来栖りんさんがアニメ『神無き世界のカミサマ活動』で声優デビュー&メジャーデビュー! OPテーマ「I wish」発売記念ロングインタビュー!!
『週刊ヤングジャンプ』の「制コレ18」でグランプリを受賞、人気アイドルグループのセンターとして活躍していた来栖りんさんが、4月から始まったアニメ『神無き世界のカミサマ活動』(以下、『カミカツ』)にて、シアン役で声優デビュー!
そしてOPテーマ「I wish」でアニソンデビューも果たします。その注目シングル「I wish」が2023年5月24日に発売!
『カミカツ』とは教祖の息子として生まれたユキトが厳しい修行中に異世界へ転生し、自身が住む村を救うために、現世から召喚された神のミタマの信者集めに奔走する、通称「ポンコツ神ファンタジー」。
『カミカツ』のOPテーマ「I wish」は、さわやかなサウンド感で、サビの「お願い!カミサマ 叶えて」などキャッチーなフレーズと来栖さんの透明感のある歌声は心地いい曲です。歌詞は主人公のユキトとミタマの関係性を描きながら、デビューしたばかりの来栖さんにリンクする内容になっています。
『カミカツ』で、声優になると夢とアニソンを歌う夢を叶えた来栖さんへインタビュー! 自己紹介から声優を目指した経緯、「I wish」とシングル収録曲のご紹介など、たっぷり話していただきました。
来栖さんが今ハマっているアニメは?
――まず皆さんへ自己紹介をお願いします。
来栖りんさん(以下、来栖):はじめまして。来栖りんです。2023年5月24日にランティスからデビューシングル「I wish」をリリースさせていただきます。趣味はゲームで、FPSやRPGが好きです。休日はずっとおうちにいます。食べることが大好きです。
――休日に家にいるのに、食べることが好きというのは?
来栖:私は人見知りなので、プライベートの時、1人で外食するのが苦手で。今は出前を取ったり、パン屋さんで買ってきておうちで食べたりしています。
――ゲーム好きで知られていますが、最近プレーしておもしろかったゲームは?
来栖:ストーリーものだと最近クリアしたのは『ELDEN RING』、あとは『Skyrim』とか。今一番、毎日プレーしているのは『VALORANT』です。
――アニメもお好きだとか。
来栖:はい。『メイドインアビス』や『サマータイムレンダ』、『ローゼンメイデン』、『化物語』が好きです。そして今、放送中の『神無き世界のカミサマ活動』(以下、『カミカツ』)です。
あと実は私、中学時代からアニメイトへよく行っていて。特に高校時代に通っていた学校が秋葉原に近かったので、放課後毎日のように行っていました。推しのグッズを買って、スクールバッグに付けていました。
友達ともアニメイトに行っていましたが、友達は女性ファンが多い『うたプリ(うたの☆プリンスさまっ♪)』のグッズを見に行って、私は男性ファンが多い作品のグッズを探しに、違う階に行くという(笑)。
――そうなんですね!? その頃ハマっていた作品は?
来栖:『ごちうさ(ご注文はうさぎですか?)』ですね。あとカゲロウプロジェクトも好きで中学生の時、クリアファイルなど使っていました。
――声優を目指そうと思ったきっかけをお聞かせください。
来栖:アニメやゲームが好きだったことがあり、ずっと前から声優のお仕事に挑戦したいという気持ちはありましたが、アイドル活動をしながら声優を目指すのはスケジュールなどいろいろな面で難しいですし、現実的ではないと。
でもこれまで活動を通して、ファンの皆さんに声をほめていただいたり、自分の中での想いがどんどん膨らんでいきました。
そして昨年に所属していたグループが解散することになって、「声優を目指します」とやっとお伝えできたら、いろいろなめぐり合わせやご縁があって、アニメ『カミカツ』のシアン役とOPテーマを担当させていただくことになりました。
――今回、夢が実現した感想は?
来栖:演じさせていただくだけでなく、OPテーマまで歌わせていただけるなんて、想像もしていなかったので、すごく嬉しかったんですけど、「めちゃめちゃ頑張らなくちゃいけない!」と責任の重さも感じました。
ずっと憧れてきた世界で、うかつに足を踏み入れてはいけないと思っていたけど、いざここに来てしまったからには自分が精一杯で、シアンというキャラを演じつつ、OPテーマもしっかりお届けしなくてはと、いい意味で自分を追い込めたことで今の自分の最大限を出せたかなと思っています。
――ちなみにこれまで声優のお仕事をされた経験は?
