冬アニメ『トモちゃんは女の子!』声優・高橋李依さん、日高里菜さん、天城サリーさん鼎談インタビュー|トモ、みすず、キャロル、3人の女性キャラクターの魅力は? 恋愛模様はもちろん、個性豊かなキャラクターたちの成長にも注目!
Twitter上で4コマ漫画を公開しているサービス「ツイ4」にて、2015年から2019年まで連載されたラブコメ4コマ漫画『トモちゃんは女の子!』。
国内だけでなく、海外でも大きな人気を集めた本作が待望のアニメ化。2023年1月4日(水)24:30より放送がスタートします。
本作の主人公・相沢智(トモ)は、スポーツや格闘技が得意で、見た目も性格もボーイッシュな高校1年生の女の子。そのせいで、幼なじみの久保田淳一郎からは異性として見てもらえず、恋心にも気づいてもらえません。そんな二人を周囲の友人たちは、さまざまな思いで見守るのですが……。
アニメイトタイムズでは、凛々しく可愛い相沢智を演じる高橋李依さんと、トモの幼なじみでクールな毒舌家の群堂みすずを演じる日高里菜さん、ふわふわ天然系で男子学生から大人気のイギリス人、キャロル・オールストンを演じる天城サリーさんの鼎談インタビューを実施。
『トモちゃんは女の子!』の見どころや、3人の魅力などについて、語り合っていただきました。
トモちゃんは「常に自然体でいいやつ」。見た目と中身のギャップや、真っ直ぐさも魅力!
――まずは『トモちゃんは女の子!』という作品の印象や魅力について教えてください。
高橋:もともと「ツイ4」さんをフォローしていたので、『トモちゃんは女の子!』は、連載時から「面白いな」と思って読んでいた作品なんです。
なので、アニメ化すると知った時は驚きました。原作は4コマ漫画なので、すぐに読めて、起承転結が1分以内に描かれるんです。それが連続した30分のアニメになるということで、4コマ漫画の魅力と、ストーリー物の魅力の両方を楽しめるのが素敵だなと思っています。
日高:とにかく笑えて、キュンキュンして。「私もこういう青春を送りたかったな」と思うような夢のつまった作品です(笑)。
クスッと笑えるくらい、濃くて愛せるキャラクターばかりが登場するのと、今、りえりー(高橋さん)が言ってくれたように、本当に読みやすくて、サクッと読めるのが魅力的だと思います。
――ご自身が体験したかったような青春が描かれているんですね。
日高:アフレコを通して、それをより感じたというか。キュンキュンし過ぎて胸が痛かったです(笑)。
――高橋さんと天城さんもすごく頷いていますね(笑)。天城さんは、どのような印象がありましたか?
天城:この作品は笑えるポイントが数秒に1回、次々と出てきますし、みんな性格が違うキャラクターたちが一つになって物語を作っていくので、どの子からも目が離せません。きっと共感できるところも多いと思います。
――では、皆さんが演じるキャラクターについて順番に伺っていきたいと思います。まずは、主人公である相沢智について、高橋さんが感じている印象や魅力、演じる時に意識していることなどを教えてください。
高橋:意識しているのは「常に自然体でいいやつ」ということです。魅力はいろいろある中で、やっぱりまず挙げるべきなのは……本人は嫌がると思うんですが、男の子らしくて、たくましくて、すごくカッコ良いところだと思っています。ですが、それはパッと見たときの印象で、トモちゃん本人としては、やっぱり女の子として見られたい。その女の子として見られようとしているところも、少しズレている感じで可愛いんですよね(笑)。真っ直ぐズレているというか……。そんな真っ直ぐさも魅力なのかなと思います。
――トモならではのカッコ良さを出すためのポイントなどはありますか?
高橋:少し(巻き舌で威勢のいい)べらんめえ口調で喋るところは、きっちり絵に合わせてセリフを喋るというよりも、少しラフな感じで喋れたら良いなと思いました。(映像とセリフのタイミングを示す)ボールドが決まっていても、セリフの頭とお尻は合わせつつ、その中で自然な掛け合いをしたというか、男子同士がふざけあう時の会話を常に意識しながら喋っていたと思います。
あとは、最初にPVのアフレコをした時に「ガタイが良いというか、骨格の大きな子だから」と教わって。声からも、常に胸を張っているというか、どっしりと地に足が付いている感じが出たら良いなと思って演じました。
――高橋さんはこれまでもボーイッシュな女の子を演じる機会はあったと思うのですが、そのキャラクターたちと比べても、特にボーイッシュなお芝居をしたという印象ですか?
高橋:そうですね。セリフはボーイッシュに聞こえたらいいなとは良いなと思ったのですが、内面は乙女でギャップがあるので、男の子だとは思わないようにしていました。
――日高さんと天城さんは、トモちゃんの魅力はどんなところだと思いますか?
日高:いつも全力で、見た目からはちょっとたくましさを感じるんですが、中身は一番乙女なんですよ。りえりーのお芝居も相まって、アフレコが進むにつれて可愛い印象が強くなりました。女性陣もキュンとしましたし、淳一郎を演じている石川界人君も「かわいい!」って言ってしまうくらい、可愛らしさや愛くるしさがあって(笑)。そのバランスが素晴らしいですね。
高橋:嬉しい!
天城:トモちゃんはいつも全部のことに全力で。喜ぶ時も悲しむ時も怒る時も100億%でぶつかっているんです(笑)。裏表もなく、本当に良い子だなあと思います。
日高:友達に欲しいよね。
天城:欲しいです!
高橋:たしかに! こういう子に側にいてもらえたら、一生仲良くできそうだと思います。