ソラが振り回されるパターンが増えて、ますます賑やかになっていきます│秋アニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』連載インタビュー：田中美海さん（ソラ役）

レインは“聖母”!?

――これまでのレインの活躍についてはどうご覧になりましたか？

田中：原作とコミカライズを読ませていただいたときからすごくいい人だなと感じていたんですが、声がついて動くことでよりいい人感が出たというか、聖母感がありました。

――聖母なんですね（笑）。

田中：優しすぎて「お人好し」と何回も言われている通り、なんの打算もなく誰かのために行動できるのがすごいです。それでいて仲間が傷つけられたら、容赦なくいくところもかっこよくて。でも、ちゃんと手加減はする。アリオスとの戦闘なんて、本当だったらコテンパンにできたと思うんですが、そこまでは絶対にしないんです。誰に対しても思いやりがあるところがいいなと思います。そりゃあ、カナデもタニアも好きになっちゃいますよ！

――ソラも、ルナもそういう部分に惹かれたんでしょうね。

田中：そうですね。ソラはもう第6話で話し合いに応じた時点でだいぶ信頼を置いていたと思います。だからこそ迷惑を掛けたくなくて助けを求めなかったのに、レインはそれを察してくれた。本当に清らかな心を持っているんだなと感じました。

――第7話には勇者パーティーも登場しましたが、レインとは本当に対照的ですよね。

田中：でも、一周回って愛おしく見えてきました。レインたちにまったく敵わなかったのにずっと上から目線で、鋼のメンタルだなと思って（笑）。有能なレインくんを手放して残念だったね～という気持ちで見てしまいます。

――（笑）。タニア役の大久保瑠美さんは「3周くらいまわって助けてあげたくなりました」とおっしゃっていましたよ。

田中：わかります！　瑠美さんとはアフレコ現場でもお話する機会があるんですが、アリオスのモノマネがすごく面白いんです。私が現場に入ったばかりの頃、彼のぶっ飛んだところをしっかり再現しながらアリオスがどんなキャラクターなのか教えてくださったのが印象的でした。

アリオスは島﨑（信長）さんの「小者感」の出し方もすごく光っているなと感じます（笑）。ここまでやるんだというこだわりに圧倒されました。

――ここまでご覧になって、カナデとタニアに関してはどのような印象をお持ちになりましたか？

田中：カナデはとにかくしっぽが常に動いているのがかわいいです！　それから猫霊族という絶滅寸前の存在なのに、悲しい素振りを見せることもなくレインに献身的に協力しているところがなんて健気でいい子なんだろうって。そういうまっすぐなところが大好きです。

タニアはカナデよりはお姉さんなのかなと思って最初は見ていたのですが、二人がレインの隣のベッドを巡って張り合うところを見ると意外と同じくらいの精神年齢なのかなと思いました。あとはやっぱりツンデレっぽいところです。ただツンデレっぽいだけじゃなくて、ツンツンしたセリフを言いながら素直に気持ちを表現するところが新鮮ですし、かわいいなって思います。

――ソラとルナが加入して、どんな化学反応を見せてくれるのかも楽しみです。

田中：ソラとルナがちっちゃい子な上、キャンキャン言い合う場面も増えてくるので、対照的にカナデとタニアはさらにお姉さんっぽさが増していきます。パーティー全体の関係性の変化にも注目していただきたいです。

――ソラとルナがどんな能力を見せてくれるのかも気になるところです。

田中：ソラとルナは一番魔力を持っている精霊族なので、この先かなり活躍する場面が出てきます。レインたちのことを助ける展開もあるので、期待してくださって大丈夫です。

二人に関してはご飯を食べるシーンにも注目していただきたいです。おいしそうに食事するシーンがたくさん出てきますし、何より目をキラキラさせる二人がとにかくかわいいんです。楽しみにしていてください。

――ありがとうございます。では最後に、第8話以降の物語の見どころについても聴かせていただけますか？

田中：エンディングをご覧になっていればわかると思いますが、これからさらに仲間が増えていきます。レインが一家の大黒柱として存在感を増していって、ファミリー感もどんどん強くなっていきます。孤独だったレインのまわりに気づけばたくさんの仲間がいて、お互いに支え合う状況になっている。そういった部分もじっくり描かれていきますので、最後までレインたちを見守っていただけたら嬉しいです。

連載バックナンバー

連載｜01

レイン役 千葉翔也

連載｜02

カナデ役 和氣あず未

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連載｜03

タニア役 大久保瑠美

連載｜04

ソラ役 田中美海

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連載｜05

ルナ役 指出毬亜

秋アニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』作品情報

放送・配信情報

2022年10月からTOKYO MXほかにて放送中＆ ABEMAにて地上波先行・独占先行配信中!

【放送情報】
TOKYO MX：毎週日曜日22：00~
読売テレビ：毎週月曜日26：39~
テレビ愛知：毎週月曜日26：35~
BSフジ：毎週火曜日24：00~
AT-X：毎週火曜日21：00~ 【リピート放送】 毎週木曜日 9：00~/毎週月曜日 15：00~

【配信情報】
ABEMAにて毎週土曜日22：00~
地上波先行・独占先行配信！ ※その他配信サイトも順次配信

イントロダクション

「――レイン。君はクビだ」
勇者と共に魔王討伐を目指すビーストテイマーのレイン。 ところがある日、仲間から役立たずと罵られ、勇者パーティーを追放され てしまう。

自由に生きようと冒険者の道を選んだレインは、試験の最中、魔物に襲われている少女カナデに遭遇。

カナデを逃すために身を挺すが、彼女は魔物を一撃で倒してしまう。カナデこそ規格外の力を持つ「最強種」の一つ、猫霊族の少女だった!

レインの才能と優しさに惹かれたカナデが告げる。

「私を、使役してみる?」

最強の猫耳少女と契約し、冒険者として新たな人生を歩み始めるレイン。

だが、レインを追放した勇者たち、そして別の「最強種」がその力に気づき――。

スタッフ

原作：深山 鈴・茂村モト (掲載「マンガUP!」スクウェア・エニックス刊)
監督：濁川 敦
シリーズ構成：あおしまたかし
キャラクターデザイン：山本周平
メインアニメーター：田邉 博
プロップデザイン：染谷友梨花、りお
美術監督：田尻健一、村田裕斗
色彩設計：小山知子
撮影監督：松本乃吾
編集：新見元希
CGディレクター：山本ゆきえ
音響監督：本山 哲
音楽：林ゆうき、桶狭間ありさ、近谷直之
音楽制作：日本コロムビア
アニメーション制作：EMTスクエアード
製作：「ビーストテイマー」製作委員会

キャスト

レイン：千葉翔也
カナデ：和氣あず未
タニア：大久保瑠美
ソラ：田中美海
ルナ：指出毬亜
ニーナ：高野麻里佳
ステラ：高橋李依