『僕とロボコ』ロボコ役・松尾 駿さんインタビュー|台詞の前後にメリハリをつけて「押忍!!クソ男飯!!」 声優の師匠ことボンド役・津田美波さんから学び、書き込んだ台本を前に初心に戻る!
“普段の松尾さんの声”を求められる理由は、まさかの顔⁉︎
ーーアフレコ現場で意外だなと思ったことはありました?
松尾:津田さんも(ボンドのママ役の)三石(琴乃)さんも良い飴を持っているんだなと驚きました。休憩の時に、見たことない喉に良さそうな飴をくださるので(笑)。当たり前かもしれませんが、喉のケアを日常的にされているのにびっくりしました。
ーー今では松尾さんも?
松尾:はい。最初は本当に何も持って行かなかったんです。初回で「ヤバい!」と思ってから色々持ち歩くようにしました(笑)。
ーー準備万端で臨んでいらっしゃるんですね(笑)。オーディションの時は「もっと普通でいいです」と監督から言われたとお話されていましたが、アフレコ時はいかがですか?
松尾:同じように「あまり作り込みすぎないように」「普通の松尾さんで」と言われています。けれど、コントでもその役の声で話すので、「僕の普通ってなんだろう?」と分からなくなって逆に難しいです(笑)。
ーーそれほどまで“普段の松尾さんの声”を求められるということは、普段の松尾さんがロボコのイメージにドンピシャなんでしょうね。
松尾:僕としては、一番似ているのは見た目かなと(笑)。周りのキャストから「顔キャス(顔でキャスティング)ですか?」と言われたくらいで。「ロボコと松尾さんの顔が似ているから、ロボコ役に選ばれたのかな?と思って」と冗談半分で言われました(笑)。自分でも似てるな〜と思います。
ーー「ジャンフェス」でロボコになってましたよね!
松尾:その話の後にジャンフェスに出ることが決まったんです。津田さんから「絶対にロボコの格好をした方が良いですよ!」と言われてロボコになりました。
ロボコです❤️ pic.twitter.com/WpRpcOJu4M
— チョコレートプラネット松尾 (@chocopla_matsuo) December 17, 2022
ーー「ジャンフェス」に出たのも初めてなんですよね。
松尾:イベント自体は知っていて大きなイベントだと理解していましたが、出るのは初めてでした。まさか僕が声を当ててるキャラになって出るとは思わなかったのですが、楽しかったです。
ーー会場の反応を受けていかがでした?
松尾:ステージの反応も良かったのですが、会場を歩いた時に「ロボコだ!」と言われたのが気持ちよくて(笑)。また早く「ジャンフェス」に出たいなと思いました。スタッフさんも「次はもっと大きな会場でできるようにしよう」と言ってて。いつか実写でお会いしたいです!
ーーそうですね! 実写化してあの世界に松尾さんロボコが入り込んでも良い気がします。
松尾:でも実写は動きも入るからもっと難しいと思いますし、絶対ヤバいです(笑)。他の仕事ができなくなっちゃうかも(笑)。
ーー本当に予想できないくらいドンドン大きな作品になっていますね。本作の楽しみのひとつに、ジャンプ作品のパロディがありますが、松尾さんは普段から漫画は読まれていますか?
松尾:実は全然読まなくて。元ネタが分からないこともあるので、(大地)監督や津田さんに聞いています。『SLAM DUNK』など自分の世代の作品はわかるのですが……。他の細かいパロディを確認しながら、アフレコをしています。
ーー『SLAM DUNK』のネタは、第6話(「ニョンタとロボコ」)の最後に描かれていますよね。
松尾:そうそう、それは分かるんですよ! 高校生の頃はよく読んでいましたが、大人になると離れてしまっていたので、この作品をきっかけに、元ネタになっている漫画も読んでみたいと思うようになりました。
「とにかく飛び込んじゃえばなんとかなります」
ーー放送も間もなく折り返しとなりますが、松尾さんの作中で好きなシーンを教えてください。
松尾:僕はガチゴリラがすごく好きで、第8話(「ゴリラとロボコ」)のガチゴリラの家の話が好きですね。ただただ好きなんです。
ーーガチゴリラの優しさが溢れるお話ですもんね。ロボコが活躍する回ではどこがお好きですか?
