声優ガールズユニット・IBERIs&のコラム「IBERIs& Write Up!」が連載スタート!|大橋海咲 #2【自己紹介】
“憧れ”とは怖いものですね。人の人生を左右する
私の周りには小さい頃からアニメ、ゲームが溢れていました。母親はアニメをよく見せてくれたし、父親とは一緒にゲームを楽しんでいました。だから私が、キャラクターに声を当てる人がいるという事実を知るのは早い方だったと思います。
保育園に通っていた頃、家ではまだDVDよりもVHS。ビデオが主役でした。テレビの下にはその厚くカラフルな背表紙が並んだ棚があり、その前で寝そべりながら「今日は何を見ようか」と選ぶ時間は、宝物。
沢山あったけど結局見るのは、お気に入りである『パンダコパンダ』『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』『ファインディング・ニモ』の3作品。何回も見たはずなのに、毎回新しい冒険に出るような気分。
ビデオデッキにご飯をあげるように差し込めば、美味しそうに飲み込んでいくその様を見るのが大好きでした。
中でも一番好きだったのは『パンダコパンダ』。キャラクターと声の関係を強く意識したのはこの作品でした。作中に出てくるおまわりさん。
ちょうどこの時、父親が『ルパン三世』をよく見ていました。ある日曜の昼下がり、私が『パンダコパンダ』を見ていると父親が言うのです。
「おまわりさんとルパンは同じ声だよ。おまわりさん、びっくりして逃げる時にルパン!って言ってるでしょ?」
見ると確かに言っている。おまわりさんがルパンの声でルパンと言っている!!! 幼い私は思いました。
「間違いなくこのおまわりさんはルパンだ!!!!ルパンがおまわりさんに変装してパンダコパンダに出てるんだ!!!」
と、盛大な勘違いをしました。ですがこれが“キャラクター”だけでなく“声”に注目するようになったきっかけです。
そして時は進み小学生。夜7時からのアニメが充実していました。『ONE PIECE』『名探偵コナン』『ブラック・ジャック』『結界師』等々。“キャラクター”と“声”の関係性を明確に理解した、要するに声優がいるんだと理解したのはこのとき。
作品は『ONE PIECE』。私はロロノア・ゾロがお気に入りのキャラクターでした。ある日、テレビからゾロの声がすると思い見てみるが、『ONE PIECE』はやっていない。
私「ゾロの声がする!!!」
母「よくわかったね!キャラは違うけど声は同じ人だよ」
同じ声だと分かり、言い当てたら褒めて貰えた。
それからというもの私のブームは“同じ声探し”。
ここでやっと、声優さんがいるということを理解しました。当然、おまわりさんがルパンではないことも。
これでやっと“声優”を理解しました。そして憧れに至るのはこの後。
私は引き続きアニメ・ゲームの英才教育を受けます。初めてハマったRPGは、兄に勧められ今でも大好きな『ペルソナ』シリーズ(特にペルソナ3が好きです)。ライトノベルは『ソードアート・オンライン』。音楽面ではアニソンとボーカロイド。
そんな中出会ったアニメは、友人に勧められた『うたの☆プリンスさまっ♪』シリーズと、またも兄に勧められた『ラブライブ!』。両方ともアイドルのお話。最初はアニメを何となく見始めました。
『うたの☆プリンスさまっ♪』はただイケメンたちがいるという認識でしたが、間違っていました。確かにキラキラでかっこいいのですが、ツッコミどころも満載の世界観。見た瞬間に笑い転げ、どハマりしました。DVDの特典には振り付け動画があり、覚えたりもしました。
そして、、、「舞台では常に冷静に……。おごることなく、謙虚であれ……」という、大好きなこのセリフ。
真似をしていたら、いつの間にか舞台に立つ前の私のルーティンになっていました。それくらい私の中で大きな存在です。
そして『ラブライブ!』。軽い気持ちで見たら、思い悩みながら一生懸命前へ進んでいく女の子たち! その内容の濃さ!! 甘く見てました。
星空凛ちゃんがスカートを着用するあの神回は、ぐちゃぐちゃに号泣した覚えがあります。そういえば体育のダンスの授業で『Snow halation』を踊ったこともあります。まさかIBERIs&のイベントで少しだけでしたが、踊るとは思いませんでした(笑)。
そんな両方のコンテンツで驚いたのが、画面の中だけだと思ったら実際に声優さんたちがライブをしていること。私には想定外でした。なにより声優さん本人としてではなく、キャラクターとしてライブをしていることに。そして忘れられないのが、ライブに来ているファンの皆さんの輝く笑顔。
