2.5次元
舞台『リコリコ』河内美里&本西彩希帆インタビュー

『リコリコ』は全員が愛すべきキャラクター! 役作りは「キャラクターと自分が寄っていく感覚」│舞台『リコリス・リコイル』千束役・河内美里さん&たきな役・本西彩希帆さんインタビュー

治安維持組織「DA」に所属する2人の少女の成長と絆を描いたオリジナルアニメ『リコリス・リコイル』。毎話放送中にTwitterでトレンド入りを果たし、フォロワー数もオリジナルアニメとしては異例の38万人を突破!

そんな『リコリコ』の勢いは放送終了後も止まらず、2022年11月には舞台化が発表されました! 2023年1月7日(土)〜1月15日(日)、天王洲 銀河劇場にて上演となります。

今回、さっそく錦木千束を演じる河内美里さんと井ノ上たきなを演じる本西彩希帆さんにインタビューを実施! アニメ『リコリス・リコイル』の魅力やお気に入りシーン、舞台への意気込みを語っていただきました。

なお、アニメイトタイムズではTVアニメのキャスト・スタッフインタビュー連載を掲載中。本インタビュー読了後に、ぜひチェックしてみてくださいね。

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リコリス・リコイル
平穏な日々――その裏には秘密がある犯罪を未然に防ぐ秘密組織――「DA(ディーエー)(DirectAttack)」。そのエージェントである少女たち――「リコリス」。当たり前の日常も、彼女たちのおかげ。歴代最強のリコリスと称されるエリート・錦木千束、優秀だけどワケありリコリス・井ノ上たきなが働く喫茶「リコリコ」もその支部のひとつ。ここが受けるオーダーは、コーヒーやスイーツの注文から、こどものお世話、買い物代行、外国人向けの日本語講師etc、「リコリス」らしからぬものばかり。自由気ままな楽天家、平和主義の千束とクールで効率主義のたきな、二人の凸凹コンビのハチャメチャな毎日がはじまる!作品名リコリス・リコイル放送形態TVアニメスケジュール2022年7月2日(土)~2022年9月24日(土)TOKYOMX・BS11ほか話数全13話キャスト錦木千束:安済知佳井ノ上たきな:若山詩音中原ミズキ:小清水亜美クルミ:久野美咲ミカ:さかき孝輔春川フキ:河瀬茉希乙女サクラ:小市眞琴楠木:沢海陽子吉松シンジ:上田燿司真島:松岡禎丞ロボ太:榊原優希蛇ノ目エリカ:八神結香スタッフ原作:SpiderLily監督:足立慎吾ストーリー原案:アサウラキャラクターデザイン:いみぎむる副監督:丸山裕介サブキャ...

2人もハマった『リコリス・リコイル』。気になっているキャラクターは?

ーーお二人はアニメ好きなんですか?

二人:大好きです!

ーーこれまでもアニメ作品を舞台上で演じてきていると思いますが、アニメの世界を舞台で観る魅力はどこにあると思いますか?

錦木千束役・河内美里さん(以下、河内):アニメや漫画という、ひとつ(次元を)隔てたところにあるものを我々役者が体現し、生の空気感や臨場感をお客さんに体感していただくことが魅力だと思います。

私はアニメが大好きなので、アニメの舞台化が発表されると、あのシーンはどうなるんだろう!って思うんです。なので役者としては、舞台でできる最大限のものをお見せすることが醍醐味だし、それはきっとお客さんの心に残るものだと思うので、やりがいがあります。

井ノ上たきな役・本西彩希帆さん(以下、本西):私もアニメファンなので、お客様にどう思われるかは考えますし、どのシーンを大切にして、どういう関係性を見たいのかをしっかり考えてやらなければいけないと思っています。やっぱり舞台でしか味わえない臨場感を伝えるのが私たちの仕事なので、アニメが好きな人が舞台を観に来てくれて、それで舞台を好きになってくれたら嬉しいし、そこは勝負というか。私たちがやらなければいけないことだなと思います。

河内:そうですね。これまでいろんな舞台に出演させて頂きましたが「観に来たらやっぱり良かったです」という声をたくさんいただくので、舞台は舞台の良さがあるからハマって欲しいな、と思います。

ーーアニメでヒットした『リコリス・リコイル』が舞台化すると聞いたときは、どう思いましたか?

河内:アニメが終了してそんなに時間が経っていないので、アニメの勢いもお借りしつつ、舞台をお届けする力の入り具合にワクワクしましたし、千束という役をいただいたときは、まだ舞台の情報解禁前だったので、どのくらいの反響があるかわからなかったんです。だから、舞台が見向きもされなかったらどうしようと不安だったんですけど、発表後の反響はすごかったですし、あとはしっかりと稽古をするだけだな!と思いました。

本西:アニメの公式ツイッターのフォロワー数がとてつもないことになっていて驚いたんですよ。たきな役として出演が決まったときは、これだけたくさんのファンがいる作品を背負わせていただくことがプレッシャーで、情報解禁時の「いいね」の数にもビビっていて。

でも、今日撮影で美里さんに会ったら、大丈夫だ!って思えて、安心しました。美里さんや他のキャストの皆さんと一緒に、愛を持って大事に育てていけば、絶対に受け取ってくれる人はいるから、自分たちが届けたいものを明確にしていけばいいんだなと思えたんです。だから今は、舞台化できることをすごく幸せに感じています。