松尾:、第21話です。めちゃくちゃ台詞があって、ずっと喋ってます(笑)。ロボコがあるキャラクターに一方的に話しかけていて、喜怒哀楽も様々なので切り替えが大変そうです。
ーー芸人の松尾さんにとって常に新しい挑戦が続いているんですね。初めの頃は緊張しましたか?
松尾:します、します! コンビではなくひとりとなると話が変わってきますね。
ーーなおさら、ひとりでチャレンジするのは緊張しますよね。ちなみに、もうすぐ新生活の時期が近づいていますが、本作における松尾さんのように、新たな環境へと飛び込む方に向けてアドバイスはありますか?
松尾:とにかく飛び込んじゃえばなんとかなります。僕も最初はとんでもない仕事だなと思ったんですよ(笑)。でも徐々に慣れて、今では楽しんでいます。だからドンドン挑戦した方がいいんじゃないかなと。
[取材・文・撮影/杉村美奈]
『僕とロボコ』ロボコンプリートブルーレイボックス
豪華ロボコンプリート仕様で発売! 今回発売となるBlu-ray BOXは、アニメ本編全28話に加え、じっちゃけ豪華すぎな特典満載! アニメ描き下ろしイラストの三方背BOXに「特製リーフレット ~ロボコのトリセツ~」が付属するほか、大地丙太郎監督が毎話収録前に自ら制作したコンテ映像が収録される。さらにドチャクソにぎやかなオーディオコメンタリーを2種類収録! ロボコ役・松尾駿×大地丙太郎監督/大地丙太郎監督×制作スタッフという異なる側面からロボコの魅力をハチャメチャに語りつくす!
発売日:2023年8月2日(水)
価格:Blu-ray BOX 10,890円(税込)
品番:BIXA-1247
収録分数:約84分(全28話収録)
【じっちゃけ豪華すぎな仕様・封入特典】
■アニメ描き下ろし三方背BOX
■特製リーフレット ~ロボコのトリセツ~
【映像特典】
■監督:大地丙太郎独演コンテ映像
大地丙太郎監督が全話全キャラ全効果音を熱演!?
【ドチャクソにぎやかな音声特典】
■オーディオコメンタリー
①松尾駿(チョコレートプラネット)×監督:大地丙太郎
②監督:大地丙太郎×制作スタッフ
【アニメイト特典(通販含む)】
■L判ブロマイド5枚セット
TVアニメ『僕とロボコ』作品情報
作品名 | 僕とロボコ |
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放送形態 | TVアニメ |
スケジュール | 2022年12月4日(日)〜2023年6月18日(日) テレビ東京ほか |
話数 | 全28話 |
キャスト | ロボコ:松尾駿(チョコレートプラネット) ボンド:津田美波 ガチゴリラ:置鮎龍太郎 モツオ:武内駿輔 円ちゅわ~ん:M・A・O メイコ:平塚紗依 ボンドのママ:三石琴乃 蚊トンボ膝ロボコ:水瀬いのり ケンコバ先生:ケンドーコバヤシ 三船千鶴:種﨑敦美 ミリー:名塚佳織 |
スタッフ | 原作:『僕とロボコ』宮崎周平(集英社「週刊少年ジャンプ」) 監督:大地丙太郎 監督補:佐藤道拓 シリーズ構成:大場小ゆり キャラクターデザイン:荏原裕子 プロップデザイン:佐藤よしひろ 美術監督:湖山真奈美 色彩設計:箕輪綾美 撮影担当:谷本玲奈 編集:楫野允史 音響監督:たなかかずや アニメーション制作:ぎゃろっぷ |
主題歌 | 「lol」GANG PARADE |
公開開始年&季節 | 2023冬アニメ |
電子書籍 | 『僕とロボコ』電子書籍(コミック) |
(C)宮崎周平/集英社・僕とロボコ製作委員会
『僕とロボコ』公式サイト
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