ウルトラマンは永遠のアイドル!? 次は守られる側を演じてみたい|『ウルトラマンレグロス』スピカ役・伊藤美来さんインタビュー
ウルトラマンゼロやウルトラ6兄弟をはじめとした歴代ウルトラマンが集結するクロスオーバー作品『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズ。第3作目『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』には、宇宙最強といわれるコスモ幻獣拳を身に付けた「ウルトラマンレグロス」が登場し、物語は新たな展開に突入しました。
物語の核心を担う存在でありながらも、まだまだ謎に包まれたウルトラマンレグロス。そんな彼の過去を描いた一作『ウルトラマンレグロス』が「TSUBURAYA IMAGINATION」にて独占配信されます。
今回は『ウルトラマンレグロス』より登場する「幻獣闘士」のひとり、凍気を操る「高速凍豹拳」の使い手「スピカ」を演じる伊藤美来さんにインタビュー! 『ウルトラマン』シリーズの大ファンである伊藤さんに、『ウルトラマンレグロス』の魅力やシリーズの思い出話を伺いました。
『ウルトラマン』は世界規模! 大ファンだからこそ誇らしい
ーー『ウルトラマン』シリーズがお好きとのことですが、改めてきっかけを教えてください。
スピカ役・伊藤美来さん(以下、伊藤):弟と一緒に見始めたことがきっかけです。
ーー作品だとどの辺りになるんですか?
伊藤:『ウルトラマンコスモス』です! コスモスをきっかけにイベントに行ったり、映画を観に行くようになった思い出があります。
ーー今でも「ウルトラヒーローズEXPOサマーフェスティバル」に行かれているんですよね?
伊藤:そうなんです。展示物を見て写真を撮ったり、ヒーローショーを楽しんでいます。
ーーファンとしては『ウルトラギャラクシーファイト』シリーズは見逃せない作品では?
伊藤:ウルトラマンたちがたくさん出てくるのでウルトラマン好きは100%見ないといけない作品だなって。どの世代の人が見ても知っているウルトラヒーローたちが登場しますし、彼らが一堂に会してひとつの敵に立ち向かう姿は豪華だなと思いました。
ーー親子二代で楽しめる作品ですよね。
伊藤:そうですね。ファミリーで見てもらえるとより楽しめるんじゃないかと思います。
ーー印象深いウルトラマンはいましたか?
伊藤:コスモスやティガはもちろんなんですけど、メビウスも懐かしいなと思いました。自分の世代のウルトラマンが登場するとテンションが上がっちゃいます。
ーー逆に昭和世代のウルトラマンをご覧になっていかがでしたか?
伊藤:みんなパパみたいでした(笑)。
ーー(笑)
伊藤:ウルトラの父、ウルトラの母はいますが(笑)、どっしり構えている姿は貫禄があるなと。でも、昔の作品はビデオで見ていたんですけど、昔のウルトラマンもかなり個性がありますよね。
ーー数々のウルトラマンが登場するからこそ魅力を再確認できますよね。そして本作は配信でも楽しめるということで、海外人気も高いそうです。
伊藤:私自身『ウルトラマン』の人気を再確認しました。国を飛び越えて応援してくれる人がいるのはすごいことだと思いますし、日本人として「産まれたときから(ウルトラマンが)いたんだぞ」と誇らしいです(笑)。
念願の『ウルトラマン』シリーズ! 拳法使いのスピカは芯が通ったかっこいい女性
ーー『ウルトラマンレグロス』に出演が決まった時の感想を教えてください。
伊藤:すごい嬉しかったですし、びっくりしました! まさか『ウルトラマン』シリーズに呼んでいただけるなんて……声優やっててよかったな、って(笑)。
ーー直接オファーがあったんですか?
伊藤:そうなんです。最初はどんなお話になるのかわからなかったので、すごく気になっちゃいました。
ーー台本や資料をご覧になっていかがでしたか?
伊藤:レグロスは『ウルトラギャラクシーファイト』で知っていましたけど、ほかのキャラクターは初めましてということで、新しい物語に入っていけるんだとワクワクしました。
レグロスの過去が明かされるので、見た方は「こんな過去があったとは」と思うんじゃないでしょうか。あとはとにかく戦っているなと(笑)。
ーー戦いは見どころですよね! スピカの第一印象はいかがでしたか?
伊藤:スピカは豹らしい耳であったりと、女の子っぽい見た目をしていながらも、レグロスの先輩という立ち位置です。しかも、紅一点でありながらも、ほかのキャラクターと同じくらい強くて。演じる上では、ラブリーな見た目とは裏腹に、実は姉御肌であり、芯が通ったかっこいい女性ということを意識しました。
ーーレグロスとの会話を通していろいろな一面が見れますよね。
伊藤:可愛い表情や怒った表情を見せたり、ちょっと先輩風吹かせて叱咤激励したり。ずっと心配しながらレグロスに寄り添っています。
ーーそんなレグロスの第一印象はいかがでしたか?
伊藤:耳がかっこいい!
ーー耳ですか!
伊藤:ぴょんと出ている両サイドの耳がかっこいいです。あと目がキリッとしていて強そうだと思いました。でも今作はアーリースタイルということでちょっと若い印象ですね。
ーーなるほど。内面はどんな印象ですか?
伊藤:記憶を失い、まっさらな状態でいろんなことを吸収して強くなる。まっすぐでがむしゃらな姿は、若さが溢れているなと思いました。
ーー拳法で戦う戦闘スタイルは珍しいですよね。
伊藤:シリーズでも珍しいと思います。本編では拳法で戦うシーンがたくさんあるんですけど、動きのひとつひとつがスマートでかっこよかったです。
ーーほかに気になっているキャラクターはいますか?
伊藤:みんな個性がすごいんですよね。でもそんな中でもかっこいいなって思うのはインストラクターフォロスです。ストーリーを追っていくと厳しさの中に優しさがあることがわかるんですよ。個人的にトゥバーンとの関わりがお気に入りで、ふたり揃って好きです。
ーー敵側もかなり強そうな面々が揃っています。
伊藤:勝てる?と思っちゃいますよね。ヴォルカンなんてまさに悪ですし。でも私は悪役も好きなんですけど、デザインをよく見たら「髪の毛がある」と驚いて(笑)。
ーー(笑)。シリーズにおいてデザインはかなり重視されているんですか?
伊藤:めちゃくちゃビジュアル派です!
ーービジュアル面で特に好きなウルトラマンを挙げるとしたら?
伊藤:顔がかっこいいのはティガですね。あと『ウルトラマンガイア』に登場する「ウルトラマンアグル」に憧れていた時期があって。すごくイケメンなんですよ!
ーーへぇ!
伊藤:ほかには、ウルトラマン80は丸っぽくて可愛いなって。お母さんが好きなんですよ。