5人にとって“大切な1曲”を先輩直伝のパフォーマンスで披露。ミュージックレイン3期生の相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんによる『日々荘3号館~一富士二鷹3号館~』夜の部レポート
2017年に開催された「第3回ミュージックレインスーパー声優オーディション」で合格した、相川奏多さん、橘美來さん、夏目ここなさん、日向もかさん、宮沢小春さんからなる「ミュージックレイン3期生」。
そんな彼女らが出演するイベント『LAWSON presents トーク&バラエティイベント 日々荘3号館~一富士二鷹3号館~』が、2023年1月9日(月・祝)、東京・山野ホールにて開催されました。
『日々荘3号館』は3期生の5人がシェアハウス「日々荘」の住人という設定で企画が展開。5人がステージ上でお芝居をしたり、ゲームをしたり、おしゃべりをしたり、時には歌って踊ったりと、笑顔あふれる「トーク&バラエティショー」が繰り広げられます。今回は夜の部のレポートをお届けします。
夢の中で海賊になったり、ゾンビになったり、借金したり!? ハチャメチャな展開が楽しい「朗読劇」
開演時刻になりBGMが段々と大きくなっていくにつれて暗転する会場。住人さん達の拍手が鳴り響く会場のステージに5人の影が並びました。
今回の朗読劇は、新年のとある夜のお話。寝ていた宮沢さんが起きると、なんとそこはどこかの「海賊船」。宮沢さんが戸惑っていると、船長らしき人の声が。すると夏目さんが「海賊王に、俺はなるんだ!」と、某海賊漫画の主人公が言うようなセリフを元気いっぱいに叫びました。
宮沢さんが戸惑っているとまた声がしてきました。日向さんが「コハさーん! おはようっすー! きょうもおいしいパスタ、作ってますよー!」と目をハートにしながら宮沢さんに猛アタック。しかも日向さんが持ってきたパスタは、あの“味噌汁パスタ”。そんなチャラ男を目障りそうに見ながら橘さんが「剣の練習の邪魔、しないでくれねェか」とクールな声で言い放ちました。
すると、日向さんと橘さんはケンカを始めてしまいます。そんな2人を見て宮沢さんは「犬猿の仲なのね……」とポツリ。2人が争う声を聞きつけ船長がこちらにやって来ました。そしてこのクルー達が「バキバキの一味」ということが判明します。
宮沢さんはバキバキの一味で「ミヤナミ」という名前。そして“やだやだの実”の能力の持ち主。壊れた舵を「やだやだの……元どおり!」と修理できるようです。一味でワイワイ話していると、懸賞金を狙う“ハンター”の相川さんが襲来。宮沢さんが捕まりそうになりますが、船長が“バキバキのガトリング”で見事ハンターを撃退! そして、優しい船長は襲ってきたハンターを一味に誘います。
相川さんが一味への仲間入りを果たし、喜んでいるところで宮沢さんは目を覚まします。するとそこは日々荘のリビング。そう、さっきまでの出来事は、宮沢さんの夢だったのです。
続いて、夏目さんの夢の中へ。夏目さんが行き着いた夢は、なんと恐ろしいゾンビがいる世界。そこでゾンビと化した橘さんに遭遇してしまいます。夏目さんは橘さんが大好きな豊崎愛生さんのCDを使い、目をくらます作戦を実行するも、「(豊崎さんの)アルバムなんて全部持ってるんだよぉ!」と絶叫。なんと橘さんはゾンビになっても豊崎さんへの愛を忘れていませんでした!!
一時ゾンビになりかけていた日向さんが正気に戻り、夏目さんと手を取り合ってゾンビを退治することに。そして、ゾンビを仕留めるための最終兵器“ロケットランチャー”を放ちましたが……。ここで、夏目さんがリビングで目を覚まします。
今度は、橘さんが寝言で「借金なんかしたくない〜」と言っているところを発見。 そのまま場面は橘さんの夢の中へ……。夢の中の橘さんは「いろんなゲームで課金しすぎて大借金をしてしまった……」と言っていると、流暢な関西弁の相川さんに「仲良くしようや」と“ギャンブル船”に迎え入れられます。
宮沢さん、夏目さん、日向さんの絶妙なタイミングの「ざわ…ざわ…」には会場から笑いが(笑)。その後は、夏目さん演じる“利根川ここな”が繰り出すゲームに橘さんが挑戦しますが、ゲームの内容は住人さんにとって見覚えがあるものばかり。
箱の中身を当てたり、リズムゲームをしたり、イタイワニーをやったり。利根川ここなが盛大ワニに指を噛まれたことにより、ゲームに見事勝利し借金がチャラになった橘さん。ここで夢から覚めます。
先に起きていた宮沢さんが橘さんに声を掛けると、他の3人も続々と目を覚ましました。「初夢が散々だった」という夏目さん。そんな夏目さんに、相川さんは「初夢が思い通りにいかなくてもいい」「2022年から新しい住人さんが増えたでしょう? もしイヤな夢を見たって、それを話して、わらってもらえばいいんだよ」と笑顔で回答。夏目さんも「住人さんたちの話も聴いていきたいね!」とニッコリ。
そして、宮沢さんが「ということで日々荘3号館・住人のみなさん、どうぞ今年も」と言うと、全員で「よろしくお願いいたします!」と新年のご挨拶。
色々なパロディが織り込まれており、またもや5人の演技の幅広さを見せてくれた新年一発目の朗読劇。最後は住人さんへの想いに繋げていったとても素敵なストーリー。今年も「ただいま」をしてくれた住人さんたちの温かい大きな拍手で幕を閉じました。