冬アニメ『犬になったら好きな人に拾われた。』猫谷ミケ役・相良茉優さんインタビュー|ミケはこれまで演じたことがないほどに叫びまくるキャラクター。徐々に変化していくポチ太への接し方に注目!【連載第3回】
収録では叫び方の緩急を意識。他の3人に比べたらまともなディレクションが多かった!?
――演じる際に意識されたことやどんなディレクションを受けたのか、お聞かせください。
相良:叫ぶシーンが多いと知らない間に一定になってしまうので、そこは注意されました。第3話以降も叫ぶシーンが多いので、叫ぶところでは叫びつつ、怖くて息だけ漏れたり、うまく叫べないくらい怖いといったお芝居もして、違いや緩急を意識しました。
――会沢さんや梅田さんは、本作ならではの特殊なディレクションが多かったようですが、相良さんはいかがでしたか?
相良:ミケちゃんは叫ぶだけで、二人みたいに特殊なところはないので(笑)。あと「かわいい」というセリフを、犬飼さんの「くわいい」みたいにやってほしいというディレクションをいただいたことがありました。会沢さんに実際にやってもらって、それを参考にしてやりましたね。他は真っ当なディレクションが多かった気がします。
――収録時の雰囲気やおもしろかった裏話などお聞かせください。
相良:だいたい3人でスタジオに入って一緒に収録できました。入れ替わることもありましたが、1人で収録することはありませんでした。
休憩中は、何を飼っているのかや、好きな動物、あと梅田さんのおもしろい話を聞いたり(笑)。祐莉絵ちゃんとは仲良しですが、梅田さんとは以前一度共演したくらいで、会沢さんともほぼ初めましてだったので、最初は「どういう人なのかな?」と人となりを探りつつでした。
私と祐莉絵ちゃんと梅田さんが同い年だと分かって盛り上がりましたね。キャスト4人でご飯を食べに行く約束をしたんですが、スケジュールの都合でまだ実現できていなくて。いつか私がグループLINEで「この日はどうですか?」とお誘いします(笑)。
――PVなど、映像をご覧になった感想は?
相良:みんな可愛くて、あとは肉感があっていいなと思いました。ミケの泣き顔もやっと色付きで見られたので、より完成と放送が楽しみになりました。
――ED曲は加恋、猫谷、月城役の女性キャスト3人が歌われていますね。
相良:ヤバい曲ですよ! ずっと「ハウス! ハウス!」と言っていたりと元気な曲で、楽しく歌わせていただきました。
問題だったのが、「曲中にたくさんアドリブを入れてほしい」という要望で。うさぎや犬飼さんはポチ太が大好きなので、その好意を「好き!」とか「おいで!」など言葉に表せばいいんですが、ミケはポチ太が苦手なので本当に大変でした。うさぎや犬飼さんの気持ちとミケのギャップがすごくて。そもそも来てほしくないので、ハウスなんて言いませんから(笑)。歌詞にもセリフが入っていて、久しぶりにしっかりとキャラソンを歌ったので、テンションが上がりました。
――ちなみに、相良さんは鳥を飼っているそうですね。
相良:そうですね。犬も飼いたいと思っていましたが、母から「どうせあなたは散歩に連れていかないでしょ」と反対されて。鳥だったら散歩も必要ないし、犬や猫ほどお世話も大変じゃないからという理由で鳥を飼い始めました。
小学生の頃にセキセイインコを2羽飼って、それがつがいになり、子供が2羽生まれて。高校生になったらオカメインコを飼い始めて、今は実家にオカメインコが2羽います。子供の頃から猫と犬が好きだったので、近所の人が散歩させていると、会うワンちゃんみんなをなでていました。名前も勝手に覚えて、次から名前も呼んでみたりして(笑)。ワンちゃんを通じて、近所の方とも仲良くなりましたね。
今も犬が好きで、大人になると飼うのは大変だなと思いながらも飼いたいです。コーギーとかゴールデンレトリバーが好きですね。
――鳥はどういったことをすると喜ぶのでしょうか?
相良:鳥は個性が強くて、うちの子は、1匹はペットボトルが大好きで、ペットボトルを振ると歌ってくれるんです。あと白ご飯も好きです。もう1羽には私、めちゃめちゃ嫌われていて。もう10年も経つのに(笑)。いい匂いがするから抱っこしてよく匂っていたのが嫌だったのかな? 何をしても威嚇されるので、何もしないのが一番かなと。
鳥は自分の意志が強くて、触れられたくないとき、遊びたくないときは動かず、逆に遊びたいときは遊びたがります。でもやっぱりかわいいですし、動画を見るのも好きです。
――本作の導入のように、もし目覚めたとき、人間以外の動物になっているとしたら、どんな動物になりたいですか?
相良:やっぱり鳥ですね。私、空を飛びたいんです。「どんな魔法が使いたいですか?」という質問でも「空を飛びたいです」と答えています。
USJの「ザ・フライング・ダイナソー」というアトラクションが、空を飛んでいる感覚を味わえるんですが、それに乗ってから空を飛びたい欲がますます高まりました。でも小さい鳥だと襲われる危険性があるので、タカなど最強レベルの鳥になって飛びたいです。
今後の見どころは、ミケに訪れる大きな災難とポチ太への接し方の変化
――前回、ご登場いただいた梅田さんから、相良さんへの質問をお預かりしていますので、お答えいただければと思います。まず「鳥になったら、鳥とどんな話をしたいですか?」。
相良:鳥さんって好き嫌いがハッキリしてるので、何が好きで何が嫌いなのか聞きたいです! 鳥さんに好かれるにはどうしたらいいのか、みたいな!
