TVアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』2B役・石川由依さんインタビュー【第3回】｜第5話振り返り「未来を約束するシーンにグッと来る」

2017年2月23日にスクウェア・エニックスから発売され、全世界累計出荷・ダウンロード販売本数700万本を突破している大人気アクションRPG『NieR:Automata』（ニーア オートマタ）。ついに2023年1月7日より、TVアニメ『NieR:Automata Ver1.1a』が放送開始となりました。

地球侵略をする＜エイリアン＞と称される異星人が生み出した＜機械生命体＞と、人類が生み出した＜アンドロイド＞が長きにわたり戦闘する世界が舞台となる本作。最終兵器の新型アンドロイド＜ヨルハ＞部隊に所属する＜2B＞は地球に派遣され、先行調査員の＜9S＞と共に任務にあたります。しかし、数々の不可解な現象に遭遇……。人類のために戦い続ける、命なき＜アンドロイド＞たちの物語が描かれます。

今回は、＜2B＞を演じる声優の石川由依さんへ第5話の見どころについて伺います。ゲームでも重要なキャラクターであるパスカルについて、第5話時点で石川さんが感じる2Bにとって9Sがどんな存在なのかについて、お話しいただきました。

前回の石川さんのインタビュー

パスカルに対しては身構えてしまう

ーー第5話「mave[R]ick」では、戦いが当たり前の世界の中で平和主義の機械生命体であるパスカル（演：悠木碧）が登場します。石川さんはパスカルに対してどのような印象をお持ちですか？

石川由依（以下、石川）：まったく新しい勢力ですよね。今までこんなタイプの機械生命体はいなかったわけで、出会ってすぐは「本当に平和を求めているのだろうか……」「何か裏があるのではないか？」と疑っちゃいますよね（笑）。これまで2Bや9Sたちにとってどう転んでも敵でしかなかった機械生命体が、歩み寄ろうとしてくる。そんな簡単に「ああ、そうですか」とはならないと思います。きっと2Bは「何かあっても自分が倒せる」と思っているから、冷静でいられているのかもしれないですけど、ただの1プレイヤーとしてはパスカルに対してすごく身構えてしまいます。でもパスカルみたいな機械生命体が増えたら、未来への希望が見えてくる気もしています。

ーー個性を持つ機械生命体たちが暮らす、「パスカル村」についてはいかがでしたか？

石川：パスカル村では、「機械生命体たちも人間に近い部分があるんだな」と思わされるシーンがたくさん描かれていますよね。パスカル村に暮らす機械生命体たちは喧嘩をしたり、少し捻くれていたり……アンドロイドたちは規律があるから、その規律から大きくはみ出すことはないけれど、機械生命体は規律がないじゃないですか。だからこそいろんな個性が出てきたり、より多様になっていたりするのではないかと思いました。アンドロイドのような機械生命体であるアダムとイヴも出てきてしまいますしね。

第5話は「どうなることやら」と思いました（笑）。

一緒にTシャツを買いに行ってほしい

ーー9Sが2Bに「平和になったら、一緒に買い物に行きましょうよ」と言うシーンから、平和なパスカル村に行く流れが、これまた妙ですよね。

石川：たしかに。だからこそ、今後の展開を考えるとつらいんですよね。このままずっと平和が続けばいいのに……。「平和になったら」って言っていますけど、本当に平和になったらいいなって。（2Bと9Sが）一緒にTシャツを買いに行ってほしいと切実に思います（笑）。

ゲームをプレイしていて先の展開を知っている身からすると、未来の約束をするシーンはグッときてしまいます。より切なさを感じますね。

ーーこの会話から2Bと9Sの距離が縮まっているように感じるのですが、石川さんは第5話の時点で2Bにとって9Sはどんな存在になっていると思いますか？

石川：先の展開を伏せてお話しするのが難しいのですが……（笑）。9Sとそれなりに長く行動を共にし、日常的な会話もたくさんしているので、2Bの9Sに対する距離がちょっと近づいているように見えますよね。9Sは好奇心旺盛だからこそ、実は2Bはすごく心配していたり、不安な感情を抱いたりしている部分もたくさんあるんじゃないかなと思います。アンドロイドなので感情を持つことは禁止されているものの、「このままこの時間がずっと続けばいいのに」と考えていると私は思いました。

[インタビュー/阿部裕華]

これまでのインタビュー記事

｜石川由依：01

2B役・石川由依インタビュー【第1回】

｜石川由依：02

2B役・石川由依インタビュー【第2回】

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｜石川由依：03

2B役・石川由依インタビュー【第3回】

｜安元洋貴：01

ポッド０４２役・安元洋貴インタビュー【第1回】

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｜安元洋貴：02

ポッド０４２役・安元洋貴インタビュー【第2回】

｜安元洋貴：03

ポッド０４２役・安元洋貴インタビュー【第3回】

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9S役・花江夏樹インタビュー【第1回】

｜花江夏樹：02

9S役・花江夏樹インタビュー【第2回】

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｜あきやまかおる：01

ポッド１５３役・あきやまかおるインタビュー【第1回】

｜あきやまかおる：02

ポッド１５３役・あきやまかおるインタビュー【第2回】

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ポッド１５３役・あきやまかおるインタビュー【第3回】

｜悠木碧：01

パスカル役・悠木碧インタビュー

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アニメ『NieR:Automata Ver1.1a』作品情報

放送情報

TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11：1月7日より　毎週土曜　24:00～
読売テレビ：1月9日より　毎週月曜　25:59～
福岡放送：1月10日より　毎週火曜　25:59～
中京テレビ：1月10日より　毎週火曜　26:27～
札幌テレビ：1月12日より　毎週木曜　26:29～
アニマックス：1月14日より　毎週土曜　22:00～
※放送日時は変更になる場合があります

国内配信情報

DMM TV、dアニメストアにて1月7日より　毎週土曜　24時30分～配信開始予定
ほか各配信プラットフォームでも1月10日正午以降順次配信開始予定
※配信日時は変更になる場合があります

海外配信情報

160以上の国と地域で配信予定

Introduction

西暦5012年。
突如地球へと飛来してきた＜エイリアン＞と、彼らが生み出した＜機械生命体＞により、人類は絶滅の危機に陥った。
月へと逃げのびた僅かな人類は、地球奪還のため、＜アンドロイド＞の兵士を用いた反攻作戦を開始。
しかし無限に増殖し続ける＜機械生命体＞を前に、戦いは膠着状態に陥る。
人類は最終兵器として、新型のアンドロイド＜ヨルハ＞部隊を地球へ派遣。
新たに地球へと派遣された＜2B＞は先行調査員の＜9S＞と合流し、任務にあたるが、その最中で、数々の不可解な現象に遭遇し……。

これは人類のために戦い続ける、命なき＜アンドロイド＞の物語――。

STAFF

原作：「NieR:Automata」（スクウェア・エニックス）
監督：益山亮司
シリーズ構成：ヨコオタロウ／益山亮司
キャラクターデザイン・総作画監督：中井 準
音楽：MONACA
制作：A-1 Pictures

CAST

2B：石川由依
9S：花江夏樹
A2：諏訪彩花
ポッド０４２：安元洋貴
ポッド１５３：あきやまかおる
アダム：浪川大輔
イヴ：鈴木達央
パスカル：悠木 碧
司令官：加納千秋
オペレーター６Ｏ：磯部恵子
オペレーター２１Ｏ：初美メアリ
リリィ：種﨑敦美

公式サイト
公式ツイッター（＠NieR_A_ANIME）
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