まるで本当にキャラクターに会っているかのような高揚感。ファンからすると、絶対に会えないと思っていたキャラクターと実際に会ってる気分になれるんです。こんな幸せなことはありません。声優という職業がこんなにも笑顔を作り出せるなんて思ってもみなかったのです。これが“声優”に憧れた瞬間です。
私は昔から、お人形遊びやプリキュアごっこなど、“何かになる”ことが大好きでした。国語の時間に音読する時は、セリフ部分が当たったらラッキーだし、妹に絵本を読み聞かせるのも好きでした。そして父・母・兄のおかげで二次元の沼に浸かり、いつの間にか声だけで細やかな感情の機微や身体の動きを表現する、そんな芝居に対しても憧れていました。
そこで私は、「声優ならば!お芝居できるし、歌って踊れる!!!!」と、ここで気づいてしまったのです。
もちろん、悩みました。高校は進学校で専門学校に行く人なんか周りにいない環境でした。
進路相談で先生に対しても、「言いづらい夢なんですけど…」と言い淀んだら「声優か?」と見透かされていましたが(笑)。
それでも親に伝えるのが怖くて怖くて、帰ってくるなり1人で大声で泣いていました。ついに進路選択を迫られ大学進学しても勉強したいこともない、ならば好きなことをしよう!と決心した私は両親に伝え、無事に芝居の道を進みました。
ということで私のおおよその半生、いかがでしたか?
“憧れ”とは怖いものですね。人の人生を左右する。それでは今回はここまで! 以上!
「IBERIs&」関連情報
リリース情報
●TVアニメ『きのこいぬ』エンディング主題歌をIBERIs&が担当することが決定!IBERIs&が、10月から放送されるTVアニメ『きのこいぬ』のエンディング主題歌を担当することが決定しました!
今回エンディング主題歌となる新曲「Heart b-b-beat!!」は、様々な"愛"のカタチを考察したダンスポップソング。これまでのIBERIs&、そして新しいグループの側面を感じさせる真骨頂の楽曲となっています!「Heart b-b-beat!!」はIBERIs&のシングルとしてリリース予定です!続報をお楽しみに!
また、9月8日に開催される『きのこいぬ』第1~3話の先行上映会&トークショーにIBERIs&の出演が決定いたしました!
詳細はこちらからチェック!
●6thシングル「ラフコード / Feel it!」CDリリース中!
【CD MAXI】
発売日:2024年7月31日(水)
価格:1,386円(税込)
収録内容
1. ラフコード
2. Feel it!
イベント情報
●ANIMAX MUSIX NEXTAGE 2024出演決定次世代のアニメミュージックを担うアーティストが集結! ANIMAX MUSIXの登竜門イベントへIBERIs&の出演が決定しました!
「近年デビューを果たしたアーティストに、さらに上のステージで活躍してほしい」という想いを込め、”NEXT”と”STAGE”を組み合わせ、「NEXTAGE」(ネクステージ)と名付けられた本イベントは、「ANIMAX MUSIX」の登竜門として、今後のアニメミュージック界を担う次世代アーティストが出演するライブイベントです!
イベント後のオンラインアンケート結果などに基づき、「Lemino presents ANIMAX MUSIX 2024 FALL」に出演するアーティストを決定する、アーティストとファンが一体となって創り上げる応援型ライブイベントをぜひ、ご期待ください!
▼日時・会場
公演日:2024.09.12[THU]
開催場所・会場:東京都 渋谷ストリームホール
OPEN/START 18:30 / 19:00
出演:IBERIs&、大渕野々花、shallm、太陽と踊れ月夜に唄え、中島怜
チケット:チケット3,500円(税込)
※スタンディング・整理番号付・1drink別途
詳細はこちら
番組情報
●IBERIs&のKeep On Talking!81プロデュース所属、8人組の声優ガールズユニットIBERIs&の初ラジオ番組。毎回異なるメンバーがそれぞれの個性を発揮し、未来への可能性を広げていく、まるで生放送のような20分間をお届け♪
配信日時 毎週水曜日 20:00 最新回配信
配信先 AuDee
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