アフレコでは「丁寧に作りたい・大事にしたいという気持ちが強すぎて緊張してしまいます」『魔法使いの嫁 SEASON2』チセ役・種﨑敦美さん、エリアス役・竹内良太さんインタビュー
改めて感じた『まほよめ』の魅力とは?
──インタビュー現在、アニメのアフレコはどのくらいまで進んでいるのでしょうか?
竹内:今は第11話まで進んでいます。
──かなり進んでいるのですね。チセ・エリアスを演じていく中で、改めて感じた本作の魅力も教えてください。
種﨑:(インタビュー現在)SEASON1の再放送をやっていますが、第8話でチセが、エリアスに教わった魔法の説明を思い出すシーンがあるんです。それが「言ってしまえば、魔法ってなんでもできるんだよ。石を金に変えることも、魚を空に泳がせることも……」といったセリフで。
竹内:うんうん。
種﨑: 「なんでもできるけど、それはしてはいけないんだ」と。ここで今、改めてその意味を感じています。例えば言葉ひとつにしても、それを発する時には……そこに「何か」が乗ってしまうことを想像しなきゃなと感じてしまうというか。簡単に何かを言えてしまう状況や相手の時ほどそうかもしれません。
言葉って簡単に口にして良いものじゃないんだな、と思いました。気にしすぎると何も喋れなくなってしまいそうですが……少し話が大きくなってしまうのですが、今SNSとかで、簡単に言葉を発信できる時代じゃないですか。うまく言えないのですが、誰でも、発信をしたからにはその発信したことに責任を持つべきなんじゃないか……みたいなことを、巡り巡って、改めてこの作品から感じました。そういったことも、本作から感じてもらえたら嬉しいなと思っています。
──お話を聞きながら竹内さんがずっと頷かれていましたね。
竹内:すっごくわかります。言葉に重みがあるんですよね。その一方で、セリフがない場面があるというのも『魔法使いの嫁』の魅力のひとつだと思っています。それはSEASON1から引き続きではあるんですけど、SEASON2は登場するキャラクターが多い分、セリフ数も多いんです。でもふとした瞬間にセリフがない場面があります。そこが重要な部分で、いろいろな意味を持たせているんですよね。それがSEASON2にも散りばめられています。各キャラクターの感情を想像できると思うので、セリフのないところも見逃せないひとつだなと。僕たちもアフレコ中に、セリフはなくても気持ちを切らさずに緊張感溢れる収録をしているので、そこも楽しんでいただければなといつも思っています。
──“行間を読む”ことで、本作をより深く楽しむことができるということですね。
竹内:そうです! その一言に尽きます。ぜひ行間を読んで、余すこと無く楽しんでいただけたらと思います。
──TVアニメの放送も楽しみにしています。
インタビュー・逆井マリ
写真:MoA
<衣装協力>
ABISTE、RE SYU RYU
TVアニメ『魔法使いの嫁 SEASON2』作品情報
2023年4月6日より毎週木曜 22:00 から TOKYO MX 他にて放送開始!
2023年4月6日より毎週木曜 23:00からPrime Video、ひかりTV/Lemino にて配信予定!
放送情報
TOKYO MX:4月6日(木)より 毎週木曜22:00~放送予定
BS11:4月7日(金)より 毎週金曜23:00~放送予定
サンテレビ:4月6日(木)より 毎週木曜24:30~放送予定
KBS京都:4月6日(木)より 毎週木曜24:00~放送予定
HBC北海道放送:4月10日(月)より 毎週月曜25:56~放送予定 ※4/10初回放送のみ時間変更の可能性あり。
岐阜放送:4月12日(水)より 毎週水曜24:30~放送予定
RSK山陽放送:4月10日(月)より 毎週月曜25:55~放送予定 ※4/10初回放送のみ25:58~
NCC長崎文化放送:4月19日(水)より 毎週水曜25:18~放送予定
AT-X:4月7日(金)より 毎週金曜23:00~放送予定
毎週火曜11:00~ ※リピート放送予定
毎週木曜17:00~ ※リピート放送予定
配信情報
Prime Video:4月6日(木)より 毎週木曜23:00~配信予定
ひかりTV/Lemino(※):4月6日(木)より 毎週木曜23:00~配信予定
※4/12サービス開始予定。ひかりTV会員はLeminoで引き続き視聴可能です。
イントロダクション
すべてではない。けれど、エリアスを、自分を受け入れることができたチセ。カルタフィルスがひとときの眠りにつき、日常を取り戻した彼女の元に届いたのは、魔術師たちの相互扶助組織『学院』への招待状だった――。
大英図書館の地下……今までとは違う魔術師達の社会。“人”との出会いと交わりが、新たな扉を開いてゆく。これは、私(あなた)を救う為の物語。
スタッフ
原作:ヤマザキコレ『魔法使いの嫁』(ブレイドコミックス/マッグガーデン刊)
監督:寺澤和晃
脚本:高羽彩/米内山陽子/西中千晶
キャラクターデザイン:加藤寛崇
総作画監督:徳岡紘平
色彩設計:小針裕子
美術監督:田村せいき
撮影監督:鈴木麻予
CGIディレクター:宮地克明
特殊効果:チップチューン
編集:今井大介
音楽:松本淳一
オープニングテーマ:「Dear」JUNNA
エンディングテーマ:「無伴奏」edda
音楽制作:フライングドッグ
音響監督:はたしょう二
音響効果:出雲範子
音響制作:サウンドチーム・ドンファン
アニメーション制作:スタジオカフカ
製作:魔法使いの嫁製作委員会
キャスト
羽鳥チセ:種﨑敦美
エリアス・エインズワース:竹内良太
ルツ:内山昂輝
シルキー:遠藤綾
ルーシー・ウェブスター:津田美波
フィロメラ・サージェント:河瀬茉希
リアン・スクリム=ジョー:山下誠一郎
ゾーイ・アイビー:小林大紀
ヴェロニカ・リッケンバッカー:上田麗奈
アイザック・ファウラー:西山宏太朗
ミハイル・レンフレッド:日野聡
アリス・スウェーン:田村睦心
ヴァイオレット・セント=ジョージ:山下大輝
ジャスミン・セント=ジョージ:田中美海
メイ・アトウッド:夏谷美希
エイプリル・アトウッド:内山茉莉
ナルシス・モーム:鳥海浩輔
ライザ・クウィライン:小山茉美
リズベス・サージェント:定岡小百合