この記事をかいた人
- 万木サエ
- 旅行、グルメ、テーマパーク系のライターを経て、アニメのジャンルへ出向。ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆
打ち首執行人・山田浅ェ門仙汰は、勤勉で、神仙郷への上陸時にも腰帯や懐に数冊もの冊子持ち込んでいました。宗教学にも詳しく、島で遭遇した宗教的な意匠の化物や、湧いて出る虫の性質などを冊子に書き止め、後に画眉丸たちとの共闘に役立たせます。
本記事では、山田浅ェ門仙汰の情報を紹介します。神仙郷での戦いや、死罪人・杠との関係性などをまとめました。
※本稿には原作やアニメのネタバレが含まれます。
担当死罪人:杠
流派:試一刀流五位
誕生日:1月20日
年齢:17歳
身長:158cm
イメージカラー:蜜柑色
◤◢◤#地獄楽 登場人物◢◤◢
— 『地獄楽』公式 (@jplus_jigokurak) April 22, 2023
山田浅ェ門仙汰
cv.#山下大輝
山田浅ェ門・試一刀流五位。
気弱で心優しい杠の監視役。
勤勉かつ博学で、島にも探索に必要となる書物を持ち込んでいる。
▼作品公式サイトhttps://t.co/3BYdiTP20D#地獄楽アニメ pic.twitter.com/AaQ4aV0O5I
仙汰が生まれた家では、代々、男子は山田家の門下に入るのが仕来り。しかし本当は人を殺すのが大嫌いで、幼い頃は画家になりたいと思っていた仙汰。人を殺すという行為を正当化しようと思い宗教について調べていたことが、皮肉にも勤勉な姿勢と評価され段位が上がり、今では五位にまで成り上がります。
次第に心を閉ざし、ただ役目に従うようになった仙汰が、自分とは縁遠い生き方をする杠を目の当たりにし、泣くほどに羨ましいと思うのでした。
神仙郷に向かう船で、今回の役目も、山田家(御家)のことも、どうでもいいと思っていることを杠に見透かされます。
全てを見透かすような眼や冷酷な振る舞いをする杠に対して、ずっと自分に嘘をつき続けてきた仙汰は、他人にしか嘘をつかない杠が自由でまぶしくて羨ましいと感じます。
照れ隠しなのか、色仕掛けの忍術にかけられたと言いながら杠のことを話す仙汰は、とても愛らしくもありました。
島で見つけた村に住む木人(ほうこ)から、“てんせん様”の存在――仙道を極め神になった仙人が7つに分裂し、その7人で島を統べているという言い伝えを聞かされます。
木人の話を聞いた仙汰は、この島の“歪さ”を指摘します。てんせん様がいるとされる島の中心・蓬莱の名や、7人のてんせんの名称など、別々の宗教圏で使われるものが混ざって用いられている、千年以上も外界との関わりを断っていた霊的空間というにはおかしい、と。そして「この島には創造主がいる」「花化した人間だけが戻ってきたことに意図がある」と推測します。
もし仙汰の推測が事実だとすると厄介……と、杠は気を落とします。
天仙の一人・ムーダンとの戦いに勝利した後、杠がムーダンの死体からたくさんの花が咲いていることに気づきます。すると、杠に向かって触手が伸び、仙汰は咄嗟に彼女を庇い代わりに攻撃を受け花化してしまいます。
そこに駆けつけた山田浅ェ門士遠と罪人・ヌルガイの助けによって、なんとか花化の進行は止まったものの致命傷を負ってしまい……。さらに最後の力を振り絞り士遠にムーダンの弱点を叫んで伝えます。
もう助かる見込みのない仙汰に、楽にしていい、好きな事だけ考えていればいいと言う杠。そして仙汰は憧れの人の胸の中で、幸せそうに息を引き取るのでした。
アニメで山田浅ェ門仙汰を演じているのは、山下大輝(やました だいき)さん。9月7日生まれ、静岡県出身。
出演作品に、『僕のヒーローアカデミア』の緑谷出久、『弱虫ペダル』の小野田坂道、『あんさんぶるスターズ!』の朔間凛月などがあります。
首斬り人にも関わらず、担当する死罪人に憧れてしまった仙汰。本当は殺しなんてしたくないはずの仙汰が、杠のために刀を抜き、そして身を挺して守るシーンは胸が打たれました。
仙汰をはじめ、浅ェ門たちが死罪人と行動する中で山田家として生きるうえでの向き合い方を考えさせられたり、逆に死罪人たちの心に寄り添ったり。役目や立場を超えた関係性が作られていくところにも『地獄楽』の面白さを感じます。
TVアニメ『地獄楽』公式サイト
『地獄楽』公式Twitter(@jplus_jigokurak)
アニメイトタイムズのお仕事のほか、旅行、グルメ、ウェディング、テーマパーク系のライターをしています。 旅行に行けなくなって、漫画やアニメにハマリ、今はもっといろんなジャンルを知るべく武者修行中! スポコンアニメを見て、一緒に泣いたり熱くなったりするのが最近のストレス発散方法。 ネコとハワイと『バクテン‼︎』が大好き☆