声優
2022年の総括|青山吉能『みずいろPlace』#62

2022年の総括|青山吉能『みずいろPlace』#62

皆さんこんにちは、元気ですか?

先日、気になる展示をふとネットサーフィン中に見つけ、美術館に足を運んでみました。

この有象無象が生きとし東京タウンでも、美術館にお金を払っていく人という種はある程度ギュッと限られます。 

SNS上でも、わたしの知らない界隈ではやや有名な作品展らしいそこは、正真正銘のアート空間でした。

ガイドブックを読んでのぞんでみたものの、「その厳か」で「大変貴重」な「素晴らしいなにか」を「十分満足してください」ね、というのは、己のセンスはいかがかな?と半ばミッションが課せられる気持ちになります。

そこを上手に上手にクリアできた者のみ、それは勝ちアゲぢゃんオメ!!であり、は〜〜〜〜〜あ誰かの決めた正しい評価基準になんとなく寄り添えていたいなあとことごとく思います。

だってこれ以上の感性を求めても、自分の感度が平凡であるということが露呈するだけであり、恥ずべき行為だったんだと情けなくなるだけだから。

突出していたい自分と、世界のモブでいたい迎合まみれの自分と、いまこうやってパソコンVSわたしという小さな世界の中であっても、自分戦争は巻き起こってしまうのです。

頭の中で思うあらゆる汚いこと、煮えまくって焦げまくって苦すぎるもの、それら全部を溢れさせることは、ギリギリ制御の脳みそが許さない。

みんな(ここでいうみんなは70億人みんなのこと)、テキトーに生きてたらいいのにな。意義とかゴールとか決めずにさ。誰と比べるでもないおかしくて笑っちゃう世界が生まれる気がする。

こんなだからわたしは、テキトーには作れない圧倒的な強さにずっと憧れていくんだろうなあ。

っていうのはまあ、寝る前になんとなく頭の中にできた作り話なんですけど。美術館?行ってません!ガイドブック?なんじゃそりゃ!ふふふ

しかしこのメンタリティに偽り無し。

改めまして、わたしは元気です。になりました。

青山吉能です。

2022年の総括ということで、今年もニュースも色々ありました。

1月は今のわたしからすると驚きの行動力で、正月のお休みは毎日何かしらの予定がありました。どうしてこうなってしまったんだろか?

でも、ひとりぼっちであることがやけにフィーチャーされている今だからこそ、本当にこんなときだからこそ、友達という存在をもっともっと大切にしないとないけなかったなと、この日々のことは、なににも包まずに置いておくようにしています。

2月はなんといっても文化放送でのラジオ「青山吉能のわくわくじゃんぼりー!」のある2月でしたね。本当に幸せな月でした。

こちらで初オンエアもさせていただいた「Page」に関する取材や撮影関係があったのもこのあたりでした。極寒に極寒を重ねた時期で、これはのちに7月にも経験しますが、暑すぎたり寒すぎたり風が強すぎたりするときの外ロケは禁止にしていきたいと誓いました。

これはそんな寒さに耐えたのちの、救済ラーメンです。

3月は満を持して「Page」がリリースされました!

楯野川酒造さんからもお祝いのお酒をいただいてな・・・。ありがとうございます。最近はめっきり飲酒をしていないのでなんだか、はあ、恋しいぜ。

小春六花のスペシャルライブも、SMILE PRINCESS1stLIVEも、同じ3月に行われましたね!いつだって小春六花とわたしの間には越えられない壁がありますが、これからも次元を超えて手と手を取り合い歩いてゆきたいです。

スマプリちゃんは新たにタイアップも決まってます。2023年もまだまだ躍進していかなければ!

そして4月です。

4月は心も体もすごくスッキリした月でした。ファスティング、またやりたいな。

やっぱり小春六花1stLIVEが多分この月だと一番印象に残っているのかもしれません。こんなにもなにもかも忘れっぽいわたしですが、4/24のことを忘れないと言ったこと、ずっと覚えています。

5月は様々なイベントごとがぎゅっと集まっていて風のように去っていきました。

わたしがめでたいだけの月だったものに、毎年皆さんのおかげでそれぞれの装飾がなされて、いつも一番騒がしい月かもしれません。ありがとうございます!

