して抱いている、嵐らしさというものがあるんです。歌いたい気持ちの強さ、複雑な家庭環境、父と兄弟の関係性……そして、ぶっきらぼうな口調とは裏腹に、意外と気遣いができたり、自己肯定感が低かったり。全部ひっくるめて、とても人間らしいキャラだと思っています。
岸本:男から見てカッコいいと思える男だな、と。難しい状況の中でも夢を追い続ける姿勢にすぐ惚れ込みましたし、そこを土台に役作りをしています。僕も音楽が好きで、この世界に入ったのもダンス&ボーカルのオーディションを受けたのがきっかけなので、嵐に近いものを感じました。
原作CDで千葉さんが演じる声とお芝居を聴いた瞬間、嵐が立体的に浮かび上がって目の前に現れたような……。すごく興奮しましたし、そんな彼を舞台で演じられる嬉しさでいっぱいになりました。
千葉:意識的にカッコよく演じているわけでも、声質が二枚目とかでもなく、総合的にカッコよくなればと思いながら役作りをしているので、男が憧れる男という言葉をいただけて光栄です。
岸本:僕は『カラソニ』の中で、嵐が1番カッコいい男だと思っています。
千葉:“音楽で世界を変える”と真剣に言えるのも、彼のいいところですよね。
岸本:本気じゃなければ、口に出せませんからね。胸を張って言えるのは、それだけの覚悟があるってことですから。
嵐を演じるうえで……役作りのポイントから、舞台版・嵐のビジュアルの感想まで
――岸本さん扮する舞台版・嵐のビジュアルをご覧になった感想は?
千葉:写真を見た瞬間、感動しました! 嵐は昔、グレていた時代があっただけに、髪色がヤンチャで服装はストリート系ですが、それを上品に、しかもシンプルにカッコよく仕上げているのがいいですね。
立体的な嵐の立ち姿を見るのは初めてですが、すごくしっくりきました。特に目。鋭さの中に優しさがあって……。僕は嵐を長く演じてきたからこそ、彼の優しい部分を知っているので、岸本さんの表情からそれが感じ取れて、“カッコいい! まさに嵐だ!”と思いました。
岸本:嬉しいです。衣裳を着て撮影した時が、初めて嵐になった瞬間だったので。
嵐はただ突っ張っているわけではなく、芯の強さと熱さを持ち合わせたキャラなので、どう表現すればその良さや生き方が伝わるのかな、と考えながら撮影しました。嵐についての試行錯誤はこんな風に、舞台の幕が上がり、公演が終わるまで続いていくんだと思います。
――千葉さんがカッコよく嵐を演じているから自分も、というプレッシャーは?
千葉:ないでしょ!?
岸本:いえ、もちろんありました! 先程もお話ししましたが、僕は嵐の「NEW DEVIATION」という曲が好きで、違う作品のお仕事前にも聴いているくらいなんです。
不安や憂鬱な時でも気が付いたら曲にノッていて、最後のサビの部分ですごくテンションが上がるんですよね。だから撮影に行く時も聴いていましたし、撮影中も曲をずっと流してくださっていたので、ずっと千葉さんの声からカッコよさを感じ取りまくっていました(笑)。
千葉:嬉しい! 「NEW DEVIATION」はストレートな曲なので、聴いてくださる方の感想がすべてだと思っているんです。気分がアガると言っていただけて幸せです!
▼「NEW DEVIATION」収録
――千葉さんが嵐を演じるうえで大切にしていることは?
千葉:ウソをつかないことでしょうか。嵐は覚悟を持って、言いたいことをしっかりと表現できるキャラなので、迷いのなさは出したいなと思っています。自分を大きく見せようという気負いはなく、できるところまでやるという自負がある、そこを押さえておけば、どのキャラとの掛け合いもやりやすいですね。
ただ、演じるうちにどんどんお芝居が明るくなってしまい、毎回“もう少し不良っぽくていいかも”と言われています(笑)。
――岸本さんはこれからどのように嵐を演じようと?
岸本:音楽が好きという気持ちが、嵐を突き動かす原動力だと思っているんです。僕も音楽がすごく好きで、その時の気分やシーンに合った曲を聴くなど、音楽への想いや取り入れ方がけっこう近いので、そこが僕が嵐を演じるうえでの強みであり、根っこになるところなんじゃないかと。
千葉:嵐は元ヤンでケンカが強いというキャラなのですが、僕はヤンキーどころか、ケンカさえしたことがないから、強さを出すのが難しくて。岸本さんは不良っぽい役もけっこう担当されているようですが、そんな時はどんな風に演じていますか?
岸本:僕自身もヤンキーの経験はありませんが、ヤンチャな役を演じるのは好きなんですよね。そのうえ嵐には、熱さや優しさもあるから大好物です!(笑)