ツバメはまさに王子様! しかしモズにとっては厄介者? スマホ向け新作『トワツガイ』モズ役・鬼頭明里さん&ツバメ役・日向未南さんインタビュー【連載第4回】
株式会社スクウェア・エニックスと株式会社アニメイトがマーケティングパートナーを組み制作される、スマートフォン向け新作タイトル『トワツガイ』。現在、2023年2月16日(木)のリリースに向けて、新情報の解禁や各種キャンペーンが実施されています。
この度、アニメイトタイムズでは、出演声優陣のメールインタビュー連載を実施! 第4回は、<正邪のツガイ>より、モズ役・鬼頭明里さん&ツバメ役・日向未南さんに作品の印象や互いのキャラクターの印象を伺いました。
自分の出せる限りのイケボを引き出そうと必死でした
──演じられるキャラクターのイラストや作品資料を最初にご覧になったときの感想はいかがでしたか?
モズ役・鬼頭明里さん(以下、鬼頭):新しくて、面白い世界観の作品だと思いました、その中でもモズとツバメは中世的な見た目で、他のツガイたちとは少し違った関係性のキャラクターだったので、難しいなと思うのと同時に、とても演じがいのある子だなと思いました。
ツバメ役・日向未南さん(以下、日向):はじめてツバメを見た時は、え!男性?!と勘違いしてしまい、このかっこよさで女性なんだ……と驚きました。こんなにかっこいい女性をわたしに任せていただけてうれしい気持ちと、とても役作りが難しそうなキャラクターだな、と思いました。なのでツバメの収録日まで、自分の出せる限りのイケボを引き出そうと必死でした。
──演じられるキャラクターの印象や魅力を感じる部分を聞かせてください。
鬼頭:中世的な見た目に相手を突っぱねるような本心を見せない物言いが、ミステリアスで、とても気難しそうな子なのですが、そんな子だからこそツバメも僅かでも距離が縮まっていくのが嬉しくて、目が離せない存在なのかなと思います。
日向:とてもかっこいいツバメですが、性格は意外とふわっとしてるな、という印象でした。収録前に「光の王子様」というコンセプトをお聞きしていたのですが、本当にその通りだなと。「かっこいい」だけじゃなくて、彼女の優しくてあたたかい性格が、結果彼女をかっこよく魅せているんだな感じました。なのでそのギャップが魅力かなと思います。
ツバメはまさに王子様! しかしモズにとっては……
──どのような役作りでアフレコに臨まれたのでしょうか。
鬼頭:モズはとてもミステリアスな子だったので、どこか掴めない、優しく寄り添おうとしてくれるツバメの事もなかなか受け入れないという姿勢を意識し続けていました。ツバメが本当に良い人で、自分だったらすぐ心を開いてしまいそうなところを、モズとしてずっと、のらりくらりとかわし続けていました。
日向:とにかく柔らかく、優しく、そして紳士な雰囲気を目指して役作りをしました。特に相方のモズに対しての感情の込め方がとても難しかったです。収録の際にもその部分について1番ディレクションをいただいた気がします。モズの挑発的な言動をツバメがどう切り返していくかが、この2人の大事なポイントだと感じたので、そこを沢山考えて演じました。
──モズのツガイとなる「ツバメ」へはとのような印象をお持ちですか?
鬼頭:かっこよくて優しくて、まさに王子様だなと思っていました。モズがどれだけ心の距離を置こうとしても、一生懸命追いかけてきてくれるのが健気で、私としてはとても好きだなと思いつつ、モズにとっては厄介なのか……と揺れていました。
──ツバメのツガイとなる「モズ」へはとのような印象をお持ちですか?
日向:今のところ、ツバメが光なら、モズが闇という印象です。他のトリ達へのイタズラや、魔獣への残虐な行為をするようなシーンがあるので。でも、ツバメとの会話のシーンで時々柔らかい印象を受ける瞬間がありました。それがモズ本来の性格なのかはまだわかりませんが、そういうモズが今後増えていったらうれしいなと思いました。あといつかツバメにデレるモズが見たいです。
──掛け合いのセリフを収録した際に意識したことがあれば教えて下さい。
鬼頭:ツバメとは仲良くなりすぎない、でも、その会話の中でもたまにモズがペースを崩されて本心が見え隠れする、チラリズムのようなものを意識して収録しました。
日向:モズの煽りのセリフに対して、怒らずに、グッと飲み込んで、優しく紳士的に返していくのを意識しました。でもそれがなかなか難しくて、収録の際に沢山ディレクションをいただきました。わたしは怒りすぎてしまって……(笑)。あとは、ツバメがモズとの仲を深めようとする気持ちはふたりにとって重要なところだと思ったので、より大事に演じました。