冬アニメ『便利屋斎藤さん、異世界に行く』リリーザ役 花守ゆみりさん×ギーブル役 田所陽向さん第7話振り返りインタビュー|田所さんはギーブルの乙女心を探求中!? なかなか見られないお芝居に花守さんも大満足【連載第7回】
一智和智先生が、KADOKAWA「ComicWalker」等で連載中の漫画『便利屋斎藤さん、異世界に行く』がTVアニメ化! 2023年1月より放送中です。
異世界に転生した主人公・斎藤(サイトウ)は、前世で培った便利屋としてのスキルを活かし、冒険者として新生活をスタートさせる本作。サイトウは、冒険者・ラエルザ、モーロック、ラファンパンと出会い、彼らのパーティーに加わり、一緒に冒険することに。特別な力もなく、魔法も使えないサイトウですが、自分が仲間たちのためにできることへ真摯に向き合い、便利屋で磨いた技術や機転で、仲間たちのピンチを救っていきます。
第7話では、命がけで魔神を召喚したキスルギに対し、モーロックが大魔法を発動させるシーンが展開。しかし、モーロックは大魔法発動直前にキスルギの過去を見て、自分自身と重ねてしまい威力を弱めてしまいます。
モーロックがなぜ過去の記憶を失ってしまったかが明かされ、更にこの場所に現れた大臣から魔女を救うための方法があると聞かされたキスルギ。果たして魔女にかけられた呪いを解くことができるのでしょうか?
アニメイトタイムズでは、本作の連続キャストインタビュー企画を実施中! 第7回は、見た目はかわいいけれど魔獣狩りの戦士・リリーザを演じる花守ゆみりさんと、たくましくてカッコいいけれど、内面は乙女な魔術師・ギーブル役の田所陽向さんというギャップパーティコンビが登場です。
放送されたばかりの第7話を振り返っていただきつつ、田所さんイジりが止まらない爆笑対談をお届けします!
モーロックの悲しい過去や優しさに花守さんも涙した第7話
――今回放送された第7話までを振り返ってみての感想と印象的なシーンをお聞かせください。
リリーザ役 花守ゆみりさん(以下、花守):第7話はまさに山場と言えるような回だったんじゃないでしょうか?
今まで平和な時間を過ごしていたサイトウさんたちでしたが、「モーロックさんにそんな悲しい過去があったなんて」と衝撃を受けた方も多かったと思います。モーロックさんの家族が登場する回想シーンでは、おじいちゃんではなく、しっかりした魔術師で、家庭をないがしろにしてしまうほど全力で魔術の研究に取り組む昔のモーロックさんの姿を見てビックリしました。今のモーロックさんになった経緯を知られたのは、おもしろくもあり、苦しくもありました。
私はギーブルちゃんがずっとかわいくて好きだったので、第7話でも乙女な顔がかわいくて、収録中も後ろでキュンキュンしていました(笑)。
ギーブル役 田所陽向さん(以下、田所):僕は乙女心がわからないから大変でした(笑)。
第6話でキスルギたちが魔物になって、みんなでモーロックが大魔術を使う時間稼ぎをして、いざ魔術を発動!というところで、呪文を忘れてしまって。サイトウが呪文を書き起こしていたことで、再び魔術を使おうとしたモーロックでしたが、キスルギたちの過去が見えてしまったことで結局、キスルギたちを助けてしまう……イキなジジイだなと思いました(笑)。助けたおかげで、自分は重傷を負ってしまったわけですが。
花守:キスルギたちはたくさんの冒険者を襲ってきましたし、自身も危ない目に遭っているのに、「助けてもいいか」と尋ねられて、その場の感情ではなく、ちゃんと相手の事情や背景まで汲み取って許してくれるサイトウさんは優しいです。
田所:モーロックもそうだし、みんな優しいですよね。
――サイトウたちの戦いは終わりましたが、キスルギの目的が果たせるのかはここからです。
田所:第8話も見逃せませんね。
花守:とってもいいお話で、私も泣いてしまいました。
――サイトウたちとキスルギの戦いのエピソードに入ったら、これまでの雰囲気とはガラリと変わって、まるで別作品のようでした。
田所:最初の頃はこんなにバチバチに戦い合うとは思っていなかったので意外でした。
花守:サイトウさんの日々をオムニバス形式で見ていく作品なのかなと思っていましたが、いろいろなキャラたちや過去の物語とつながっていくんですよね。サイトウさんがいた世界とどうつながっているのかも気になるところです。
――序盤では忘れっぽくてエッチなおじいちゃんだったモーロックが、中盤ではすごい活躍ぶりでした。
花守:完全に主人公ですよね。
田所:このお話は登場キャラみんなが主人公ですよね。それぞれのキャラを掘り下げていくだけでも1本ずつストーリーができそうなくらい、魅力的なキャラばかりです。