しかし、追われ事が多いのも事実。何故か大学時代に流行っていた「寝れる時寝ときや」、という謎の合言葉がここで生きました。ありがとう名もなき食堂のひとたち。

6月は全体的にめちゃくちゃ夏をしました。

多分髪色が一番明るかったのもこの時期かな?この浮かれ色、とっても楽しかったな〜

いまはしばらくブリーチお休み期間ですが、またいつかこのくらいの色にしたいです。

ということで上半期でした。

ふう。

いやあ、なんだかこんな感じで振り返るの、書けなかった話題やそれぞれの分量に対して、そっちにとても心が持っていかれて、向き合っている時間とまったく対価が等しくなくて泣いています。

全てを書くと書くで全体像が散らかって見えるし、これはブログじゃないしという葛藤でなにかと潰れそうです。

よくよく考えたら毎月4000文字近く更新しているのにこんなたった5行とかで振り返られるわけがないんでした。ほんとお門のいい話。

12ヶ月をつるっと振り返るくらい誰にだってできるのに、このたった3ヶ月の大したことない文量に・・・、ふふふ笑わないでね、なんと4日かかってます^^

こういうときに思うのです。圧倒的に強くなりたいと。(再掲)

しかし、この世の生物はみな違うもので、すべて同じ種だったら滅びてしまいます。

なんか人と違うということは迫害されがちだけど、「このひとたちとは違う種を担(にな)ってるんだな」くらいのメンタリティで良い。

ひょっとしたらこのちょっと違うわたしが、ヒトの進化の過程を描いていっているかもしれない。

そう思うと強くないか?と思いました。

2022年下期

さて、下半期。

7月はお友達の高木美佑と一泊二日で東京旅をしていたようです。

最近よく、青山さんのことをもっと知りたいと言われることがあります。恋カナ?

そんなあなたに本当におすすめなのが、「青山吉能と高木美佑とマイラジ」(正式名称はもっと長い)です!

限りなく家族に近い存在となっている相方と共にお送りしているラジオ、誰に気に入られたいとか誰に好かれたいとかそんな見栄もない、ありのままの姿がそこで聴けます。どのくらい家族に近いかというと、月に一回は美佑のことをうっかり姉と間違えて姉の名前で呼んでしまうくらいです。

是非ファミレスの斜め後ろの席にいる気分で聞いてください。

この月の末には「あやめ色の夏に」がリリース!

この曲はいつだってわたしをこの夏あの夏に連れてきてくれて、我ながら本当に本当に気に入っています。

8月は第54回というわたしの思う今年No.1コラムが更新された月です。

この回はテーマ先行ではなく本当に自由に、必死に、しかし優雅に書いていました。そうしたらすっかり肝心のテーマがなんなのかを考えることを忘れてしまって、気がついたら「不協和音」というテーマであがっていました。

なるほど、と思いました。

そしてサムネになっている写真がちょっとネットに転がってるホラー写真みたいで、いつ見てもギョッとします。自分で選んだのに・・・。

9月は小樽に行ったり京都に行ったり、日本をとても楽しんだ月だったみたい。

いまだに京まふの珍道中は思い出してふふふとなるし、小樽にはまだまだ行きたいところが残っているしやりたいこともたくさん話し合ったので、絶対に行きたいと思っています。

夢語るだけは誰にも止められないですから。

ランガちゃんのライブを観たのも9月でした。パワフル3人娘!3月までカケまくってください。

10月はついにTVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」が放送開始されました。

わたし自身にも多くの関心を持っていただけて、なんだか身も心もねじれまくっていました。でも意外と平常心を保っている自分にもちょっと恐ろしくもなりました。

それでも、エンドクレジットに自分の名前がある喜びは、きっといつになっても慣れないし、慣れたくないわたしの綺麗な部分だなと感じています。数少ない己の好きだと思うところです。

