アニスの温かさで生まれる柔らかくて儚い空気感! 冬アニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』イリア役 加隈亜衣さんインタビュー【連載第3回】
鴉ぴえろさん原作の人気ライトノベル『転生王女と天才令嬢の魔法革命』(富士見ファンタジア文庫)がアニメ化し、2023年1月より絶賛放送中!
通称『転天』とは、前世の記憶を持つアニスフィアという王女が、魔法が使えないながらも魔法に憧れて、独自の発明で「魔法科学」を生み出すファンタジー作品。弟のアルガルドの婚約者であり、魔法を使いこなす天才令嬢のユフィリアと出会い、絆を深めていきながら魔法世界で旋風を巻き起こしていく。
アニメ『転生王女と天才令嬢の魔法革命』の放送開始を記念して、当サイトでは出演キャストへのメールインタビュー連載をお送りします。3回目となる今回ご登場いただくのは、イリア役を演じる加隈亜衣さんです!
アニスの温かさで生まれる柔らかくて儚い空気感
――原作を読んだり、台本を読まれた時の作品の印象をお聞かせください。
イリア役・加隈亜衣さん(以下、加隈):アニスの明るさ、元気さ、ブレない強さに惹き込まれる作品だなと感じました。次は何をするんだろう、どんな時も楽しそうで素敵だなとワクワクしながら見守ってしまいますね。
アニメだと、ユフィリアの置かれている状況や心の傷が全体的な空気感にも溶け込んでいて悲しい気持ちになりそうなところを、アニスの温かさが混ざっていって、柔らかくて儚い空気感が2人の間に生まれていて。そこがこの作品の私のツボになりました!
――演じるイリアの印象とかわいさや魅力を感じる点、ご自身との相違点などお聞かせください。
加隈:厳しいというかキツめの表現をするけど、それはアニスにだけで。ずっと見守っているからこその言葉や、口を挟むタイミング、一つ一つに愛が詰まっているところが最高に可愛くて魅力的です。イリアは私との相違点だらけですね。人様に出せるお茶を淹れられません。自信があります。
――演じる際に意識された点や受けたディレクションなどお聞かせください。
加隈:1話はアニス様と二人きり会話だったので、仕事だけではない二人の関係性のやり取りを想像して喋っていたんです。2話はアニス様に加えてユフィリア様がいたので仕事モードのイメージでテストにのぞんだのですが、1話よりキーが低くて怖いとディレクションをいただいたんです。なので仕事モードの時は怖くは聞こえないように気をつけながら、固い感じを意識するようにしていました。
――収録時や休憩時等での現場の様子や裏話、おもしろかった出来事などお聞かせください。
加隈:収録日に大雨だった事がありまして。
スタジオに来る人来る人みーんな見事にびしょ濡れだった姿が印象に残っています。服の色が変わるくらい濡れている人も多くて、もう笑ってしまいました。大量にタオルを持って差し出していれば侍女力が上がったのに…と後悔しています。不覚でした。