この記事をかいた人
- わたなべみきこ
- 出産を機にライターになる。『シャーマンキング』『鋼の錬金術師』『アイドリッシュセブン』と好きなジャンルは様々。
打ち首執行人・山田浅ェ門付知は、死刑執行だけではなく製薬なども生業とする山田家の中でも特に医学に精通した人物。解剖を得意としており、神仙郷でも未知の生物を解剖して分析するなど、その力を発揮します。
本稿では、付知の人柄や能力、担当死罪人・民谷巖鉄斎との関係に加えて今後の活躍シーンなどを一挙に紹介していきます。
※本稿には原作やアニメのネタバレが含まれます。
担当死罪人・民谷巖鉄斎
試一刀流九位
誕生日:5月20日
年 齢:20歳
身 長:148cm
イメージカラー:蒲公英色(たんぽぽいろ)
◤◢◤#地獄楽 登場人物◢◤◢
— 『地獄楽』公式 (@jplus_jigokurak) April 22, 2023
山田浅ェ門付知
cv.#市川蒼
山田浅ェ門・試一刀流九位で、民谷巌鉄斎の監視役。
解剖が得意。腰には解剖道具をしている為、二本の刀は肩に掛けている。
▼作品公式サイトhttps://t.co/3BYdiTP20D#地獄楽アニメ pic.twitter.com/oFlVtNsJ5I
目に見えるものしか信じないという付知は常に冷静沈着。普段は淡々としており、合理的に物事を判断する彼の感情が表に出ることは少ないです。しかし、未知のものに対する好奇心は旺盛で、神仙郷上陸直後、巖鉄斎の手が花に寄生された際にも恐れるのではなく、「すごっ」といって見とれてしまいます。
特に医学に関しては高い関心を持っており、島を統べる仙人・天仙が再生能力を持つことを聞くと、目を丸くして驚き「首折っても焼いても死なない?内臓は?どんな感じでした⁉」と矢継ぎ早に質問。殺したら解剖させてほしいと希望するなどマッドサイエンティストの一面を覗かせます。
医学に精通しているため、神仙郷でも怪我の手当てや簡単な薬を調合することで上陸者たちをサポート。殺さないための処置も心得ている、と話しており、実際に瀕死の傷を負った巖鉄斎に救命処置も行っています。
島で出会った不思議な少女・メイ。上陸者の味方をしてくれる彼女はどうやら島の秘密を知っているようですが、その言葉は片言でなかなか意思疎通が図れません。
その際、付知だけが独自の要領で彼女の言葉を解読することに成功し、通訳として他の上陸者たちに彼女の言葉を伝達。これによって島や天仙たちの秘密について知ることができ、彼らの使う目に見えない力・氣(タオ)を攻略する糸口を見つけることになります。
解剖道具を腰に下げているため、刀は肩にかけている付知。医学研究ばかりに注力しているかに思えますが、その腕前も確かなもので、剣豪・巖鉄斎や里最強の忍と言われた主人公・画眉丸もその強さを認めています。
また、俊敏な動きも付知の強み。天仙との戦いでも小柄な身体を素早く動かして巖鉄斎と共闘します。
冷静沈着で理性的に行動する付知に対して、気性が荒く本能と直感で動く巖鉄斎。相対する性格の二人は島上陸直後はお互い気に食わない存在でした。しかし、奇怪な島で行動を共にし深く関わっていく仲で情が湧き、“仲間のようなもの”と思うまでに。犯した罪があるならばそれを肯定する気はない、と前置きしつつも、巖鉄斎ら死罪人たちとともに全員で島から生還することを願うようになります。
また、天仙に対抗するため氣の訓練を行う際には、目に見えない物を信じない性分であるという共通点も見つかります。その後、天仙との戦闘でも巖鉄斎と息の合った共闘を見せるほど2人の関係性も大きく変化を遂げるのでした。
目に見えるもの、手で触れられるものしか信じないという付知は、これまで解剖することで生命を知ろうとしていました。しかし、神仙郷で仲間の死に触れ、命の価値を知り、その考え方や気持ちの有り様にも変化をもたらすことに。
序盤では淡々としすぎていて人間味を感じられなかった付知ですが、後半は徐々に笑顔を見せることも増え、仲間への思いやりや温情が感じられるようになります。その変化にもぜひ注目してほしいです。
天仙の1人・桃花(タオファ)と遭遇し、巖鉄斎とともに戦う付知。二人とも氣を習得できていないため一方的に攻撃を受け苦戦を強いられることになります。話には聞いていたものの実際に体感するのは初めての見えない攻撃に絶望するかと思いきや、付知は唐突に笑い出します。
彼は氣を生命研究の新たな局面として捉え、すごい発見だと目を輝かせます。この知識を持ち帰れば世の医学が引っくり返る、と新しい研究分野にわくわくが止まらない様子に、呆気にとられる桃花。
また、共闘する巖鉄斎も激しい戦闘で研ぎ澄まされていく感覚に心を躍らせます。不利な状況にもかかわらず不敵な笑みを浮かべる2人は序盤の相容れない様子とは打って変わってベストコンビと言えるほどです。
本作のキャラクターの中で序盤と終盤で最も印象が変わるのが付知ではないかと思います。その要因は彼の心境の変化によるもの。巖鉄斎をはじめとする死罪人たちと短期間ながら深く関わったことで、理論だけでは説明がつかない情や命の価値を知り、彼の内面は大きな変化を見せます。その変化の過程にぜひ注目してください。
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1990年生まれ、福岡県出身。小学生の頃『シャーマンキング』でオタクになり、以降『鋼の錬金術師』『今日からマ王!』『おおきく振りかぶって』などの作品と共に青春時代を過ごす。結婚・出産を機にライターとなり、現在はアプリゲーム『アイドリッシュセブン』を中心に様々な作品を楽しみつつ、面白い記事とは……?を考える日々。BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENの熱烈なファン。