月並みな言葉だけれど言わせてください。後藤ひとり、わたしと出会ってくれて本当にありがとう。

そんな最中にも10月は本当にいろんな曲を歌い踊り覚え続けました。おかげで脳みそのしわというしわが働いてくれた気がします。

わたし、もっと「Revolution No.1」をやりたい!感じて欲しい!そんなSMILE PRINCESSの2ndLIVEもありました。

11月は、お母さんにわたしがドームのステージに立つ姿を見せられた月。

コンテンツ系のモノに途中参加することが滅多になかったわたしは、先月に引き続き急に関心を寄せられておっかなびっくりでした。わたしはずっとずっとこうだったのだけれど。

はじめまして、天才です。

なんだってできるし、なにもできません。どうぞこれからもよろしく。

12月。

12月も風でした。ぽっかりと空いた1週間はおうちなのにまるで異世界で、思い出そうとしてもろくすっぽ思い出せないところが特にそう思わせます。

本当に、つい先日まで体調を崩してしまい皆さまには大変なご迷惑、ご心配をおかけしてしまったこと、本当に申し訳ありません。

全く油断もしておらず、特にあの週末にあったイベントごとは、スケジュールが決まったときから何より楽しみにしていたし、それを分かち合える楽しみがあることを知っていたので、人一倍気をつけていたつもりでした。

この日のために我慢したことや、調整したスケジュール、旅費やホテル代、皆さまの心配してくださるお言葉の背中をふと考えると、本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。

復帰してからはいつも以上にモリモリ健康管理にも気をつけながら、毎日西に東に転がりまわっておりますので、ご安心ください。

そして、TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」の最終回。1クールとは切ないほどあっという間でした。

1クールどころか、2022年自体があっという間だった気がします。

わたしの物語-My Tale-2022もそろそろ幕が下りるみたいです。

転がる岩、君に朝が降る

正直いまのわたしは昨日放送された最終回で本当に本当に駄目になっています。

声優としても、アーティストとしてもたくさんの経験をさせていただいた2022年でしたが、結束バンド(歌唱・後藤ひとり)の「転がる岩、君に朝が降る」が全てをかっさらってゆきました。

関わってくださったすべての皆さまに、いまは感謝の気持ちしかありません。

ああ、あまりにも冷静でいられない。

またこの話は年明けのぼっち・ざ・らじお!でたくさんお話しします。

さあ最後になりましたが、今年も皆さま大変お世話になりました。

わたしと出会えて過ごせて楽しかったでしょうか、誇らしかったでしょうか、寂しかったでしょうか。

わたし自身は、充実のひとことに尽きる一年だったように思えます。

反省点としては、求められていることに必死に応えていたら自分が空っぽになってしまったなというところと、未来の自分に期待しても未来のわたしは大体何もしてくれなかったなというところ。

来年は少しずつ一歩一歩二歩二歩、己の力で変えてゆきたいと思います。

そして、毎日目の前のことに120%を注ぎたくて、24時間というあまりにも短い一日をいかに効率的に過ごさねばならないか。時間がないから、体力的に厳しいからとこれは80%にしようとやむない判断をした時に限って何もかも少しずつうまくいかないものでした。

やはりわたしには120%くらいがちょうどいい。

もうこの時代に、わたしの目指していた声優界というものは存在しません。

変わり続けていくエンタメの中で何ができるのか。いつまでも過ぎたものばかりを見て、周りの豪速球がかすめていく擦り傷ってのはなかなか痛く治らないので、わたしもいつだって全力で走り続けたいです。

しかし50m10秒台なんです。走るのはとっても遅い方なので、たまに手を貸していただけると嬉しいな。わたしたちは足首を紐で括りあった仲ですもんね。

それでは今年のみずプレもこの辺りで終わります。

なんかもう2022締め!おつ!みたいな雰囲気出てますが、今年のわたしは大晦日まで休みなくお仕事があるので引き続き転がります!

君に朝が降るように。

皆さまどうかこの年末年始、どうかお元気でお過ごしください。

さようなら。

青山吉能

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企画協力:81プロデュース
編集担当:川野優希

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