2023年1月下旬の総括(手紙)|青山吉能『みずいろPlace』#64
こんにちは、元気ですか?
わたしは元気です。
青山吉能です。
お手紙を書くって、愛おしいですし、案外忙しいものです。
便箋の用意や送り先の住所、切手や糊、小洒落ちっくにシーリングスタンプにしちゃおうかな?なんて寄り道もしながら、お手紙を出すために必要なものを把握し、その知をもってして、自分のセンスを嘆きながら自己肯定感と引き換えになんとか内容を考え始めることができます。
まあ上記のような行程をすべて経ているかどうかなんてものは、ルールなどではないですし人によって変わるとは思いますが、その違いは触れただけで一目瞭然です。しかしあなたがどの大問を飛ばしていたとしても、尊さという大きな円から退場させられることは絶対にないのでご安心を。
さあ手に取る。
(手書きだ、かわいい)
ふとなぞってみる。
(文字んとこちょと凹んどる、鉛筆3Bなんかな、かわいい、本名かな、住所難読すぎ、すごい、わたしのことをここで大体考えとるんだ、etc…)
届いた側もこのように時間をかけて味わってしまうので、封筒だけでもこれだけ思案できてしまいます。
その時間がたまらないのです。筆舌に尽くし難い。
どっさり届いた便箋たちを、消印を見ながら時系列に並べてじっくり眺めます。
中には、ステージに立つことが生業になっていたときに出会った方もいらっしゃりました。「十年」というのは、振り返るのにとてもちょうどいい重さをしています。
大昔、わたしに勝手に親戚(又は家族又はよぴんころ大好きっこクラブ)(他にもたくさんあるよね)(把握しとけ)(ごめん)にさせられたファンの方たちは、いま、青山吉能の周りに大きな音で蠢いている突発的な竜巻を、きっと遠くからそっとご覧になっているのかな、なんて少し寂しく思ってました。
そうしたら、あらや意外と楽しめていたみたいで、ちょっぴり安心でした。
後方親戚ヅラおじさん(又は家族又はよ以下略)たちよ、あの頃とはお互いちょっとずつ心も志も変化しているかもしれないけれど、またふとわたしの名前を見つけたら、かつてわたしの親戚だったこと、忘れないで、でも上手に、。ね。
とにかく生きていてください。
竜巻もビッグな波も、どちらも自然破壊現象です。数分後にはまた何事もなかったように凪がやってきます。頻発性はないので、物珍しさにちょっとノってみたくもなりますが、わたし自身もきっと、真ん中でじっと見つめるだけかもしれません。
人はこれを成長と呼ぶのか大人と呼ぶのか後退と呼ぶのか。誰か教えて欲しいです。
みんなは花ですよ
なんて話もしていますが、お話は戻って。
お手紙っていいな。
年賀状っていいな。
話題はこれです。
特に年賀状なんて、皆さんとわたしを結ぶ「ハンドルネーム」の、外の世界からのお手紙が多いように思えます。
ハンドルネームでない名前を呼ばれ返事をしてハイチーズした姿だったり、ハンドルネームでないジョブで出会い生まれた命と写っているものもあったり。
見慣れないものを1から羨ましがってはキリがないですが、皆さんとても素敵に映っていました。
わたしにはあまりそういったものがないので、今年は精力的にハンドルネームな青山吉能というものをより充実させていきたいな、といま書いている最中ですが、小さく決意。
とは言え、どちらの人生も青山吉能というネームであることは変わらないので、相変わらず魂そぎ落とし売り人生を歩むことになるとは思うのですが、それもそれでまたオモロが生まれたらこっちのモンってやつです。
ひとまずスポーツジムを再開してみることにしました。続くかな。というか面白くなるかなこれ興味あるか?
正直、それよりもリビングのライトですよね。えいや、の力で今日こそは不動産に電話してみます。そのえいや、の力で引越できるんだったらそっちの方がいいくらいですが。
様々なメディアにこの生活が明るみになってから(部屋は暗いのに)、大丈夫なの?という連絡をちらほらいただけるくらいには、人間やれております。
わたしの話すことは、あくまでも生活の一部としてのお話なので、ばっかでぇ〜くらいのテンションでお付き合いくださいね。
それではこの辺りで終わります。
ごくたまに、わたしは、このコラムという公の場を通して他の誰でもないおまえに向けたラブレターを書く癖があります。今回もそうです。
頭のいつもの挨拶から「皆さん」が消えてるのも、今回はそうだと思って。
「周りから、こういうのが愛だよと教えられたものではなく、内側からひとつひとつ拾い上げて溢れかっていつの間にか花束のように見えちゃった、その総評が愛なんだと。」
1年前の言葉です。みんなは花ですよ。
さようなら。
青山吉能
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編集担当:川野優希