冬アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』サイトウ役 木村良平さん×ラエルザ役 ファイルーズあいさん第2話振り返りインタビュー|ラファのエピソードやラエルザの口移しなど見どころ満載! 人間ドラマもしっかり描く作品だと分かる作りに【連載第3回】
第3話は「ここまでやっちゃうの?」とギリギリまで挑戦!? 本格的に物語が動き出す今後に注目!
――次回放送される第3話や、今後の見どころのご紹介をお願いします。
ファイルーズ:第3話は「ここまでやっちゃうの!?」と思ったくらい、下ネタがキツくて、思わず失笑してしまいました(笑)。衝撃的なワードが出てきましたが、チョーさんのお芝居がおもしろすぎて、「モーロックさんが言うなら許しちゃおうかな」という気持ちになりました。ギリギリを攻めている感じもおもしろかったです。
ラエルザ的には、サイトウへの好意がだだ漏れですが(笑)、サイトウがある魔物に襲われたシーンの必死な姿と、魔法にかかったサイトウに迫られ、照れるラエルザのかわいさも見どころです。
木村:サイトウがいた元の世界での過去やラエルザたちとの出会いのシーンもあります。
あとは、あるエピソードで「鉄砲を作ってもらおうか」とサイトウが思い浮かんだシーンは、異世界もののアンチテーゼのようなものを感じました。現世の文化や技術を異世界に持ち込んで無双するのではなく、その逆の発想なのが新鮮でした。きっとそれは、サイトウが自分が今いる異世界が好きになったからなんだろうなと思います。そのシーンとセリフはこの作品の中でも重要で、サイトウのものの捉え方が分かるし、原作の一智先生がどう描きたいのかも見えてくると思うので、注目していただきたいです。
第3話でも新キャラが登場して、異世界の状況も分かってきて、ここから物語も新しい展開が始まり、更におもしろくなっていくので、見てくださっている皆さん、もうちょっと付いて来てください。
――ラエルザは第1話で、道具屋で働くサイトウを陰からのぞきに行ったり、好意や想いが変な方向に行っていますが、今後サイトウへの想いが成就するのかも気になります。
ファイルーズ:そうですね(笑)。
木村:ラエルザの恋心が垣間見えるシーンのお芝居は、東山さんもキュンキュンして大喜びしていたので、皆さんもご期待ください。
――最後に皆さんへメッセージをお願いします。
ファイルーズ:サイトウは異世界に来ても、強い力や武器とか、特別な能力をもらっていませんが、そんな彼が、仲間や異世界の人たちから必要とされて、輝いている姿を見ていると嬉しくなったり、温かい気持ちにさせてくれます。
見てくださる方も、サイトウになった気分で、自分だったら異世界をどう生きるのかや、ピンチになった時、どう行動するのか想像しながら見ていただくのもおもしろいと思います。
そしてラエルザのサイトウへの恋心と、サイトウがいつ気付いてくれるのか、そして恋が叶うのかにも注目して、応援していただけたら嬉しいです。
木村:既にここまでアニメを見てくださった方には、肩肘張らずに楽しめる作品であることは分かっていただけているかなと思います。絵が美しくて、物語もおもしろい原作ですが、アニメになることで、声や音、色がついて、会話や展開もよりテンポよく楽しんでいただけるものになっていると思います。
敵を次々とぶった切ったり、すごい魔法や必殺技で倒すような爽快感はないかもしれませんが、この作品ならではのカタルシスがあるし、登場するキャラたちもかわいらしさやどこか憎めない、親近感が涌いてしまう人たちばかりです。そんな魅力的な異世界冒険譚を一緒に楽しんでください!
『便利屋斎藤さん、異世界に行く』作品情報
あらすじ
運動も、勉強も、そこそこ。決して一番になれない普通の人間……それが、斎藤さん。
職業“便利屋”の斎藤さんは、ある日、異世界に転生する。
そこで出会ったのは、強く美しいツンデレ戦士。ラエルザ。
呪文を忘れる最強魔法使い。で、エロじじいの モーロック。
姿はかわいいが守銭奴の妖精。ラファンパン。
斎藤さんは個性的すぎる仲間たちとダンジョン攻略に挑む。
鍵開けのノウハウで、宝箱を開けたり、カバン修理のスキルで、仲間の防具を直したり。
元の世界で身につけた“便利屋”の経験を異世界で活かす。
異世界でも斎藤さんは決して「特別」ではない。
しかし、必要とされることを知り「ありがとう」を知る。
斎藤さんは充実していた。
キャスト
(C)一智和智・KADOKAWA刊/「便利屋斎藤さん、異世界に行く」製作委員会