あとは人間についてどう思ってるのかも聞いてみたいですね。友達?家族?気になりますね。
――次は「鳥以外で触れ合ってみたい動物は?」。
相良:この間、大きなトカゲを飼っている人がTVに出ているのを見て、かわいいなと思いました。抱っこしたら身長と同じくらいあって、ノソノソ歩くのもかわいいなと。
――3つめの質問は「鳥以外で触れ合ってみたいと思ったけれど、実現できていない動物はいますか?」。
相良:いろいろな動物に触ってきましたね。水族館のイルカとふれ合いもしたことがありますし、ペンギンにも触ったことがあります。
触りたい動物には積極的に触ってきましたが、トカゲは触ったことがないので触ってみたいですね。あとはヘビとか。まとわりついてくるのは気持ちよさそう。ただ大きいのは怖いので、手に乗るくらいの小さいヘビがいいですね。
私、ペットが飼えるマンションに引っ越したのに、自分のことで手いっぱいで1年経ってもペットを飼えていなくて。ちゃんと飼うためのスペースはキープしているので絶対飼いたいです。
――そして「苦手な動物はいますか?」。
相良:大きいクモがダメです。実家にいた時、階段を上がろうとして電気を点けたら大きなクモがいて、「お母さん、ヤバいのがいる!」と人生の中で最大のボリュームで叫びました(笑)。あとアレルギー的な面では犬と猫アレルギーなので、耐えながら猫の匂いを吸っています(笑)。
――次回のインタビュー連載には月城うさぎ役の小坂井祐莉絵さんが登場します。尋ねてみたいことやメッセージをお願いします。
相良:祐莉絵ちゃんは演じるとき、まずは台本通りにやってみるそうですが、今回も台本通りに練習したのか聞いてみたいです。とにかくうさぎがすごいので気になります(笑)。
メッセージは、「この間、うちに来たいと言われたときに断ってゴメン」とお伝えください(笑)。祐莉絵ちゃんがお仕事で北海道に行ったときにおみやげを買ってきてくれて、お互い相手の家に行くつもりだったんですが、私も彼女も、ちょうど親や親せきが来ていたのでリスケすることになって。それからLINEの返信がないので怒っているのかなと。
――それは状況的にしょうがないと小坂井さんも納得されているのでは?
相良:確かに祐莉絵ちゃんはLINEを返してくれないことが多くて。きっと既読を付けて、返信を忘れたままだと思います。もらったイクラの賞味期限もそろそろなので、来週あたり会いましょう。きっとこの記事が出る頃には解決していると思いますけど(笑)。
――アニメ『犬になったら好きな人に拾われた。』の第4話以降の見どころ、注目ポイントのご紹介をお願いします。
相良:第4話以降も怒とうの展開が待っています。ミケとしては大変なシーンがあるので、原作を既に読んでいる方は“例のシーン”を楽しみにしていてください。個人的には好きなシーンですが、演じるのは大変でした(笑)。
ミケのポチ太への接し方の変化にも注目していただけたらと思います。ポチ太たち各キャラを見ているだけで元気になれる作品なので、今後も楽しんで見てください。
一般的なアニメは俯瞰で描かれますが、『犬ひろ』は犬目線、主観で描かれているので、犬になった気分で楽しんでみてください。原作にある女の子とのあんなシーン、こんなシーンの再現度もバッチリです。
まだ見たことがない方は、男性なら心が躍り、女性なら「かわいい!」と思えるシーンが多いので、ぜひこの機会に触れて、ポチ太たちのことを好きになってもらえたらと思います。
TVアニメ「犬になったら好きな人に拾われた。」作品情報
放送情報
2023年1月6日(金)よりTOKYO MX、BS11にて放送スタート!
TOKYO MX:1月6日より毎週金曜25:35~
BS11:1月9日より毎週月曜25:30~
AT-X:1月13日より毎週金曜 22:45~
※放送日時は変更になる可能性があります。
配信情報
ABEMA:1月5日より毎週木曜 24:00〜 地上波先行配信
d アニメストア:1月5日より毎週木曜 24:00〜 地上波先行配信
AnimeFesta:1月11日より毎週水曜 24:00〜 ワンダフル ver.配信
そのほか配信サイトも順次配信
※放送・配信日時は変更になる可能性があります。
STAFF
原作:古川五勢(講談社「月刊少年マガジンR」連載)
監督:安ドウタカシ
ヴィジュアルディレクター:斎藤久
キャラクターデザイン・総作画監督:森田和明
デザインワークス:岩田竜治、森前和也、輿石暁、柄谷綾子、鷲北恭太
美術監督:地蔵本拓嗣
美術設定:地蔵本拓嗣、小野寺美幸、秋山真理子
色彩設計:ながさか暁
撮影監督:加納篤
編集:木村祥明
音響監督:吉田光平
音響効果:鈴木潤一朗、静岡佑紀
音楽:菊池達也(marble)
アニメーション制作:Quad
主題歌
オープニングテーマ:「逆境☆不惑☆フラクション」
橋本みゆき,榊原ゆい,Rita with AiRI,Ayumi.,片霧烈火,川村ゆみ,佐咲紗花,Duca,中恵光城,のみこ,美郷あき,yozuca*,rino,riya(eufonius)
エンディングテーマ:「レッツゴー・マイ・ハウス!!!」
犬飼加恋(CV. 会沢紗弥)&猫谷ミケ(CV. 相良茉優)&月城うさぎ(CV. 小坂井祐莉絵)
CAST
ポチ太:梅田修一朗
犬飼加恋:会沢紗弥
猫谷ミケ:相良茉優
月城うさぎ:小坂井祐莉絵