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秋アニメ『ビーストテイマー』連載インタビュー:指出毬亜

自分にない部分を持っているルナを演じるのは新鮮で楽しかった│秋アニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』連載インタビュー:指出毬亜さん(ルナ役)

意外な収録方法!?

――ルナを演じる際に、音響監督さんから何かリクエストされたことはありますか?

指出:街の子どもたちと会話する第8話の冒頭は、音響監督さんとご相談しながら何度かやらせていただきました。最初は人間に怯えていたのに、褒められたらどんどん調子に乗って中二病チックに盛り上がっていくという流れなんですが、子どもたちに「なんだなんだ?」と思わせるようなお芝居をするのがなかなか難しくて。ルナは言葉づかいも特徴的ですし、おどろおどろしさも出さないといけないので、何度も修正しながら頑張って演じました。

――ルナとソラの関係性をご覧になって、どんな印象をお持ちになりましたか?

指出:ソラがレインに対してすぐドギマギする照れ屋さんなので、その彼女をルナがからかうシーンはいつもかわいいなと思って見ています。でも、ふとしたときにルナとソラが形勢逆転するときがあるんです。例えば、武器屋で鞭を見たルナがあれこれ言って、ソラにレインの妄想をさせるシーン(第8話)。いじりまくってうろたえさせるんですが、恥ずかしくなったソラにポカポカされて降参するんです。ソラからお姉ちゃんとしての強さを感じましましたし、逆転劇が楽しかったです。

――アフレコはグループごとの分散収録と伺いましたが、ソラ役の田中さんとは一緒に収録できたんですか?

指出:はい。ただ、アフレコ現場にはブースが2つあって、部屋は別々だったんです。一緒にいるシーンが多いからこそ部屋を分けたいとのことで、ヘッドフォンでお互いの声を聞きながら演じました。

――そうだったんですね。

指出:第7話だけ同じブースで収録して、他の話数は別々のブースでした。

――キャラクターがいつも一緒にいるからこそ、別々のブースにするという発想はなかったです。

指出:声が被らないようにするための配慮だったんだと思います。でも、アフレコ前に美海さんとコミュニケーションを取っていたので、なんの心配もなかったです。合わせ台詞もかなり多かったんですが、それも美海さんが引っ張ってくださって。耳元から聞こえる美海さんの息遣いに合わせて演じるのが楽しかったです。

――ソラとの掛け合いで印象に残っているシーンはありますか?

指出:合わせるのが大変だったシーンだと、やっぱり魔法です。第8話の「メモリーサーチ」のように、ルナとソラは基本的に二人で同時に詠唱するんです。同じブースで隣に美海さんがいれば、相手の動きを見たり、顔を見合わせたりしてタイミングを計れるんですが、耳しか情報がないとなかなかタイミングが掴めなくて。ただ1回でいけることも結構あったので、相手が美海さんでよかったなと思いました。

――息ぴったりだったんですね。ところで、第8話というとみんなで水浴びをするシーンや「メモリーサーチ」のあとなでなでを要求するシーンなど、ルナとソラのかわいらしいシーンもたくさんありました。

指出:水浴びのシーンはテンションが高くて最高でした。不慮の事故でレインに覗かれたあと、ルナとソラの反応が対照的だったのもこの二人らしいなと思って。裸を見られたのを気にするソラに対して、全然気にしていないルナがフォローに回るんです。その関係性がいいなと思いましたし、カナデやタニアとも仲が深まって、それぞれの関係性が見えたのもよかったです。かわいい女の子たちの日常をちらっと覗き見できた気分です(笑)。

なでなでを要求するシーンは、カナデとタニアから聞いていいなと思ったんでしょうね。レインたちと一緒に過ごすようになって、どんどん仲が深まっているんだなと感じましたし、他人とのふれあいに感情が動かされるようになったんだと思うと私も嬉しくなりました。人間をはじめ、他の種族とは関わらないような生き方をずっとしてきたと思うので。

