Argonavis「伊藤昌弘」氏×新進気鋭のロックバンド「STRIX」のスペシャル映像収録に潜入してきた
11月某日都内のスタジオにて、アニメ、舞台、声優によるリアルライブ等、様々なメディアミックスを展開する「from ARGONAVIS」より、函館の大学に通う5名で結成されたバンド「Argonavis」のボーカルの七星 蓮役として活躍中の伊藤昌弘氏と、10月にデビューしたての新進気鋭のバンド「STRIX」がタッグを組んで収録を行うという情報をつかみ、早速潜入をしてきた。
スタジオはライブなどのリハーサルなどでも使われる大きめの部屋ではあったのだが、所狭しと楽器やアンプ、そして多数のカメラ機材で埋め尽くされていった。
機材規模からも今回の収録にかける熱量の高さがうかがえる。
御存知の通り、伊藤氏はARGONAVISのメンバーとして破竹の勢いで活躍している売れっ子の声優、シンガーソングライターだが、「STRIX」の名を知らない方もいると思うのでここで紹介しておこう。
「STRIX」は豊島区Hareza池袋発のバンドでアニソンを中心にインストゥルメンタル演奏で活動をしている。ただのバンドではなく、豊島区の高野区長を名誉委員長とした公益財団法人としま未来文化財団の連携による「Hareza池袋での音楽によるアニメのまちづくり実行委員会」がバンド名の命名者となっている。
メンバーはKey.匠、Dr.isamu、Gt.Ray、Ba.ENAの4人。メンバーそれぞれ過去にプロのバックバンドなども務めていた実績もあり、その腕前には目を見張る物がある。ゆくゆくはボーカル加入の話も挙がっているとのことで、これからに期待だ。
そんな「STRIX」が今回ARGONAVISの伊藤昌弘氏とのコラボ演奏動画を収録するということで潜入をしてきたが、これが非常に完成度が高く筆舌に尽くしがたい。観客を動員すれば大喝采で終えたことだろうと思える内容だった。
早速紹介していこう。
今回は映画「SLAM DUNK」の公開に合わせて「君が好きだと叫びたい」「世界が終わるまでは」の2曲が収録された。
1曲目の「君が好きだと叫びたい」はテレビアニメ前期オープニングテーマとして起用された楽曲で、90年代アニメを通った人なら誰もが知っていると云われる名曲の一つ。
匠によるアレンジされたイントロとそれを支えるENAが務めるベースの重低音にisamuのビートが組み合わされ、聞き親しんだはずの旋律たちを新たな形へと昇華させる。Rayの勢いのあるギターが音全体を牽引しているところにも是非注目だ。
そんな懐かしくも新しい音楽に舌鼓を打っていたところに真打ち登場。伊藤氏の爽やかながらも力強い歌声が鳴り響いた。90h年代ソング特有のメロディラインに「STRIX」のアレンジ、そして伊藤氏の歌声が混ざり合うことで最大級のエモさへと仕上がっていたのだ。間奏のギターソロから落ちサビのくだりは必聴だ。これが事前の示し合わせがなく当日ぶっつけ本番というのだからポテンシャルが計り知れない。
更に、筆者が良いなと思ったポイントがある。プロの現場といえば時に厳しく、音の機微を感じ取り作り上げていくギスギスピリピリしたイメージが強かったのだが、全員が楽しそうに「音楽を楽しむ」という本来音楽たる、あるべき姿を見せてくれたのだ。これで良いものが作れないはずがない。テイクを重ねれば重ねるほど洗練されていく姿に一種の憧れすら抱いた。ぜひ動画にて確認してほしい。
1曲目から一転、一気に大人の色気を存分に奮った2曲目は名作中の名作。
「世界が終わるまでは」
「ギターが泣く」
という表現はこのような演奏をいうのだろう。イントロのギターリフで一気にこの曲の世界観に引きずり込まれた。懐古に相まって郷愁すら覚える伊藤氏の荒々しくも心に訴えてくるハートフルな歌声、特にBメロからサビに掛けては最早尊さすら覚えた。音楽の厚みを担うベースの存在感や、盛り上げに一塩となるドラムの力強さ、全体の調和にスパイスを与えるキーボード、これらの一つ一つの音が絶妙なバランス感覚で符合しあった真骨頂こそが、この楽曲たらしめるところなのだろう。
何度も書くが、これが事前の示し合わせがなく当日ぶっつけ本番というのだからポテンシャルが計り知れない。ライブ実施の際にはどれだけの音楽が降り注ぐというのだろうか。
あっという間に終わった収録となった。恐らくこの記事が公開される頃には今回の動画も既にSTRIX Channel(https://www.youtube.com/@strixchannel1449)にも公開されていることと思うので読者はぜひとも動画で堪能してほしい。
STRIXは定期的に池袋の中池公園にて路上ライブを行っているので、立ち寄りの際には是非とも見に行ってみてほしい。また、今後はライブハウスでのライブや伊藤氏を始めとしたアーティストコラボライブなど様々企画を準備中とのことで、今後の展開が楽しみで仕方がない。
伊藤氏については、2023年1月7日(土)・1月8日(日)の2日にわたり開催予定の、『from ARGONAVIS 2nd LIVE -Rezonance-』に、1月8日(日)のDAY2公演に出演予定だ。
さらに、2023年2月には、舞台「ARGONAVIS the Live Stage」第2弾の上演が決定となっており、東京・兵庫を含む全10公演に出演予定。
気になった方は、是非会場に足を運んでみて欲しい。
伊藤昌弘 プロフィール
1992年生まれ、静岡県出身。
2018年5月に、「ARGONAVIS from BanG Dream!」プロジェクトの一環として結成されたバンド・Argonavisにボーカル・七星 蓮役で参加。
2020年1月には少年社中・東映プロデュースの「モマの火星探検記」レイ役で舞台出演。
2020年4月より放送された、TVアニメ「アルゴナビス from BanG Dream!」に出演。
TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガード will+Dress」石亀ザクサ役、アプリゲーム「メギド72」アクィエル役など声優として活躍中。
伊藤昌弘 公式ツイッター(@masahiro__110)
from ARGONAVIS公式ホームページ
from ARGONAVIS公式Twitter(@ARGONAVIS_info)
STRIX プロフィール
Gt.:Ray Ba.:ENA Key:匠 Dr.:isamu
豊島区Hareza池袋発のバンド。バンド名の「ストリクス」は、豊島区の高野区長を名誉委員長とした、公益財団法人としま未来文化財団の連携による、「Hareza池袋での音楽によるアニメのまちづくり実行委員会」より拝命。
現在は中池袋での屋外ライブを行っており、インストゥルメンタルを中心演奏活動中。今後は豊島区内のさまざまイベントなどにも出演予定
STRIX公式YouTube
STRIX公式ツイッター(@STRIX_NEST)
NEST Production公式サイト
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