動くノアが“バリ”カッコいい! 絶対に推しが見つかる、TVアニメ『彼女が公爵邸に行った理由』先行上映会&キャストトークショーに宮本侑芽さん、梅原裕一郎さん、土岐隼一さんが登壇!
TVアニメ『彼女が公爵邸に行った理由』先行上映会&キャストトークショーが、3月18日(土) 、東京・ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場で開催された。
本作は、漫画アプリで4000万件以上の「いいね!」を獲得し「最も読まれた作品」に入賞した『彼女が公爵邸に行った理由』(FLOS COMIC/KADOKAWA刊)を原作とする転生ラブストーリー。
第1話上映後に設けられたキャストトークショーには、レリアナ・マクミラン/花咲凛子役の宮本侑芽さん、ノアボルステア・ウィンナイト役の梅原裕一郎さん、キース・ウエスタンバーグ役の土岐隼一さんの3人が登壇した。本稿ではキャストトークショーの模様を中心にお届けする。
「ノアが“バリ”カッコいい!」
第1話「彼女が取引した理由」は、花咲凛子が何者かに突き落とされ、小説の中の登場人物であるマクミラン家の娘・レリアナに転生してしまうところから始まった。レリアナはその小説における脇役。しかし婚約者ブルックスに毒殺される運命にあった。
死の運命を覆すべく「第一王位継承者」で絶大な権力を持つ公爵・ノアにある取引を持ちかける場面までが、繊細に、丁寧に描かれる。上映後のトークショーは、第1話の印象的なシーンを語るところからはじまった。
ヒロインのレリアナ・マクミラン/花咲凛子を演じる宮本侑芽さんは、オープニングテーマとエンディングの色彩の豊かさについても言及し、「作品のイメージがより膨らんだ」とにっこり。
気になる本編については……「第1話はレリアナとフレンチ・ブルックスとの掛け合いのテンポが良くて面白いなと思っていました。ノアが“バリ”かっこよくないですか?(笑) 最初オーディションでレリアナ役が決まったときからノアに惹かれていたので、動くノアを見てキュンキュンしていました」と、ノアのカッコよさをアピールすると、客席からは共感の拍手が響いた。
「“バリ”カッコいいですか」と笑うのは、ノアボルステア・ウィンナイトを演じる梅原裕一郎さん。梅原さんは「絵がすごく綺麗で、原作がそのままアニメになっている印象がありました」と率直な印象を話したあと「第1話はレリアナとブルックスのやりとりが多く、ブルックスのダメ男感に愛らしさを感じました。なによりも一番気になるのが、凛子が突き落とされるところから始まって。サスペンス要素など、いろいろな要素が掛け合わさった作品だなと思っています」と、いわゆる“転生者によるシンデレラストーリー”に留まらない本作の魅力を語った。
ノアの主席補佐官であり友人であるキース・ウエスタンバーグ役を演じる土岐隼一さんは「第1話を見ながら“宮本さん大変だろうな”と思っていました。と言うのも、いわゆる転生もので、別の人格になってしまったという主人公の場合は、本人と外との人格や表現の違いを説明したり表現したりと、切り替えて演技しなければいけません。宮本さんはそれをすごく素敵に演じられていてすごいなと思いました」とアフレコについても振り返った。
土岐さんの労いを受け「凛子として心情を話していくシーンと、レリアナのセリフを話すシーンと、凛子として語り部をしていくシーンが混在していたので、現場で肺活量を鍛えられました(笑)」とポジティブに宮本さん。リズムのテンポ感や音の響きなどを悩んだ時は、梅原さんがアドバイスしてくれたという。
「真摯に教えてくださった」と宮本さんが付け加えると「いやいや、大したことは言えていないですけど」と即座に梅原さん。そして、宮本さんの演技について「レリアナの凛とした雰囲気が宮本さんのお芝居に表れていた印象があります」と絶賛した。
「絶妙な距離感をおふたりが丁寧に演じていた印象があります。2人の距離感が今後どう変わっていくのかというのも見どころのひとつなのかなと思いました」と話したのは土岐さん。一方、ノアについては「ただ腹黒いわけではなく一筋縄でいかない」キャラクターであると評する。チラりと梅原さんを見ながら「第1話では口数が少ないのに、なんであそこまで胡散臭くできるんですかね?」と笑いつつも梅原さんの演技力を讃えた。
梅原さん自身もノアは「嫌味な野郎なんですよ」と認めつつ「レリアナと関係性が深くなっていくと、本音が漏れるシーンが出てきます。ノアの持ってる寂しさを感じられるんじゃないかなと」と、変化していくノアの心情表現にも注目してほしいと語った。