ーー本日はパンフレットのビジュアル撮影後の取材で、稽古は今後始まっていくかと思います。そのため、まずはTVアニメ『リコリス・リコイル』のお話をしていければと思いますが、作品との出会いを教えてください。

本西:私は自分のブログで、気になっているアニメをファンの方に毎クール聞いているのですが、そこで『リコリコ』が面白い!って聞いていたんです。でもそのときは観ていなくて、このお話をいただいてから観たんですね。そうしたら、どうして今まで観ていなかったんだろう!っていうくらい面白くて! だから今(インタビュー時)、続きを待っている状態です(笑)。

河内:私はリアルタイムで観ていたんですけど、私のファンの方と、『リコリコ』のファン層がかぶっていたみたいで、みなさんも盛り上がっていたんですよね。なので、みんなに嬉しい報告ができるなぁと思っていました。アニメはテンポがすごく良くて、続きが気になる展開で、戦う女の子同士に絆が生まれていくところが面白かったです。だから私も続きが早く見たい!

ーーミカとヨシさん(吉松シンジ)なども含め、ペアとかバディの良さがありましたが、気になったコンビというと?

河内:ミカとヨシさんの関係にはもちろん驚きましたけど、クルミとミズキのやり取りが微笑ましくて好きですし、喫茶リコリコのメンバーの他愛もない会話も好きでした。その中にたきなが来て、初めて笑うところとか、楽しそうで良かったなぁって思いましたし、居場所ができたんだね!って嬉しくなりました。最初はDAに戻りたい気持ちが強かったのに、友情が生まれたことで、たきなも前に進んでいけたんだなと思いました。

本西:私はやっぱり千束とたきなの2人が好きで。最初、たきながDAに戻れるように、千束がいろいろと力添えしてくれるじゃないですか。そこからたきなの中で千束と一緒にいたいという気持ちが出てくるのが愛おしすぎて! 

だから、千束の心臓が人工心臓だとわかったときは何で?って思いました。そんなのツラすぎる!って。後半はたきなの想いも強くなっていくので、そこへの道筋はしっかり作りたいなと思いました。喫茶リコリコに居場所を作ってくれたのは千束だから、そこの気持ちは大事にしていかないとと感じています。

ーーやはりたきな役としては、たきなが気になりますよね。

本西:やっぱり追っちゃいますよね。

河内:私も舞台が決まってから見返しましたけど、ここを舞台で演じるならどうなるんだろうっていう気持ちで観ちゃいます。2人で買い物に行くシーンとかも楽しそうだし。

本西:パンツのシーン、いいですよね!

河内:あれ、舞台でやれるのかな(笑)。

ーーうん○パフェとかもありましたよね。

本西:それはさっき撮影の小道具にあったので、使われるのは間違いないかなと勝手に思っています(笑)。なので期待していただければと。

ーー気になるキャラクターは誰ですか?

河内:やっぱり真島が気になっています。それこそ千束に似ているところがあるし、彼は彼なりの正義を持っているし、優しさも垣間見れるというか。もしかしていい人なの?って疑問に思う瞬間もあるじゃないですか。その掴みどころのなさと、彼がどうなるのかも気になっています。

本西:ミステリアスのあるキャラは人気があるんですよね。

河内:だいぶ危険なキャラクターではあるんだけど(笑)。

本西:私は気になるというか、純粋にミズキが好きです。

河内:いい味出しているよね。みんなが安心できる存在。

本西:見ていて頑張れ!って思っちゃう。婚活とかも。

河内:現場に駆けつけるとき、めっちゃヘトヘトになっていたもん(笑)。

ーー第5話のサイレント・ジンとの戦いですね。面白さもあるし、頼りにもなるという。

本西:頼りになるけど、基本的にああいう感じでいてくれるところが素敵だと思うんです。

河内:やっぱり大人だなって感じるところがありますね。

ーーでは前半のシーンでいうと、どこが好きですか?

河内:もう選べないですけど、千束が嬉しそうだなって思ったのは、最初の「リコリコへようこそ」のシーンですね。千束も新しくリコリスが来てくれたことが嬉しかったんだろうなって思ったし、あの笑顔がすごく印象的で、かわいい!って思いました。

本西:私は第3話の噴水前での千束とたきなのシーンです。今は次に進むときって「居場所はある。お店のみんなとの時間を試してみない?」って言うところが、もう好き!

河内:あそこは名場面。「私は君と会えて嬉しい。嬉しい嬉しい」。

本西:あんなことを言われたことなんてなかったと思うんです。それを言ってくれる人がいるのは、たきなにとってはすごく幸せなことだったと思うし、ターニングポイントにもなったと思うので、大好きなシーンです。

河内:噴水がキラキラしていて、たきなから見えていた景色は、こんな風に輝いていた気も少しして、ここから2人の物語が進んでいくんだなって思いました。

ーーじゃあ、ぜひたきなを持ち上げましょう!

本西:痩せておきます(笑)。

河内:いやいや、全然余裕だよ!

(C)Spider Lily/アニプレックス・ ABCアニメーション・ BS11 (C)舞台「リコリス・リコイル」製作委員会
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