来栖:アニメ作品の声優経験はほとんどなくて、アイドル番組のナレーションを担当させていただいたことはありますが、まったくほとんど経験がない状態でした。
自分ができる範囲で、ネットでフリー台本を見つけて、おうちのマイクで何度も録音して、聴き直して、を繰り返して反省点を見つけながらフィードバックしていくという自主練はしていました。
でも第三者の方に聴いていただいたり、アドバイスをいただいたわけでなくて。今回、現場に入って、監督からリアルタイムで指示やアドバイスをいただけるので、すごくわかりやすくて、とても参考になりました。それと同時にまだまだ足りない部分が多いことを再認識できたことも良かったです。
――『カミカツ』はキャストが豪華ですよね。
来栖:好きな声優さんしかいらっしゃらないです。そうそうたる皆さんに交じって、シアン役として同じ作品に携わらせていただくことはプレッシャーもありましたが、とてもいい経験をさせていただいています。
「いい経験になったな」で終わらせたくなくて、私にとって大切なデビュー作なので、いちキャストとしてプライドを持って、良い作品になるように少しでも力になれるように毎回収録に臨みました。
ギャグやバトル要素もあるギャップの大きさが『カミカツ』の魅力
――『カミカツ』の原作を読んだり、演じてみて感じた作品の印象は?
来栖:ギャグ要素が多い作品ですが、私が演じるシアンは比較的シリアスなシーンが多かったり、つらい過去があるキャラで。
シリアスなシーンではとことんシリアスだったり、見ているのがつらくなるシーンもあったり、ギャップが大きいなと思いました。展開もすごく早いですし、バトルシーンも思わず手に汗握るような迫力があって。
特にミタマは小さくてかわいい女の子なのに、バトルシーンやユキトが傷つけられた時はすごく強い神様の顔で戦ったり。
――ユキトは宗教や神という概念がない世界に転生しながらも、村を救うために現世の神様のミタマを召喚して信者集めに奔走するという、異世界ものの中でも珍しい世界観ですね。
来栖:ユキト自身は現世で宗教にすごく悩まされていたので、今度は神のいない世界に行けますようにと願って、転生したら望み通りになったけど、結局神に救われるというのはおもしろいなと思います。
私は展開が早くて、バトルシーンが激しい作品が好きですし、それぞれのキャラが魅力的なのでいちファンとして、リアルタイムで視聴者の皆さんと毎週見るのが楽しいです。
「この作画、めっちゃいいな!」とか「原作のあのシーンがアニメではこういう表現になるんだ!?」とか、そんな見方をついしちゃいます。本編に加えて、私が歌う「I wish」が流れるOPも見どころかなと(笑)。
――アニメ『カミカツ』のOPテーマ「I wish」を初めて聴いた時の印象は?
来栖:アニメの主題歌ということで、「お願い!カミサマ 叶えて」の歌詞など『カミカツ』に寄り添いながらも、自分に向けて歌っているような、私にリンクしている部分も多くて。
この先もずっと歌い続けていく曲なので、歌ったり、聴くたびにデビューした時を思い出せて、ずっとそばにいて、背中を押してくれる曲になると思ったし、ファンの方にもそんな存在の曲になればいいなと。
また曲調もさわやかでキラキラしているし、サビの「お願い!カミサマ 叶えて」はアニメとリンクしているし、キャッチーで覚えやすくて、OP曲としても私のデビュー曲としてもピッタリだなと思いました。
――歌詞は「ずっと奥に 隠れていた キミを今 連れ出して」や「真っすぐな瞳の君が~理不尽に傷つかないように」などユキトのミタマへの想いを歌っているように聴こえます。
来栖:いろいろな捉え方ができると思いますが、私の捉え方は、もう一人の私が高いところから私に向かって歌っているような感じがすごくしました。
――この曲の作詞・作曲のJunxix.さんと編曲のkazuboy.さんは以前から楽曲提供をしてもらっている方ということで心強かったのでは?
来栖:Junさんは、私が出しやすいキーや、やりやすい表現、私が好きなワードなどを知ってくださっているので、このデビュー曲でお互いの解釈一致が起こったのかなと思っています。
このシングルの4曲すべてJunさんの作詞・作曲ですが、いただいたデモを私が歌って、Junさんやチームの皆さんに聴いていただいて、収録曲を決めていきました。早い段階から関わらせていただいたことで、全曲に想い入れが深くなりました。