キャスト・ファン一丸となって「仰げば尊し」を合唱! 「『モブサイコ100 Ⅲ』卒業イベント ~ありがとうモブサイコ~」に伊藤節生さん、櫻井孝宏さん、大塚明夫さん、関俊彦さんら11名が登壇【レポート】
MOB CHOIRによる「卒業記念スペシャルライブ」 最後はまさかの「仰げば尊し」
続いてのコーナー「モブサイコの思い出で満たそう!卒業記念ボード」では、事前にスタッフ・ファンが作り上げた記念ボードにキャスト陣が場面カットのシールを貼ったり、絵を描いたりと思い思いに彩ります。
途中、キャスト陣が交代でカメラマンになると、真剣に絵を描く様子や楽しそうに何を貼り付けるか悩んでいるキャストの姿が映し出される場面も。普段あまり見ることのできない光景の数々に、客席から大きな歓声とエクボボールの音が鳴り響きました。
卒業式といえば歌は欠かせません。こちらもシリーズにとって欠かせないMOB CHOIRのsanaさんが登壇すると「卒業記念スペシャルライブ」。
早速、第1期OPテーマ「99」、第2期OPテーマ「99.9」を連続披露すると、sanaさんの力強いパフォーマンスと相まって会場はヒートアップ! 一転、MCでは先ほどまでの力強さを感じさせないあどけない笑顔で、MOB CHOIRとして初めてステージに立った2017年のイベントを振り返りました。
そしてお次は第3期EDテーマ「コバルト」「Exist」で会場をしっとりとした雰囲気に包むと、観客に一緒に歌ってほしいと第3期OPテーマ「1」で再び会場の熱量をぶち上げました!
改めてステージに立てたことへの喜びを伝えるsanaさん。作品が完結したことに寂しさを隠しきれない様子ですが、「これからも『モブサイコ』の曲を歌い続けていれば、またどこかで出会えるんじゃないかって信じています。これからも歌い続けていいですか?」と観客に問いかけると、客席から割れんばかりの拍手が。これからの活動への意気込みを見せたところで、第2期EDテーマ「グレイ」をアニメ映像をバックに歌い上げました。
最後はなんと、卒業式の定番曲「仰げば尊し」。客席にざわめきや笑いが起こる中、ステージにはキャスト陣が集結。まさかの展開であるものの大塚さんの「皆、一緒に歌おう」で観客も起立すると、ここまで『モブサイコ100』を作り上げたキャスト・スタッフ・ファンが一丸となってお別れの歌を合唱しました。
人生の主役は皆それぞれなんだ
合唱後、大勢の拍手に包まれながらキャスト陣が降壇。
これでイベントは終了、と思いきや卒業までのカウントが99%に留まり、再びキャスト陣が集結。最後のコーナー「〜贈る言葉〜」が始まると、キャスト陣が選んだ作中の印象的なセリフ、今伝えたいセリフが生披露されるとともに、そのセリフへの思いが語られました。
大塚さんは、何気ない言葉でありながらも物語の着地点を決定付けたという「シャツがだせぇ!」。櫻井さんは、名言の多い霊幻の中でも特に響いたという「なぜお前がそいつらに合わせる必要がある? お前の人生の主役はお前だろ?」。
そして伊藤さんが選んだのは「期待を裏切られることはあるし……努力が伝わらないことがある……。伝えようとしても伝わらない人だっているかもしれない。でもそれでいいんだ。……大事な部分を自分で選んで……生きてさえいれば。僕の人生の主役は、僕だから」。
アニメにはない原作部分を含めて思い入れの深いセリフだそうで、「僕もこの言葉にすごい救われています」と並々ならぬ思いを明かしました。
予想外の展開を交えつつ、キャスト・スタッフ・ファンがシリーズの思い出に浸った今回のイベント。立川さんは意外な展開が『モブサイコ』らしいイベントだったと振り返ると、改めてここまで応援してくれたファンへ感謝を伝えました。
伊藤さんは「長かったようで短かった」という6年以上の年月を思い返して「僕の人生を大きく変えた作品であり役でした」と感慨深げ。加えて、「あのストーリーの中でモブ君はその先を生きていくわけですし、この作品を終えても僕という人生はまだまだ続いていくんだし。それは皆も同じで、皆もそれぞれの人生があって、そしてそれぞれの人生の主役は皆それぞれなんだって、ということをこの作品を通して学ばせてもらいました」と名言をなぞったメッセージを送ると、改めてここまで作品を応援してくれたファンに深々とお辞儀をしました。
卒業イベントに相応しい豪華出演者が約2時間半に渡って企画を繰り広げた「『モブサイコ100 Ⅲ』卒業イベント ~ありがとうモブサイコ~」。イベントの様子は4月15日まで配信が行われているのでこの機会をお見逃しなく!
配信情報
ライブ配信チケット(先着)
チケット料金:4,000円(税込)
販売期間:2023年3月18日(土) 10時00分 ~ 2023年4月15日(土) 20時00分
配信期間:2023年4月9日(日) 17時00分 ~ 2023年4月15日(土) 23時59分