冬アニメ『REVENGER』叢上徹破役・武内駿輔さん×鳰役・金元寿子さん×惣二役・葉山翔太さんが第1~3話を振り返る|今後出てくるキャラクターや声優も濃い布陣!
雷蔵を取り巻く人間関係に要注目!
——《利便事屋》として代わりに暗殺を引き受けるという物語にちなみ、“リベンジしたいこと”があればぜひ教えてください。
武内:これは個人的に気になることなんですけど、皆さんは昔に出演した作品に対して、録り直したい気持ちはありつつもこれはこれでと思うのか、本当に録り直したいのか、どっちですか?
金元:1回、すごく鼻の調子が悪くて、スケジュール的にも余裕がなかったので仕方なく鼻声で収録したときに「あれ?今日はこのキャラクター風邪引いているのかな?」と視聴者の方から言われて、これだけはちょっとやり直したい!と(円盤化されるときに)自分から申し出て録り直していただいたことがありました……(笑)。
葉山:喉の調子によっては、どうしてもいつもと同じ声が出ないことってありますよね。
武内:意図していない体調問題は、録り直したくなる気持ちはわかります!
葉山:僕はリベンジしたいことというより、もっとやりたかったことがひとつあります。高校生の頃、吹奏楽部でトランペットを吹いていたんですけど、ソロコンクールというものに外部の先生が誘ってくださったんです。
でも、いざソロコンクールに出てみると緊張でうまく吹けなくて……ピアノで伴奏をしてくださった方もいたので申し訳ないなという気持ちもあり、それ以上にちゃんと演奏して賞を獲りたかったなという気持ちが今でも残っています。
武内:今からでもいけるんじゃないですか?
葉山:いけますかね……?(笑)。
武内:アマチュア大会とか、まだまだチャレンジする機会はありますよ!
葉山:確かに! まだトランペットは持っているので、いつかリベンジしてみたいです。
——リベンジしましょう! 金元さんは何かリベンジしたいこと、ありますか?
金元:私、料理はしないタイプでいろいろと挑戦はしているんですけど、1回失敗したらやらなくなっちゃうんです。なので、失敗しても成功するまでリベンジしなきゃなって思っています(笑)。
——ちなみに、再挑戦したい料理は?
金元:お好み焼きです。この前作ったお好み焼きが、すごいシャバシャバになっちゃって……めちゃめちゃジューシーなお好み焼きができて、ちゃんと食べたんですけどもう食べたくないと思いました(笑)。
一同:(笑)。
武内:僕は海外旅行にリベンジしたいですね。なかなか気軽に旅行できない時期が続いちゃったので、この歯がゆい思いをたくさんさせられた分、情勢が落ち着いた暁にはリベンジしてやる!という気持ちがあります。
——気兼ねなく海外旅行できる日が、早く訪れてほしいですよね。
武内:人によってインプットの仕方は違うと思うんですけど、僕は感覚的に海外でいろんな世界を見たい気持ちがあって。人となりや買い物の仕方も国によって違うので、良い刺激になります。個人的に、オーストラリアに長く滞在したい夢があるので、いつか予定を立てて行きたいです。
——良いですね! 異文化から刺激をもらえるという点では、この『REVENGER』も長崎を舞台にしていることだけあって、礼拝堂も出てくるのでいろいろな要素が楽しめる作品ですよね。
葉山:そうですね。台本のト書きに書いてある言葉の読み方を調べたら、海外から来た言葉だったりすることも多々あったので面白いなと思います。
武内:台本には外国語や中国語が結構入っていますよね。
——へぇ〜!
葉山:なので、個人的にもすごく勉強になりました。
武内:結構そのシーンによってキャラクターの表情が繊細にト書きに書かれていることも多かったです。題材がどうしても重めの話になるので、表情や単語ひとつひとつにポップな要素があると深刻な話でも割とテンポよく進めていけるんじゃないかなと。
金元:確かに。ストーリーの中では雷蔵を取り巻く人間関係、出てくる大きな組織の動きがひとつのポイントになってくるのかなと思います。
——ありがとうございました!
