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冬アニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』放送直前!千本木彩花×石見舞菜香インタビュー

冬アニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』放送直前!アニス役 千本木彩花×ユフィ役 石見舞菜香 Wヒロイン対談|好対照な少女たちが織りなす異世界魔法ファンタジー! 二人が思い合っている感じが伝わるエンディングテーマにも注目

1話のユフィは周りが近寄りがたいような感じを意識

――第1話のアフレコでは、どのようなことを意識されましたか?

千本木:以前、一緒に作品作りをしたことがあるスタッフさんに、また呼んでいただけたような形だったので、最初から信頼感を持ってアフレコに臨めました。だから、あまり心配することなく、自分の思ったものを出せば良いんだろうなと思いながら現場に行きました。

――具体的には、どのようなイメージを特に強く持って演じたのですか?

千本木:アニスは、わりと作品を引っ張って行くキャラクターなので、そういうパワーも意識したのですが、それだけの子でもなくって。例えば、魔法で空を飛びたいという夢があるのに、生まれつき魔法が使えなくて。それをどう克服したらいいんだろうと考えた結果、今の彼女がいることだったり。前世の記憶があることや、ユフィに対する憧れとか複雑な部分もすごく持っているので、それも出しつつ演じました。「ここはもっと寂しさを持って」とか、「ここはそこまで寂しさを入れなくて大丈夫です」といったディレクションをもらって相談しながら作っていった気がします。それに、基本的にまっすぐな子なので破天荒にみえるのですが、人一倍、周りを見ていたりもするので、そういうところの両方を出せるように意識しました。

石見:私は何を考えてたかなと思って、取材の前に1話の台本を見直したんですけど、「自分を律している」ってメモしてありました(笑)。

――やはり、そこは大きなポイントだったのですね。

石見:ユフィは、王子の婚約者で次期王妃としての自分をすごく意識しているし、本人の中で、自分がどういう風にあるべきかということが決まっていて、自分が信じていることにまっすぐ従って生きている女の子。目標に向かう道筋を自分の中にちゃんと持っているから、あまりブレないようにしようということを意識しました。それに、私は声が硬い方ではないので、周りが近寄りがたいと感じるような子を演じるには、普段よりもちょっと声を飛ばすような感じに意識した方が良いのかなと思いました。

――強くて周りを寄せ付けないようなイメージですか?

石見:そうですね。最初は、そういう印象を持たれるキャラでもあるので、そんな雰囲気が声に乗ったら良いなと考えていました。

――監督や音響監督からは、どのようなディレクションがあったのでしょうか?

石見:1話のときは、あまりなかったと思います。

――公開されている第1弾PVでは、ユフィがアルガルド王子に婚約を破棄を告げられるシーンもあります。そこから、アニスとユフィの物語が始まるわけですが、お二人は、アニスとユフィの関係性をどのように捉えていらっしゃいますか?

千本木:アニスは、ユフィに対しては、すごく憧れが強いと思います。自分は魔法がまったく使えないのに、ユフィはほぼ全属性の魔法を使えるので、すごいなかっこいいなって。さらに、ユフィは単純に可愛い(笑)。

石見:あはは(笑)。

千本木:すごく綺麗だな~可愛いなって愛でたい気持ち。今は、そういった思いと、困っている子を助けたいという気持ちを大事にしながら演じてます。ユフィはどう?

石見:ユフィにとって、アニス様は自分の運命を大きく変えた人ですが、自分にないもの持ちすぎているからこその複雑な思いもあって。純粋に憧れとか好きとか以前に、自分が何も持っていないことを痛感させられる存在でもあるみたいな、複雑な心境もあるのかなって。ただただ眩しいみたいな。でも、大事な人であることはたしかで。だから、ユフィにとってのアニス様は……一言で言えば、何なんだろう?

千本木:難しいよね。何なんだろう? 単なる憧れの人でもないし……。でも、この人に付いていけば何かが変わる。運命の人だとは思ってそうかな。

石見:うんうん!

――先ほど、石見さんがユフィとあまり似てないという話をしたとき、千本木さんは、意外そうな反応をしていましたが、ユフィと石見さんに重なるイメージがあったのでしょうか?

千本木:ユフィに対しては、アニスが思うユフィのイメージと同じような印象を私も持っているのですが、正直、石見ちゃんとユフィがそんなに離れているとは思っていなくて。

石見:本当ですか?

千本木:たぶん、石見ちゃんの真っ直ぐなところ、目標を持って進んできたところが、ユフィの自分はこうあらねばならないと律してきたところと重なって見えたんです。だから、私は、すごくピッタリだなーと思っていました(笑)。

石見:嬉しいです!

――では、石見さんから見たアニスの印象や千本木さんと重なるところなどを教えてください。

石見:アニス様って、破天荒とかキテレツとか言われていて、実際、そのとおりだと思うんですけど。その反面、すごく冷静に周りを見ている人でもあるから、ユフィの分からないユフィのことにも気づいてくれたりするんです。千本木さんもまさにそうで、引っ張ってくれる人っていう気がします。

千本木:いやあ(笑)。

石見:私がお芝居のことで分かんなくなったりすると、声をかけてくれたり。アフレコの帰り道に、「(お芝居が)ブレてたらどうしよう」みたいな相談をしたことがあったんですけど、そのときに「ブレてたら言うから大丈夫」って言ってくださって。そういう風にビシッと言えるのがカッコ良いなって。

千本木:そんな全然……。

石見:そういうところで、まさにアニス様だって感じることが多いです。

――お二人は、アニスとユフィのように関係性が濃い役を演じるのは、今作が初めてですよね?

石見:はい。初めてです。

千本木:アフレコでこんなにがっつり話すのは初めてですね。

石見:でも、私はもちろん以前から、千本木さんのことは存じておりまして。

千本木:私も存じてましたよ~(笑)。

石見:私がこの仕事に就く前から、千本木さんはご活躍されていて。すごく素敵な表現をされる方だと思っていたので、こういう機会があって、すごく嬉しいです。好きなお芝居を生で見られるのって、何事にも代えがたいので。

――すぐ近く見られるのは、同じ役者さんならではの特権ですよね。

石見:本当にそう思います。お芝居している後ろ姿とかを近くで見られるのは、すごく勉強になるし、刺激にもなっています。

千本木:ありがたいです。私も石見ちゃんのことは、すごく素敵な役者さんだと思っていたし。携わっている作品もすごく素敵な作品が多いなと思っていたので。今回、「ユフィ役が石見舞菜香さんです」というのを聞いて、「本当ですか! 嬉しい!」という気持ちで現場に来ました。

石見:嬉しい!

千本木:でも、話してみたら、意外とお芝居について悩んでいることがあったりして(笑)。

石見:そうなんですよ~(笑)。

千本木:だから、「全然、大丈夫だよ!」ってなりました(笑)。でも、そういうところもユフィと重なるのかなと思うんです。ユフィがこれから、もっともっと自由になっていった先に、石見ちゃんがパッと解き放たれる感じも見られたら、私も嬉しいなと思っています。

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