この記事をかいた人
- タイラ
- 99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えない間「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行いライターに。
男同士の熱い友情って良いですよね。先日公開された『THE FIRST SLAM DANK』でも主人公とライバルのハイタッチに心を打たれましたが、少年漫画的な友情の熱さはやはり素晴らしいものがあります。
『RRR』では、そんな熱いシーンの宝庫。また、仲睦まじくバイクを二人乗りしたり、お互いの事を話し合ったり。時には相棒の恋のキューピットになるなどザ・王道なちょっとバカで愛おしい2人の友情が描かれます。
今日は #いい推しの日 なんだそう😳
— 映画『RRR』公式 (@RRR_twinmovie) November 4, 2022
あなたの推しRRRはどなたでしょう❔
推しキャラクター気になりますねぇ🤔#RRR#推しRRR#追いRRR#RRRMovie#RRR来日記 pic.twitter.com/jh9nWLEew8
思わず、こんな友情羨ましいな……と呟いてしまう程美しく、それが残酷な運命によって引き裂かれるのがまた悲しい。
しかも2人がムキムキなインド人の俳優さんなので顔もヒゲも濃いのがインド映画らしくて良いです。最近の作品だと『ゴールデンカムイ』の主人公・杉本と仲間の白石を連想してしまいます……!筆者は訳合って杉本のために顔に小便をかける白石のシーンが大好きですが、それ以上に仲が良く羨ましい関係がビームとラーマの関係なのです。
彼らの掛け合い、共闘、そして葛藤と対決が本作の見所のひとつですね。
ラーマとビームが出会ったのは、大きな橋の近く。川で魚を捕まえようとした少年が事故に巻き込まれてしまい、少年を救おうと立ち上がったのが彼らです。
橋上と河原で少年を見ていた2人は、お互いが助けようとしていることに気づき協力することに。視線とジェスチャーだけで意思疎通した2人が決行した作戦がこちらです。
色んな意味で、皆さんの想像を遥かに超えるアクションシーンだったかと思います。とにかくツッコミどころも多いんですが、真剣さ、派手さに気圧されてしまい「すげえ」と思うことしか出来ないはずです。
もうひとつ、2人の関係が詰まった素晴らしいシーンがあるのですが少々ネタバレになってしまうので、サムネだけでもお楽しみください。気にしない方は見て大いに笑って、熱くなってください。筆者はこのシーンでずっと泣いていました。
インド映画と言えば、唐突に始まるキレキレのダンスですよね。インド映画を見たことがない人も彼らが陽気に、時には感情をむき出しにして踊る姿を見たことがあるのではないでしょうか。
安心してください、本作でも最高のダンスが用意されていますよ!その名も「ナートゥ」。
上記動画は冒頭のみですが、ナートゥは日本での公開前からYouTubeに全編アップされており、日本国内のインド映画ファンは動画を見て『RRR』の公開は一体いつになるのか楽しみに待っていたそうです。
このダンスは導入も最高。2人に大暴れして欲しいシチュエーションを完璧に作ってから爆発するかの如くキレッキレのダンスをしてくれるので、展開も合わせてとにかくスカッとします。
インドのレコード会社であるT-Series(本家)がアップした動画の再生回数は驚異の2億回超え。インドの人口が桁外れに多いのも関係しているとは思いますが、それだけみな「ナートゥ」の虜になっているのです。
皆さんもぜひ劇場でご覧になってみてください!
最後に筆者が心に刺さったシーン、セリフを少しだけ紹介させてください。
見出しにもなっていますが、主人公ラーマが過酷な状況に追い込まれた際に自分に言い聞かせていたセリフになっています。
彼は物語終盤に、見るに堪えないような絶望的な状況に立たされてしまいます。そんな彼を嘲る英国人たちの前で、これまた吹き出してしまうような"ある行動"を行いながら、「責務とは行動することだ、結果にあるんじゃない」と呟き続けるのです。
正直、筆者もその時の映像が面白すぎて言葉の意味はよくわかりませんでした。しかし、彼の表情や躍動する身体からその意味が本能的に伝わり強く感動しました。
とにかく明日から、いや劇場を出てから何かしよう、行動し続けよう。と思いましたね。どんな自己啓発よりもラーマの言動が効きました。
その他にも、心を揺さぶられるようなセリフや歌詞が満載なのであなたもお気に入りの箇所がきっと見つかるはずです。
なんていいお天気☀️
— 映画『RRR』公式 (@RRR_twinmovie) October 29, 2022
そして...
なんて素敵な RRR日和でしょう❤️🔥
週末も沢山のご来場ありがとうございます🙏🎦
“観ると元気になる” “幸せになる”など
とってもポジティブなワードでいっぱいなRRRの世界💎🔥#RRR#RRRMovie #追いRRR#RRR来日記 pic.twitter.com/kx2YE3zGJo
すっかり朝夕冷え込むようになり、暖房をケチっている筆者の部屋の温度は15度です。不思議ですが、書いていて全く寒くありません。なぜなら『RRR』の事を考えているから!
本作は、心から楽しめる映像作品であり、人間の原始的な部分を刺激する力を持っています。
皆さんも、この年末年始に劇場で鑑賞し、寒さも疲れもふっとばして来年も逞しく生きる活力をもらっちゃいましょう!
素晴らしい体験と力をくれた本作に最大限の敬意と感謝を伝えつつ、タイマーで暖房をつけて眠りにつきたいと思います。
99年生まれ、沖縄県出身。コロナ禍で大学に通えなかったので、「100日間毎日映画レビュー」を個人ブログで行い、ライターに舵をきりました。面白いコンテンツを発掘して、壁に向かってプレゼンするか記事にしています。アニメ、お笑い、音楽、格闘ゲーム、読書など余暇を楽しませてくれるエンタメや可愛い女の子の絵が好きです。なんでもやります!