双子の兄弟が数奇な運命に翻弄されながらも絆を深めていく人気BL作品『慈と善』が待望のボイスドラマ化! 慈役・林勇さん、善役・増田俊樹さんに収録後インタビュー!
林さんの意外な高校時代や、双子のお姉さんのエピソードに増田さんもビックリ!?
――本作には慈のクラスメイトとして男子生徒の渡辺、小堀、女子生徒の片山が登場しますが、印象はいかがですか?
林:いわゆるリア充ですよね。非リア充である慈と善と対比する意味で描かれていると思うんですけど……。
増田:僕は苦手です! ああいうのを見るとイライラします。彼らの近くにいるし、聞こえる位置で話していて、誘わないと不自然な存在なのに、誘ってこないんですよね。呼ばないのはいいから知らないところでやってくれと。
林:陽キャってそういうところあるんだろうな。
増田:えっ!? 今、自分も腑に落ちるみたいな言い方だったから。
林:でも俺は元々、高校時代はギャル男だからね。
増田:そうなんですか? 僕みたいな端っこに座っている奴らに聞こえるような声で「カラオケ行こうぜ!」って叫んだりとか。
林:ないない! 俺のギャル男時代は誰にでも声をかけて、逆にひかれていたタイプだから(笑)。
(林さんがスマホで高校時代の写真を増田さんに見せて)
増田:めっちゃギャル男だ!? 廊下ですれ違ったら絶対目線をそらすと思う(笑)。
林:高校2年の時、週に3回くらい日焼けサロンに通ってたし、パラパラもやってた。日焼けサロンのビラを配り切ったら、無料で1時間焼かせてくれるので、バイトみたいにやったり、夏はマンションの屋上にレジャーシートを敷いたりして。
増田:TVで見たギャル男の生態と一緒だ! こんなに役柄が真逆なのに、中の人もお互いに真逆なのはやめません?(笑) 僕は家からあまり出ないから真っ白だし。でも小麦肌にはちょっと憧れるんですよね。
林:じゃあ日焼けサロン行けばいいじゃん! 人生経験としてもおもしろいと思うよ。
増田:ギャル男の話で盛り上がっちゃったけど、この作品はギャルBLでしたっけ!?(笑)
――『慈と善』は、作品のキーワードとして「双子」が挙げられます。双子について、印象に残っていることがあればお願いします。
増田:高校時代、同学年に双子の女の子がいたんですが、まったく見分けがつかなくて。しかもそれぞれ彼氏がいて、その二人の彼氏と僕は同じグループにいました。その時、「彼らは彼女の見分けがつくのかな? 入れ替わってもわからないんじゃないかな?」と思いましたし、「パートナーになったら絶対試されるだろうな」と思っていました(笑)。
林:うちの姉ちゃんは見分けがつく一卵性双生児だし、気が強いほうは少し目がつり上がっていて、もう一方は目じりが下がっているし。でもシンクロはするんですよね。それぞれ違う場所に買い物に行ったのに、まったく同じブランドの洋服を買って帰ってきたり。
増田:そんなことあるんですか!? 双子のそんなエピソード、初めて聞きました。お姉さんたちは今も仲がいいんですか?
林:うん、仲いいよ。二人共、結婚したから離れた場所にいるけど、たまに一緒に食事しているみたいだし。