「歌を通して笑顔の輪を広げたい!」──『ひろがるスカイ!プリキュア』主題歌を歌うプリキュアシンガー・石井あみさん、吉武千颯さんが対談で明かす『プリキュア』を知ったことで広がった世界
2023年2月5日(日)よりABCテレビ・テレビ朝日系列全国24局ネットにて放送開始となったTVアニメ『ひろがるスカイ!プリキュア』(以下『ひろプリ』)。記念すべき20周年の新シリーズの主題歌を彩るのは、本作でプリキュアシンガーとしてデビューした石井あみさん、“ちはやお姉さん”こと吉武千颯さんのおふたりです。
物語の幕開け「ひろがるスカイ!プリキュア ~Hero Girls~」を爽やかに、フレッシュに歌唱する石井さん。コーラスには、プリキュアシンガーとしておなじみの北川理恵さん、Machicoさんが参加されています。
温かに気持ちを包み込むエンディングテーマ「ヒロガリズム」は、石井さん、吉武さんのふたりによるデュエット。その歌声には、本作への思いはもちろん、『プリキュア』シリーズから受け取った感動や経験もギュッと詰まっています。
『ひろプリ』らしさも、『プリキュア』シリーズを心から愛するふたりならではの愛情も、たっぷりと詰まった『ひろがるスカイ!プリキュア 主題歌シングル』が3月22日(水)に発売されます。リリースを記念して、石井あみさんと吉武千颯さんの対談インタビューをお届け。
『デリシャスパーティ♡プリキュア 感謝祭』(2月18日・19日)を間近に控えた、穏やかな冬晴れが広がる日。石井さん、吉武さんの、これまでのキセキと最上のココロ意気を教えてもらいました。
「大好きなプリキュアでデビューできるなんて夢のよう」
──(インタビュー現在)ついに『ひろプリ』がはじまりましたね!
吉武千颯さん(以下、吉武さん):はじまりましたね〜! ワクワクしているところです!
石井あみさん(以下、石井さん):同じく、ワクワクでいっぱいです!
──石井さんは本作でプリキュアシンガーデビュー。主題歌が決まったときはどのようなお気持ちでしたか?
石井:本当に驚きました! 大好きな『プリキュア』で歌手デビューできるなんて「夢のようだな」という気持ちです。同時に、聴いてくださる方々の心に一生残るようなものをお届けしたいなと決意しました。
私は小さいころに『ふたりはプリキュア』を見て『プリキュア』シリーズの大ファンになったんです。五條真由美さんの「DANZEN! ふたりはプリキュア」は今でも歌っています。
──これまでのシリーズでいちばん思い出のある作品というと『ふたりはプリキュア』ですか?
石井:『ふたりはプリキュア』から好きになって、『ふたりはプリキュアMax Heart』でシャイニー・ルミナスが大好きになりました! かわいいです(笑)。
また、『スター☆トゥインクルプリキュア』も思い出深いです。今小学校1年生のいとこが「パぺピプ☆ロマンチック」(前期エンディング主題歌)が大好きで一緒に踊っていたんです! 主題歌が決まったときに「吉武さんとデュエット」と聞いて本当にびっくりして! ひとりでずっと興奮していました(笑)。
吉武:踊ってくれてたんだ! 嬉しい! ありがとう!
──『デパプリ』では佐々木李子さん、後本萌葉さんが、そして『ひろプリ』では石井さんが新たに仲間になったことで、吉武さんがプリキュアシンガーとしてもお姉さんの立ち位置に。
吉武:Machicoさんに対しては「おねえちゃ〜ん」という感じだったんです(笑)。李子ちゃんは年齢的には少しお姉さんで、萌葉ちゃんは事務所の仲間でもあって。あみちゃんを迎えて、初めて「お姉ちゃんにならなければ!」と思いました(笑)。
私が北川理恵さん、Machicoさんたちに抱いている憧れの感情を抱いてもらえるように……というのも、なんだかおこがましいかもしれないのですが、あみちゃんと一緒にいろいろな世界を見られるように、引っ張っていけたらいいなって思っています。あみちゃんが仲間に加わったことで、また新たな気持ちと出会えました!
