この記事をかいた人
- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
山田浅ェ門桐馬は、打ち首執行人ながら死罪人・亜左弔兵衛の実の弟。捕らえられた兄を救い出すために山田家に潜入し、1ヶ月という驚異的な速さで代行免許(だいこうゆるし)を得た刀の才能の持ち主でもあります。
本稿では、桐馬の生い立ちや兄・弔兵衛との関係、今後の活躍シーンなどを一挙に紹介していきます。
※本稿には原作やアニメのネタバレが含まれます。
担当死罪人・亜左弔兵衛
試一刀流 段位未定
誕生日:9月21日
年 齢:16歳
身 長:175cm
イメージカラー:露草色
◤◢◤#地獄楽 登場人物◢◤◢
— 『地獄楽』公式 (@jplus_jigokurak) April 22, 2023
山田浅ェ門桐馬
cv.#小野賢章
山田浅ェ門・試一刀流、段位未定。
亜左弔兵衛の監視役で、実の弟。
山田家へ潜入し、1か月という速さで代行免許を得た。
▼作品公式サイトhttps://t.co/3BYdiTP20D#地獄楽アニメ pic.twitter.com/8o42ToMGtp
20歳という若さで山奥に賊の村を築いた大盗賊の長である兄・弔兵衛の側近だった桐馬。数々の罪を犯したことで役人たちに追われ、兄とともについに追い詰められてしまいます。しかし、桐馬は弔兵衛によって逃がされ、あとで助けに来るように指示を受けます。
役人たちに顔を見られることなく逃亡した桐馬は、処刑執行人を代々務めている山田家に潜入。刀の腕を磨き、山田道場開いて以来最速となる1か月という短期間で代行免許を取得し、志願して弔兵衛の監視役となります。
桐馬と弔兵衛は元々盗賊ではなく侍の息子でしたが、父親が仕えていた藩主が罪を犯したことで藩は取り潰しとなってしまいます。そこから暮らしは貧困を極めることとなり、母親は病死、父親は主君の仇討ちに参加したことで処刑され、子ども2人だけで生きていかざるを得ない状況に。
盗賊になったのは、路頭に迷っていたところ野盗に襲われたことがきっかけ。売られそうになるも、弔兵衛が盗賊たちに取り入ったことで兄とともに盗賊に仲間入りすることとなりました。
屋敷暮らしの侍の息子からいつの間にか盗賊になってしまい、状況を受け入れられず弱気になっていた幼い桐馬は「オレだけを信じろ!兄は弟の道標だ!!」と弔兵衛から発破をかけられます。そこから兄が桐馬の精神的な支柱に。
どんな状況でも弔兵衛に全幅の信頼を置いており、それは奇怪な神仙郷でも変わりません。得体の知れない巨大な生物“竈神(そうしん)”に襲われ動揺しても、変わらず己を貫く兄の姿を見て落ち着きを取り戻します。その分、兄に危険が及ぶとたちまち取り乱してしまう弱点も。
幼いころから辛い環境を兄と2人だけで生き抜いてきたため、自分たち以外は不要と言い切っており、率いていた盗賊たちもただの駒であり、仲間と思ったことなどないと言います。それくらい桐馬にとって弔兵衛の存在が全てなのです。
桐馬は山田家に潜入して1ヶ月という歴代最速で代行免許を得るほど刀の才能に恵まれています。その才能は剣豪・民谷巌鉄斎にも認められるほどで、複数の竈神を1人で一掃するなど実践でもその力を発揮。また、巖鉄斎に弱さを指摘されるとその場で自分に取り入れ改善・上達しており、高い学習能力を有していることもわかります。
弔兵衛の強さを環境に適応し変化する強さだと言う桐馬。彼もまた、兄に倣い同じように環境に適応し自分を変化させ生き抜く強さを持っています。
普通の人が摂取すると樹化してしまう不老不死の薬“丹(たん)”。弔兵衛は偶然丹を体内に取り込んだものの、その強い自我によって樹化することなく、怪我をしても再生する肉体と“氣(タオ)”と呼ばれる特殊能力を手に入れます。
そんな弔兵衛とともに神仙郷を探索していた桐馬は、画眉丸や巖鉄斎の一行と出くわし、戦闘へと発展。弔兵衛が画眉丸とやり合う中、桐馬は巖鉄斎に襲い掛かりますが返り討ちに。運動神経の良さや才能は認められますが、所詮付け焼き刃であり、実戦が兄頼みだったことを指摘されてしまいます。
2人がそんなやりとりをしている間にも、弔兵衛と画眉丸の戦闘は激化。あまりに激しい戦闘に満身創痍となった弔兵衛は、桐馬を守るために丹で得た力を解放します。しかし、そのせいで意識が力に飲まれてしまい、その耳には桐馬の声も届きません。
我を忘れてまで戦う兄の姿に、桐馬はこれまで弔兵衛が自分を守る為に1人で戦い続けていたことに気付きます。顔に大きな怪我を負いながらも暴走する兄の前に割って入ったことで、弔兵衛は自我の崩壊を間一髪のところで回避。
いっしょに戦ってきたつもりだった桐馬は、実際は自分が弱く頼りないせいで兄をこんな姿にしてまで戦わせてしまったと大粒の涙を零します。「僕は兄さんの一部だけど 兄さんは僕の全部だから」という台詞は作中屈指の名台詞です。
このことをきっかけに桐馬は巖鉄斎に師事。刀の腕を磨くとともに、弔兵衛に依存していた精神面も大きく成長を見せることとなります。
桐馬役を演じているのは小野賢章さんです。『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役や『アイドリッシュセブン』の七瀬陸役を務めています。
苦しい環境でも兄と強く生き抜いてきた桐馬。戦闘でも弔兵衛に発破をかけられると強さが増すなど、随所に兄への愛が感じられる可愛い弟で、弔兵衛が守りたくなるのも納得。兄弟の共闘や互いへの信頼や愛が感じられる場面は本作でも特に見どころ。ぜひ注目してください!
1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。