――第9話では、レインと一緒に散歩するシーンもありました。

指出:ソラとルナにとっては見る物すべてが新鮮で、本当に人間の世界を知らなかったことがわかりましたし、レインが世界を広げてくれたことが伝わってきました。二人ともずっと目をキラキラさせているのがかわいかったです。

「外れ使い魔」と自虐するシーンも面白かったです。でも、カナデやタニアのようにレインの力になれず、契約しても何も力を与えられていないと不安になるところは、実はすごく切ないシーンだなと思って……。精霊族に見放された二人からすると、「必要とされない」状況って恐怖しかないんです。それが見えたシーンでもありますし、すぐにレインが「そんなことないから!」と否定してくれたのが嬉しかったです。

――指出さんご自身から見たレインはいかがですか?

指出:羨ましいです! あんなにかわいい女の子たちと一緒にいられて、なでなでもできるなんていいなぁと思いつつ、努力家で優しくて、謙虚なレインだからこそ最強種の子たちから信頼されるんだろうなと思いました。レインを助けてあげたいという気持ちが芽生えると同時に、この人なら助けてくれるという安心感が生まれるから、このパーティーがここまで温かい雰囲気になったのかなと思います。

――では第10話以降の見どころについても聞かせていただけますか?

指出:この先もかわいい女の子たちがたくさん出てきます。レインはその子たちとどんな関わり方をするのか、ぜひ楽しみにしていてください。

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連載|01
レイン役 千葉翔也
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連載|02
カナデ役 和氣あず未
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タニア役 大久保瑠美
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連載|04
ソラ役 田中美海
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連載|05
ルナ役 指出毬亜
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秋アニメ『勇者パーティーを追放されたビーストテイマー、最強種の猫耳少女と出会う』作品情報

放送・配信情報

2022年10月からTOKYO MXほかにて放送中& ABEMAにて地上波先行・独占先行配信中!

【放送情報】
TOKYO MX:毎週日曜日22:00~
読売テレビ:毎週月曜日26:39~
テレビ愛知:毎週月曜日26:35~
BSフジ:毎週火曜日24:00~
AT-X:毎週火曜日21:00~ 【リピート放送】 毎週木曜日 9:00~/毎週月曜日 15:00~

【配信情報】
ABEMAにて毎週土曜日22:00~
地上波先行・独占先行配信! ※その他配信サイトも順次配信

イントロダクション

「――レイン。君はクビだ」
勇者と共に魔王討伐を目指すビーストテイマーのレイン。 ところがある日、仲間から役立たずと罵られ、勇者パーティーを追放され てしまう。

自由に生きようと冒険者の道を選んだレインは、試験の最中、魔物に襲われている少女カナデに遭遇。

カナデを逃すために身を挺すが、彼女は魔物を一撃で倒してしまう。カナデこそ規格外の力を持つ「最強種」の一つ、猫霊族の少女だった!

レインの才能と優しさに惹かれたカナデが告げる。

「私を、使役してみる?」

最強の猫耳少女と契約し、冒険者として新たな人生を歩み始めるレイン。

だが、レインを追放した勇者たち、そして別の「最強種」がその力に気づき――。

スタッフ

原作:深山 鈴・茂村モト (掲載「マンガUP!」スクウェア・エニックス刊)
監督:濁川 敦
シリーズ構成:あおしまたかし
キャラクターデザイン:山本周平
メインアニメーター:田邉 博
プロップデザイン:染谷友梨花、りお
美術監督:田尻健一、村田裕斗
色彩設計:小山知子
撮影監督:松本乃吾
編集:新見元希
CGディレクター:山本ゆきえ
音響監督:本山 哲
音楽:林ゆうき、桶狭間ありさ、近谷直之
音楽制作:日本コロムビア
アニメーション制作:EMTスクエアード
製作:「ビーストテイマー」製作委員会

キャスト

レイン:千葉翔也
カナデ:和氣あず未
タニア:大久保瑠美
ソラ:田中美海
ルナ:指出毬亜
ニーナ:高野麻里佳
ステラ:高橋李依

(C)深山鈴・茂村モト/「ビーストテイマー」製作委員会
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