石井:私にとってはすでに憧れのお姉さんです。『プリキュア』シリーズでの吉武さんの活躍を見させていただいているときからプリキュア愛の大きさに感動していました。これからたくさん吸収して、学ばせていただきたいなと思っています。
──吉武さんのプリキュアへの愛や姿勢は北川さんやMachicoさんと共に育んできたものもあると思います。それがバトンとしてつながっていくんですね。
吉武:バトンがつながっていくのはすごく嬉しいなと思っています。みんな本当に『プリキュア』愛がすごいじゃないですか。
──(笑)そうですね。本当に愛にあふれています。
吉武:お話していている時も、一緒にお歌を歌わせていただいてる時も感じているのですが、プリキュアシンガーの皆さんは愛のかたまりなんですよね。本当に温かい人たちばかり。そうした環境で過ごしてきたものを、あみちゃんにも感じていただけるようにと思っています。
同席していた井上 洸プロデューサー(MarvelousInc.) :僕から補足させていただくと、おふたりともお若いのですが、吉武さんはプリキュアシンガーとなって5年目。吉武さんの姿勢を、石井さんに学んでいただけたらと考えていました。おふたりは『プリキュア』シリーズを背負っていく方々だと思っています。
吉武&石井:がんばります……!
──吉武さんは石井さんの歌声をどのようなお気持ちで受け取っていましたか?
吉武:見た目から想像がつかなかった! というのが第一印象です。良い意味でギャップを感じました。外見はほわほわしてて、すごく可愛い。(石井さんを見ながら)こんなにも優しいオーラに包まれていて。
だからあの爽やかでパワフルな、スパーン! と突き抜けるような歌声に驚きました。でもその中に、かわいいや強さの成分も含まれていて。歌声を一瞬聴いただけで、イメージがすっと入ってきました。
あみちゃんは私に持っていないものを本当にたくさん持っているんですよね。1年間一緒に活動していく中で、逆に私があみちゃんの持っているものをたくさん吸収したいです。あみちゃんに出会えて、『プリキュア』に感謝でいっぱいです。
石井:私もです!
──おふたりが最初に直接お話されたのはいつだったんですか?
吉武:「ヒロガリズム」のわたしのレコーディングの日にあみちゃんが来てくれて、そこではじめましてをしました。そこから一緒にごはんを食べに行ったりもして。はじめましてをしてからそこまで時間は経っていないんですけど、昔からの知り合いのような、不思議な感覚があります。
石井:お話しているときも笑いが止まらなくって(笑)。
吉武:ツボが一緒なんです(笑)。
──今おふたりの和やかな様子を見ていて、ツボが一緒というのもなんだか分かる気がします(笑)。ところで、石井さんは「デパプリライブ」(「デリシャスパーティ♡プリキュア LIVE 2022 Cheers!Delicious LIVE Party♡」)はご覧になられていたのでしょうか?
石井:実は全公演拝見させていただいていたんです! 1日目の「かんぱいParty♡」(プリキュア歌手公演)の時から楽しさでいっぱいで。2日間を通してストーリーを見ているような気持ちになり、最後の「ごちそうさまでしたParty♡」で感動しました。見に来てくださっている方々の一体感もすごくって!
──すごかったですよね! ペンライトもとても綺麗で。
吉武:綺麗でした!
石井:私もペンライトを買おうと思っていたんですけど、売り切れていたんです(笑)。次の感謝祭(「デリシャスパーティ♡プリキュア 感謝祭」)ではペンライトを振りたい!
──でも次はペンライトを照らされる番でもありますね。
石井:そうですよね! ドキドキします!
吉武:楽しみだね!
石井:でもきっと、皆さんのお歌を聞きながらペンライトは振っていると思います!(笑)