ハクチョウの優しさに負けないように感情をコントロール! スマホ向け新作『トワツガイ』カラス役・近藤玲奈さん&ハクチョウ役・立花理香さんインタビュー【連載第5回】
株式会社スクウェア・エニックスと株式会社アニメイトがマーケティングパートナーを組み制作される、スマートフォン向け新作タイトル『トワツガイ』。現在、2023年2月16日(木)のリリースに向けて、新情報の解禁や各種キャンペーンが実施されています。
この度、アニメイトタイムズでは、出演声優陣のメールインタビュー連載を実施! 第5回は、<運命のツガイ>より、カラス役・近藤玲奈さん&ハクチョウ役・立花理香さんに作品の印象や互いのキャラクターの印象を伺いました。
作品の雰囲気や絵柄に「うわぁ……好き!」
──演じられるキャラクターのイラストや作品資料を最初にご覧になったときの感想はいかがでしたか?
カラス役・近藤玲奈さん(以下、近藤):うわぁ……好き! となりました! 作品の雰囲気や絵柄がかなり好みで、資料を見た瞬間、早く台本チェックをしたい!という好奇心に駆られたのを覚えています。キャラクターの関係性やテーマなどにも惹かれ、性格や考え方が全く違うもの同士がツガイとなり生きていく過程で、お互いがお互いをどう理解していくのかなというのがとても気になりました。
ハクチョウ役・立花理香さん(以下、立花):とても綺麗で気高くて、ガラス細工のように繊細な世界観だなと思いました。ただ美しいだけではない、どこか怪しげな雰囲気もあり、一気に引き込まれてしまいました。少しだけゲーム画面も拝見させていただいたのですが、ものすごいクオリティで緊張するほどでした(笑)。
──演じられるキャラクターの印象や魅力を感じる部分を聞かせてください。
近藤:外見だけ見ると、凛とした大人の女性というイメージがあったのですが、実際は意外にも野性的で、思春期の俗に言う反抗期のような感じで、かなり印象が変わりました。皮肉めいた発言は多いですが、カラスの自分の気持ちを飾らずに、真っ直ぐ貫いているところがカッコイイなと個人的に思いました。
立花:誰にでも穏やかでやさしい、思いやりのある少女です。カラスに対しては、どうしてそこまで献身的になれるんだろう、というくらい、特にその思いが強くみられます。常に笑顔でやわらかな印象ですが、“ハクチョウ”の名の通り、まだ何か見えていない部分がありそうですよね。
ハクチョウの優しさに負けないように感情をコントロール
──どのような役作りでアフレコに臨まれたのでしょうか。
近藤:台詞に引っ張られると、ただの嫌味に聞こえてしまうので、全ては悪気のない本心から出てくる発言なんだということを意識して演じさせていただきました。逆に意識しすぎると話し方が優しくなってしまいキャラがブレてしまうので、自然に嫌味っぽくなく喋るのが難しかったです。色々試していくうちにカラスの温度感を掴めるようになりました。
立花:やわらかい空気感を出せたらと思いながら演じさせていただきました。甘ったるくなりすぎないよう、意思や芯の強さは感じてもらえるように心がけました。特に、ツガイとなるカラスとのシーンは、距離感を大切にしつつ、カラスとマッチするようなお芝居ができたらと思って臨んでいました。
──カラスのツガイとなる「ハクチョウ」へはどのような印象をお持ちですか?
近藤:カラスの荒削りな言動に対し、その隙間を綺麗に埋めてくれる存在がハクチョウだと思っています。カラスに対して献身的で、カラスを守るためなら自分の身を犠牲にしてでも戦うという絶対的な強い意志を感じます。カラスが時々疑ってしまうくらいの献身的な態度に、こんなに優しい子いる?と私も疑ってしまうほど女神のような女の子です。
──ハクチョウのツガイとなる「カラス」へはとのような印象をお持ちですか?
立花:美人ですよね!(笑) クールでどこか壁があるように感じる少女です。ただ、悪い子ではない(と思う)ので、ハクチョウといっしょに時間を過ごす中で、少しずつでも近づいていけたらいいなと思っています。
──掛け合いのセリフを収録した際に意識したことがあれば教えて下さい。
近藤:ハクチョウに対して一見興味無さそうな態度を取りながらも、カラスにとっては信頼できる存在なので、二人の会話シーンではその不器用さを表現できるように演じていました。突き放すような発言をされても、決して傍を離れないハクチョウの姿に、思わず優しく接してあげたくなるのですが、負けずにグッと堪えて感情をコントロールしていました(笑)。
立花:物理的、精神的距離感は大切にしたいと思っていました。「トワツガイ」には、ツガイならではのシーンや、秘密の時間を覗き見するようなドキドキするシーンがあるので、この世界に入り込んでいただけるような掛け合いになっていたらいいなと思います。