冬アニメ『REVENGER』叢上徹破役・武内駿輔さん×鳰役・金元寿子さん×惣二役・葉山翔太さんが第1~3話を振り返る|今後出てくるキャラクターや声優も濃い布陣!
ニトロプラスと亜細亜堂と松竹によるオリジナルアニメ『REVENGER』(リベンジャー)が、2023年1月5日よりTOKYO MXほかにて放送中!
本作は、ニトロプラス虚淵玄さんがストーリー原案とシリーズ構成を務め、残酷な運命に抗うために人を斬る、5人の殺し屋たちのダークヒーローアクション史劇です。
今回、叢上徹破(むらかみ てっぱ)役の武内駿輔さん、鳰(にお)役の金元寿子さん、惣二(そうじ)役の葉山翔太さんにインタビューを実施しました。第1話〜第3話の振り返りや今後の見どころなどを語っていただきましたので、ぜひご覧ください。
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不思議な関係で成り立っている《利便事屋》
——最初に、本作の世界観や設定を最初に読んだときの感想をお願いします。
叢上徹破役・武内駿輔さん(以下、武内):シナリオを読んだときに、一筋縄ではいかないような雰囲気を感じました。オリジナルアニメでこういう和を感じさせられるものはなかなかないと思いますし、自分にとってもこの世界観でのオリジナル作品に参加したことがなかったので、良いタイミングでお声がけいただけて嬉しかったです。
惣二役・葉山翔太さん(以下、葉山):冒頭のシーンから結構残酷な描写だったり、えぐられるシーンが多々出てきたりするので、これはどういう映像になるんだろうと思っていました。
いざアフレコが始まると、心にグサグサと切り刻まれている感じがあり、特に雷蔵は各話で葛藤があります。その中で惣二はどのように生きていくんだろう?とすごく気になりました。
鳰役・金元寿子さん(以下、金元):私も虚淵さんの脚本を読んで、登場人物の深い心理描写が描かれているなとすごくワクワクしました。
オリジナル作品ということもあり、私たちも視聴者の皆さんと同じように台本でストーリーを知ることになりますが、自分の演じる役がどうなるのか、みんなの関係性というものがすごく新鮮に毎回受け止めることができました。今もワクワクしながらアフレコ収録に挑んでいます。
——ダークな部分もワクワクしますが、《利便事屋》の5人のやり取りも良いですよね。
武内:純粋に、会話劇がすごく面白いです。みんな打ち解けているわけじゃないのに、《利便事屋》としてまとまっているのが不思議(笑)。
葉山:本当に不思議な関係性ですよね(笑)。
武内:探り合いのような気もしますし、そうじゃないような気もしていて。僕が演じる徹破は他の人を心配したりする場面もありますが、つかず離れずの関係で展開していくのがすごく面白いんです。会話をしていてもただ仲良しで貶し合うだけじゃないところは、他の作品では味わえない感覚だなと思います。
——メインキャラクターともなる《利便事屋》の5人は、昔から付き合いのある人たちの集まりという雰囲気も感じられるほど、意外と仲良しですよね。
武内:そうですよね! お互いに楽しくツッコミ合っているというか。
金元:すごくわちゃわちゃしていますよね。
葉山:最初、惣二と鳰は兄弟感があるのかな?と思ったんですけど、虚淵さんと監督から「それはちょっと違います」とツッコまれました(笑)。
一同:(笑)。
葉山:鳰は結構残酷な殺し方や気持ちを持っているところがあり、惣二はそこを感じ取って鳰を少し恐れているんです。兄弟のような距離感とはまた違うものと言われて納得しましたし、もっと深く考えなければと思いました。
金元:結構、みんなを盛り上げてくれるのが惣二ですよね。
武内:唯一ムードを変えてくれるキャラクターですよね。
葉山:見ている側からすると、惣二は癒し担当に感じるかもしれません。鳰は見た目における癒し系ですが、精神的なバランサーになっているのは惣二だと思います。
金元:鳰は5人の中では幼く見えるので、無邪気さや可愛さを感じると思います。真っ当な生き方をしていない《利便事屋》のメンバーの中でも、特に鳰はよりそういう部分が強くて。考え方が世間とズレているキャラクターです。それが鳰的には自然なことで、会話の中でズレている部分が見えてくるんじゃないかなと思います。
武内:無邪気だからこそ、逆にすごく残酷な一面が見えてきますよね。
金元:そうですね。監督からは「ピクニックに行く感じで言ってみて」とよく言われますが(笑)。
葉山:あはははは。
武内:そんな感じじゃないセリフなのに(笑)。
金元:そうなんです(笑)。かなり衝撃的なシーンでもノリ良くというか、普段どおりの感じで演じることが多いです。
——また、武内さん演じる徹破は”穏和な心の内に破壊衝動を秘めた医者”という目を引くキャッチコピーがついています。
武内:インテリだけどたまに脳筋になる感じが良いですよね。単純に、この5人の中にダイナミックさといった要素を出してくれる立ち位置なんじゃないかなと思っています。徹破自身、戦いの中で血が騒ぐ獰猛な一面も持ち合わせていて、本人もその切り替えを楽しんでいるように感じます。
温和な部分と破壊衝動、それぞれのモードに入ることをうまくコントロールしているというか、コントロールすることの快感みたいなものは徹破を演じる際に大事にしていきたいところですし、やりがいのある芝居だなと思います。
——徹破は巨大な弓、鳰は凧糸、惣二は花札とキャラクターの個性が武器やアクションシーンにも反映されているのが、とても面白いですよね。
葉山:武器が本当に豊かですよね。ところどころ出てくるキーキャラクターたちの武器も凝っていて、すごく面白いです。