『アキバ冥途戦争』スペシャルイベント<2023年ケダモノランド株主総会>昼の“ブー“レポート丨近藤玲奈さん、佐藤利奈さんら声優陣がとことん……“とんとことん”語り合う! 作品を通して学んだことは「ギャンブルは危ないよぉ!?」
「暴力や武器はいけない。そしてギャンブルは危ない」
再び“振り返りコーナー”に戻り、第6話以降の動画を見ながら物語について語り合います(その間、近藤さんと田中さんは衣装チェンジし、黒いローブを羽織って再び舞台に)。ねるらとの涙のお別れ。なごみの忍者への転身。“赤い超新星”愛美のアキバへの帰還。とんとことんとウーパーズの野球対決。アキバ生態系を無視したお萌様登り。店長と鯉の会話(笑)。取り立て屋の死亡。
嵐子と末広の恋物語に、御徒町さんの独白。嵐子と凪の和解。嵐子の刺殺。なごみの黒豚姿を経ての「メイド戦争」……と、怒涛の展開をキャスト陣も真剣な表情で見入っていました。
佐藤さんも改めて「改めてすごい話だなとビックリします」と感嘆のため息を漏らします。「嵐子が死ぬときのセリフではちょっと昔の嵐子に戻っていくんですが、テストのときにそのままの嵐子で演じたら、“こういう方向性でいってみませんか”という提案があって、ああ、そういう解釈があるんだ、と。『アキバ冥途戦争』は(制作者の皆さんから)アイデアをもらうことが多かったです」としみじみ。
高垣さんは「オリジナルなのでみんなで一緒に作っている感じが面白かった」と振り返ります。キャスト陣の言葉から、出演者はもちろん、制作陣の熱意をも改めて感じさせました。
もともと大将は死ぬ予定ではなかったそうで、小山さんは「なんか知らないけど、ついでに」と笑います。また、打ち上げがあったことについても言及。最終回を一緒に見て「みんな泣いていました」とジェーニャさんが打ち上げでのエピソードを明かしました。
最後のQ&Aは「アキバ冥途戦争を通じて学んだこと、得たこと」。回答したのは佐藤さんと高垣さん。
「己の信念を貫ける心意気。私もここは引けないというときは、自分のかわいいを貫き通したいと思います」(佐藤さん)
「暴力や武器はいけない。そしてギャンブルは危ない」(高垣さん)
高垣さんの回答には客席から笑いが。「これいる!? 今サトリナさんの回答でキレイにまとまったのに! いらないでしょ!」と叫びつつ「ギャンブルは危ないよぉ!?」と店長の口調で話し、拍手が起こりました。
トークパートの最後に、小山さんが株主さんたちに向けてメッセージ。
「アニメは最終回を迎えましたが、商品化や舞台化が決まっていたりと、まだまだ『アキバ冥途戦争』は続いていきます。今後のケダモノランドグループの成長戦略を考えたとき、株主さんからのおひねりちゃんが必要となってまいります。今後とも『アキバ冥途戦争』の普及活動と応援をひねりだしていってください! 引き続きよろしくおねがいします!」
おひねりちゃんをよろしくお願いします!