[取材・写真/福室美綺]
作品情報
2023年1月5日(木)〜
TOKYO MXほかにて放送
INTRODUCTION
信じていたものに裏切られ、帰る場所をなくした男、雷蔵。
そんな彼が拾われたのは、力なき人たちの復讐を代行する殺し屋「REVENGER」(リベンジャー)だった——。
普段は、町の何でも屋の「利便事屋」(りべんじや)を営む男たちが持つ、表の顔と裏の顔。
優しく温和な態度とは裏腹に、破壊衝動を隠し持った町医者。
天使のように愛らしい無邪気さと倫理観の無い残酷さを併せ持つ、両性具有の美少年。
金と酒に目がなく、他人に厳しく口の悪い博打打ち。
そんな個性的な面々を率いる、優美な容姿にクールな頭脳を持つ蒔絵師。
不器用で、まっすぐで、欠落を抱えた男たち。
共に過ごしていくうちに、雷蔵と彼らの間に奇妙な友情が芽生えていく。
人を斬る。残酷な運命に抗うために。
5人の殺し屋たちのダークヒーローアクション!
STORY
むかしむかし、私たちとは異なる歴史を辿った長崎で……。
信じていたものに裏切られ、卑劣な罠にかかり、許婚の父を手にかけてしまった雷蔵。
許されない罪を背負い、自らも絶体絶命の危機に陥ったところを、町の何でも屋「利便事屋」に救われる。
実は、彼らの正体は力なき人たちの復讐を代行する殺し屋、「REVENGER」だった。
秘めたる信仰に生きる、優雅な蒔絵師・幽烟。
町の人たちに慕われる、元海賊の町医者・徹破。
無邪気さと残酷さを併せ持つ、両性具有の少年・鳰。
酒と博打を愛する、その日暮らしの博打打ち・惣二。
半ば拾われる形で、雷蔵は一癖も二癖もある殺し屋たちの仲間になることに。
生まれも育ちも主義も主張もバラバラな5人の間に、命がけの仕事を通じて奇妙な友情が生まれていく。
やがて、長崎で起きた事件の真相を追う中で、彼らは大きな陰謀に巻き込まれていく——。
STAFF
企画:松竹・亜細亜堂・ニトロプラス
監督:藤森雅也
ストーリー原案・シリーズ構成:虚淵玄(ニトロプラス)
脚本:虚淵玄(ニトロプラス)、大樹連司(ニトロプラス)
キャラクターデザイン原案:鈴木次郎、憂雨市
キャラクターデザイン・総作画監督:細越裕治
サブキャラクターデザイン:立花希望
総作画監督:西岡夕樹、遠藤江美子
助監督:松尾晋平
プロップデザイン:ヒラタリョウ、石森 連
アクション作画監督:宮本雄岐、堀内博之
美術監督:岡本穂高
美術設定:須江信人、多田周平、斉 婉廷、滝沢麻菜美
場面設計・美術設定:関根昌之
色彩設計:中野尚美
撮影監督:佐藤哲平
編集:松原理恵
音楽:Jun Futamata
オープニングテーマ レトベア(unknown Vo:O2) 「ダウンタイマー」
エンディングテーマ 坂本真綾 「un_mute」
音楽制作 フライングドッグ
音響監督:藤田亜紀子
音響効果:中野勝博
アニメーション制作:亜細亜堂
原作:利便事屋
製作:REVENGER製作委員会
CAST
繰馬雷蔵(くりま らいぞう):笠間淳
碓水幽烟(うすい ゆうえん):梅原裕一郎
叢上徹破(むらかみ てっぱ):武内駿輔
鳰(にお):金元寿子
惣二(そうじ):葉山翔太
ジェラルド嘉納(じぇらるど かのう):大塚明夫
漁澤陣九郎(いさりざわ じんくろう):子安武人