4月26日発売の愛美さんニューシングル「MAGICAL DESTROYER」についてインタビュー! 自身出演作の世界観とリンクする楽曲で、“新たな愛美を見せる”1枚に
初のライブツアー「愛美 LIVE TOUR 2022 “AIMI SOUND”」では、東京・TDCホールでのファイナル公演をチケットソールドアウトさせるなど、声優アーティストとして着実にキャリアを重ねている愛美さん。
2023年4月26日リリースとなるシングル表題曲「MAGICAL DESTROYER」は、自身がブルー役を務めるTVアニメ『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』(以下、マジデス)のOPテーマとしてオンエア中!
元“THE MAD CAPSULE MARKETS”の上田剛士(AA=)さんが楽曲プロデュースを行い、リリックをTVアニメ『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』の原案者である気鋭のクリエイター・JUN INAGAWAさんと、クリエイティブクルー“Creative Drug Store”に所属するラッパー・JUBEEさんが手掛けていることも話題になっています。
カップリングは、愛美さんの伸びやかで力強い歌声が堪能できる「君こそ僕の世界だった」と、本人作詞の「エスケープ」の2曲。“ここから新たな愛美を見せていきたい”という、本シングルに込められた想いをお聞きました。
今までと異なるジャンルの楽曲は、まったく違う自分を探しながら歌っているような感覚
――表題曲「MAGICAL DESTROYER」に対する第一印象は?
愛美さん(以下、愛美):すごくカッコいい曲だと思いました。今まで触れてこなかった音楽ジャンルだったので、新しいことにチャレンジできる!というワクワク感もありました。
手探りのレコーディングでしたが、私からもいろいろと提案させていただきながら進めていきました。
――愛美さんが提案されたのはどの辺りですか?
愛美:「歌え(歌え)叫べ(叫べ)」というパートが前半と後半、それぞれに出てくるんですけど、楽曲が盛り上がっていく後半は、感情的にも爆発したくなったんです。もう少し荒々しさを出したパターンはどうですか?と歌ってみたところ、採用されました。
冒頭の歌い出しパートも最後にもう1回録り直したんです。自分の中でしっくりこず、何度かトライさせていただいて……。感情の起伏をどれくらい出したらいいのか、その塩梅が難しかったです。
今までと違うジャンルだからこそ、まったく違う自分を探しながら歌っているような感覚でした。新たな愛美を引き出していただいたと思います。
――囁きやシャウトなど、愛美さんのさまざまなボーカルが楽しめる1曲ですが、ラップパートもポイントですね。
愛美:ラップは最近、何かとご縁があるのですが、自分名義の楽曲だとキャラの感情や声色といった指標がないので、やっぱりちょっと難しかったです。リリックを書いてくださったJUBEEさんと相談しながら、レコーディングさせていただきました。
激しいサウンドの中で、かわいさのある明るい声でラップをしたら、ギャップがあっていいんじゃない?とアドバイスいただいて出来上がりました。でもこのパートは、今後のライブで披露する時に、日によって声色やテンションが変わってきそうな楽しみなパートでもあります。
――確かに、ライブで盛り上がりそうなナンバーですね。
愛美:そうなんです。今はまだ、どんな盛り上がり方になるのかは想像できませんが、でもきっとライブに来てくださるみなさん、ステキなノリ方をしてくれるんだろうなって楽しみです。
初のストーリー仕立てに、初のCG! 初めて尽くしのMusic Video
――言葉遊び的な歌詞も特徴的ですが、お気に入りのフレーズは?
愛美:ラストのフレーズが全体的にすごく好きです。フィナーレ感がありますし、Aメロ~Bメロと葛藤してきて、自分の中で破壊と再生を繰り返し、もがき続けた状態からすべてが解放された感覚。
自分を解放することは悪いことじゃない、と信じさせてくれるような楽曲の展開が気に入っています。
――この曲のMusic Video撮影はいかがでしたか?
愛美:『マジデス』の世界観を取り入れたイメージで、女子高生が敵と戦うという、愛美初のストーリー仕立ての映像です。CGを使うため、初めてグリーンバックで撮影しました。
現場では「今、愛美さんは崩れかけている瓦礫の上に立っています。足を動かすと、そこから落ちちゃうので気を付けて」なんて言われたりもして(笑)。今までの撮影とは違う感覚でおもしろかったです。
CGも初めてですし、楽器も持っていないという、初めて尽くしのMusic Videoになりました。
――ジャケット写真についてもお聞かせください。
▼左:初回限定盤/右:通常盤
愛美:『マジデス』で私が演じる魔法少女・ブルーに合わせて、青を基調にしたデザインになっています。ブルーは髪が長いので、私もエクステを付けたロングヘアで撮影に臨みました。
表情はちょっと大人っぽい感じなんですけど、何枚かシングルを出してきたからこその表情だな、と思っています。たぶん、「ReSTARTING!!」(2021年4月発売のKING AMUSEMENT CREATIVE移籍第1弾シングル)のタイミングだったら、選ばないような表情。
私のファンの方は、私のやりたいことをすごく応援してくださるので、今回はそれに甘えて新しい方向で攻めてみようと、これまでにない表情の写真を選びました。