この記事をかいた人

- タイラ
- 99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えない間「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行いライターに。
『ぼざろ』原作のキャッチコピーは「陰キャならロックをやれ!」となっています。
上記の通りぼっちで陰キャのひとりがロックしていく物語なので、作品をうまく表現していますしインパクトがあって良いキャッチコピーだと思います。
本作は自分に自信のないキャラクターが、好きなことややりたいことに本気で取り組み、成長していく物語。故にひとりに共感したり、自分を重ねながら見ることができるのです。
誰でもコンプレックスのひとつやふたつ持っていて、自分の好きなことや、やりたいことを探しながら日々生活しています。
筆者もうまくいかない日常の陰々滅々とした気持ちをブログに書き続けるうちに、ライターを仕事にしたいと思うようになったので、現実を忘れ、ギターに没頭していく彼女の気持ちに共感できました。
日々嫌なことばかりだけど、ひとりと一緒に何か頑張ってみようかな……という気持ちにさせてくれるのが『ぼざろ』なのです。まさに、人生の教科書のような作品ですよね。
ロックじゃなくても、何でも良いのです! 読書でもゲームでも映画鑑賞でもオタクでも。陰キャなら、辛いなら、何でもいいから好きな事をやれ!
そういう風に背中を押してくれる優しい作品なのではないでしょうか。
劇中でひとりが初めての作詞にチャレンジする姿が描かれます。彼女は多くの人が共感できる素敵な歌詞を目標に描き始めるのですが、暗い性格のひとりには全く思いつきません。
悩んでいる彼女にベースのリョウが「多くの人に刺さらなくても、ひとりと同じ気持ちの誰かに深く刺されば良い」というアドバイスをします。
そこで完成したのが「ギターと孤独と蒼い惑星」。彼女に見えている世界、ストレートな想いが込められた楽曲になっています。
「誰にも理解されないだろうな」「でも誰かに理解してほしいな」という、矛盾を孕んだ気持ちを昇華して、何かを残す。芸術の本質的な部分を描いたエピソードですよね。
音楽に限らず、アニメや漫画、映画、ダンス、絵画などなどどんな創作物にもそういった側面があるかと思います。さらっとこのようなメッセージを伝える『ぼざろ』、ニクいぜ!
12月10日(土)より、第10話「アフターダーク」が放送される『ぼざろ』。
アニメシリーズも終盤を迎えますが、これからも盛り上がりを見せる事間違い無しの本作を共に楽しんでみませんか?
きっとあなたも結束バンドの楽曲や彼女たちの姿に共感し、明日を活きる活力が湧いてくると思います!
||◤あらすじ&先行カット公開◢||
— TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式 (@BTR_anime) December 6, 2022
第10話「アフターダーク」
文化祭の準備が始まり、ひとりは体育館ステージの出し物にバンドで出演しチヤホヤされたい欲求と、緊張で失敗する恐怖の狭間で揺れ動く……https://t.co/08U39kjsTI
📅12/10㈯ 24:00~
📺TOKYO MXほかにて放送開始#ぼっち・ざ・ろっく pic.twitter.com/0yt40fg7l0
99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えなかったので、「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行い、ライターに舵をきりました。面白いコンテンツを発掘して、壁に向かってプレゼンするか記事にしています。アニメ、お笑い、音楽、格闘ゲーム、読書など余暇を楽しませてくれるエンタメや可愛い女の子の絵が好きです。なんでもやります!