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春アニメ『マジデス』メディアミックス発表会で早くもゲーム化発表!/レポート

春アニメ『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』メディアミックス発表会レポート|アニメ放送開始前に早くもゲーム化決定!世界観を共有する2つのコンテンツの内容とは――

原案のJUN INAGAWAさん、ブルー役の愛美さん、プロデューサーのMBS 亀井博司さん、そして司会の鷲崎健さんが登壇した『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』メディアミックス発表会。非常に密度の濃い内容となっていたので、その模様をレポートします。

いよいよTVアニメが4月からスタート!原案者が作品に込めた想いとは

新進気鋭のクリエイター・JUN INAGAWAが原案を務めるアニメ『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』とはそもそも何なのか。

まず物語のイントロダクションは、このような感じだ。

2008年に出現した謎の勢力により、アニメ、ゲーム、マンガ、音楽、鉄道、コスプレといったオタク文化が排除されてしまった日本。そこに、封鎖されたアキバを奪還し反旗を翻す者たちが現れた。

若き革命者“オタクヒーロー”と彼を慕う3人の魔法少女“アナーキー”“ブルー”“ピンク”。さらに様々なオタクたちが集まったアキバ革命軍は、“好きなものを好きなだけ好きといえる世界のために” 戦いに挑んでいくーーー。

 

オタク文化を取り戻すべく戦うというだけで胸が熱くなるのだが、原案のJUN INAGAWAは「好きなものがあるというのは素晴らしいことだけど、それを好きなだけ好きと言いにくい世の中ではあるので、その好き!という言葉には言い表せない衝動を、僕はどうしても描きたかった」と言う。さらに「好きなものや自我とかが抑圧されたとき、自由を奪われたときに人ってカウンターしたくなる。奪われたときに燃える! それは良くないよと言われたときに、自我を曲げずに俺はこれを好きなんだ!と言い続けられる世の中がいいと思っているので、そういうメッセージ性が『マジデス』にはあります」と、作品に込めた想いも熱く語っていた。

それは今の世界にも実は通じている。JUN INAGAWAは、SNSでは承認欲求を満たすために、他人に幸せを委ねてしまう世の中で、自分が本当に好きなものは何なのか、何をしたいのか……自分と向き合って考える時間が少なくなってしまっているのではないかと考えているそうで、“オタクヒーロー”もJUN INAGAWA自身を投影したもので、魔法少女のアナーキー、ブルー、ピンクも、“反骨心”“狂気”“ピュアさ”といった自身の内面を表したものでもあるのだという。作品の根底にある魂のような部分に触れた感じがして、非常に作品への興味が湧くコメントの数々だった。

その後、亀井プロデューサーから、クリエイターでありアーティストのJUN INAGAWAとの出会いから、この作品の原型となる世界観が紹介されていた彼の個展で、映像化のオファーを正式に出した話など、このアニメが生まれた経緯が語られていく。

そこからJUN INAGAWAがいったいどんなクリエイターなのかという話題に移っていく。中学時代をカリフォルニアで過ごした彼が、やることがなさすぎてアニメとマンガに没頭していった話、そこでマンガ家を目指し、自己満足でマンガを描き、高校を卒業し、マンガ家になるために日本に戻ってきたエピソードなどが語られていく。マンガを出版社に持ち込み「オリジナリティがない」という残酷な評価がくだされたときに、もっと人生経験を積むべきだと、もう一度アメリカに戻り、音楽やストリートカルチャーなどの違う世界に目を向けていったという。そうやって新たな経験をした上で、自然と生み出していったものが、たまたま日本で話題になり、アニメ化まで至ったというエピソードは、すべてのクリエイターにも通じる、大切なことのようにも感じた。

ここまでの話を興味深く聞いていたブルー役の愛美。ここからは、すごく楽しかったというアニメのアフレコでの話になっていく。印象的なこととして、兵庫出身の愛美にとっても関西弁のディレクションが厳しかったそうで、こだわりの関西弁はぜひ楽しみにしていてほしいと話していた。

また、アニメのオープニングテーマ「MAGICAL DESTROYER」も愛美が担当していて、そのプロデュースをしたのがJUN INAGAWAとなる。「アニソンっぽくない感じだけど、愛美さんの素晴らしい歌唱力で、普通に音楽ファンとして、これはすごい! やばい!となった」と、JUN INAGAWAがアーティスト愛美について語ると、「レコーディングで初めてお会いしたんですけど、(JUN INAGAWAが)23歳で年下なことにビックリしました!(笑)。尖っている方かと思ったら、とてもマイルドな方で、リラックスして歌えました」と、レコーディングでの思い出を笑顔で話す。どんなアニメーションが付くのかわからないような構成の楽曲になっているようなので、ぜひ楽しみにしていてほしい。

その後、アニメのキャストで、この場に来られなかった古川慎(オタクヒーロー役)、ファイルーズあい(アナーキー役)、黒沢ともよ(ピンク役)から映像コメントが寄せられ、そこからアニメの現場の雰囲気の話になっていくのだが、すごく楽しい現場で、みんなの好きが詰まった、みんなでつくりあげた作品になっているとのことだった。

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