TVアニメ『モブサイコ100 Ⅲ』第10話~第12話上映イベントレポート|声優・伊藤節生さんがモブとともに歩んだ6年間の想いを語る! 蓮井隆弘監督が心持ち的にシンクロしていたのはまさかの芹沢!?
「6年間一緒に成長させてもらった作品」
最終回を迎えた今の思いについて聞かれると、伊藤さんは「第1期から6年という長い期間、自分はこの作品に支えられて。生きてきて、この作品が終わるまでは死ねない、役者もやめられないと思っていました」と、完結への寂しさを見せつつも、「新たにここから自分も頑張らなきゃなと思いました。最後のシーンで、モブくんが3年生になって、新しい一歩を踏み出していく姿を見て、見習わなきゃなと。まだまだモブくんに学ぶことはいっぱいあるなと改めて思いました」と“これから”への決意が窺える表情を見せました。
蓮井監督は「大変だったなと思いつつ、すごく達成感がありますね。いい作品に関わらせていただけて、仲間に入れさせていただけて嬉しかったです。第3期からメインで関わっていくという意味で、芹沢にはシンクロを感じていました(笑)」と冗談を交えつつ、作品への感謝を述べました。
イベントも終了の時間が近づき、最後に登壇者からお客さんへメッセージが送られます。
蓮井監督:「集まっていただいて、見ていただいてありがとうございました。今の話の中でも伝えきれなかった、いろんな見てほしい部分や仕込ませてもらった要素があって。何度でも見ていただいて、新たな発見をして、楽しんでいただけると嬉しいなと思います」
伊藤さん:「6年前の初めての上映会も、松澤さんがMCをやってくださって、そのときのことを思い出しますね。あのときは本当に何も知らなかった自分が、この作品を通していろんなことを知って、学べて、一緒に成長させてもらって。本当に最終話は自分も見ながらいろんなことを思い出しました。ひとまずこの作品を最後までみなさんにお届けすることができて、本当によかったなと思いますし、見てよかったといってくださるみなさんの声に、我々は日々支えてもらっています。まだ終わってほしくはない、何かしら続いてほしいという気持ちはどこかにありますが、ひとまず原作分、最後まで演じさせていただきまして、本当にありがとうございました」
涙を浮かべつつ、モブと歩んだ6年間の思いを語る伊藤さんの姿に、お客さんも強く胸を打たれた様子。この日一番の大きな拍手が会場にこだまし、イベントは幕を閉じました。
TVアニメ『モブサイコ100 Ⅲ』作品情報
ストーリー
学校生活に除霊のアルバイトと、忙しい日々をおくるモブ。一方、霊幻は新人所員・芹沢と、霊とか相談所に次々と舞い込む奇妙な依頼に奔走している。
そんな中、街の中心にそびえ立つ巨大なブロッコリーは、いまや“神樹”として崇拝され街の人々を魅了していた。
再びモブの前から姿を消したエクボに、新たな盛り上がりを見せるサイコヘルメット教……。街の危険を察知したモブたちはブロッコリーへと向かう。果たして神樹の中では何が起きているのか……!?
“1 and Only One”
友情、恋、そして自分自身―― モブの青春が爆発するシリーズ第三弾!
スタッフ
原作:ONE(小学館「マンガワン」連載)
総監督:立川 譲
監督:蓮井隆弘
シリーズ構成:瀬古浩司
キャラクターデザイン:亀田祥倫
美術監督:河野 羚
色彩設計:中山しほ子
撮影監督:古本真由子
編集:廣瀬清志
音響監督:若林和弘
音響効果:倉橋静男/緒方康恭
音楽:川井憲次
アニメーション制作:ボンズ
キャスト
影山茂夫:伊藤節生
霊幻新隆:櫻井孝宏
エクボ:大塚明夫
影山 律:入野自由
花沢輝気:松岡禎丞
芹沢:星野貴紀
暗田トメ:種﨑敦美
ツボミ:佐武宇綺
米里イチ:嶋村 侑
郷田武蔵:関 俊彦
鬼瓦天牙:細谷佳正