ブヒッという間にクライマックスへ。最後のパートはとんとことんのスペシャルステージ。まずは田中さんが黒いロープを脱ぎ(店長がそのロープをもらい)とんとことんのメイド服姿に。ゆめちのライブパートです。
「それじゃいっくよー!」と、第1話挿入歌「純情メイドぶっころ主KISS」を振り付けつきでお届けします。ご主人さま・お嬢さまの振り付けも完璧! “バッキュン バッキュン バッキュン バッキュン ”とキュートな歌声で心を射抜きつつ、一体感を醸し出しました。
続いて近藤さんがロープを脱ぎ(再び店長が受け取る)、「和平なごみ、命を掛けて、歌います!」と、最終話「一生女の子宣言☆」をパフォーマンス。キレッキレの振り付けも、まっすぐな歌声も印象的。ライブを見守るキャスト陣もサイリウムを片手にエールを送りました。
ライブの余韻が残る中、一言ずつ挨拶。
石見さん「ねるらちゃんの代わりになごみちゃんがしっかりとメイドを貫いている姿をこの目で見ることができてとても幸せでした。今日は楽しかったです! ありがとうございました」
高垣さん「なごみちゃんのステージで熱いものが込み上げてきました。このサイリウム、打ち合わせのときに私たちもあったほうが良いんじゃないんですか?と言ったら、スタッフさんが急遽買ってきてくれました。今日はみんなで一緒にお芝居をできたこともうれしかったです。また『アキバ冥途戦争』の世界で皆さんとお会いできる日が訪れることを心より願っております。皆さんおひねり、よろしくおねがいします!」
ジェーニャさん「私はこういうイベントが人生初で、皆さんと一緒に、そして会場の皆さんと配信の皆さんと一緒に振り返ることができてうれしかったです。また『アキバ冥途戦争』の続きを知りたいです。これからも、そして舞台でも、おひねりちゃんをください!」
黒沢さん「普段は映画館として使われているこの場所で『アキバ冥途戦争』を大画面で見られて、改めて絵の美しさも感じました。ご時世がご時世だったので、みんなで一緒に会うということができなかったので、今日みんなで揃うことができてとってもうれしかったです。これからも応援よろしくおねがいします」
田中さん「スタッフさんに“キャストが揃ってイベントをやりたいです”と言っていたので、言ったら叶うんだ!って。株主総会という形で皆さんにお会いすることができてとてもうれしかったです。そしてついに「純情メイドぶっころ主KISS」をリアルで披露できて本当に良かったです! 皆さんのおひねりちゃんのおかげです! これからも応援よろしくおねがいします!」
佐藤さん「今日来て下さった株主の皆様、配信で見て下さった株主の皆様、ありがとうございました。株主総会に私たちが出ていいのかな?という疑問が拭えないままステージにいたのですが、楽しいからいいか、ということで。こうやって『アキバ冥途戦争』の話をしたり、新作のドラマパートを演じられてすごくうれしいです。嵐子は死んでしまったこともあって、役と離れて寂しいなと思っていたところで、物語がまだまだあるんだ、って。これから先、彼女たちをもっともっと見たいなと思うので、よろしければ、許す限りで大丈夫ですので、なんとかひねっていただけますと……(笑)」
近藤さん「アフレコはずっと分散収録だったので、全員で出来たらもっといろいろなものが生まれるんだろうなって思っていたので、今日朗読劇でがっつり掛け合いができて、すっごく面白くて楽しくて。これが『アキバ冥途戦争』だなぁ!って空気感をキャストの皆さんと一緒に味わえたこともうれしかったです。しかも、皆さんと一緒に共感できたのがすごく幸せでした。「一生女の子宣言☆」では途中でお腹を撃たれないか心配だったのですが(笑)、無事に歌うことができました。なごみの命を懸けて歌うということを、私も身をもって知ることが出来ました。本当にありがとうございました! これからもおひねりをひねりだしてくださいっ!」
大きな拍手に包まれて昼のブーはこれにて閉幕。『アキバ冥途戦争』の唯一無二の中毒性やその魅力を改めて感じた時間でした。<2023年ケダモノランド株主総会>の詳しいアンケート結果や朗読内容は、ぜひ配信アーカイブをご覧くださいブー。
ご主人様、お嬢様、お待ちしております!
[取材・文/逆井マリ 写真/MoA]
配信情報
【配信日時】:2023年5月21日(日)
【配信プラットフォーム】:Streaming+
【生配信】:昼の部 ⇒ 16:30開演 夜の部 ⇒ 19:30開演
【アーカイブ配信】:各公演終了後~5月27日(土)23:59
【チケット料金】:各公演 3,000円(税込)
TVアニメ「アキバ冥途戦争」作品情報
スタッフ
原作:ケダモノランド経営戦略室
監督:増井 壮一
シリーズ構成:比企 能博
キャラクターデザイン・総作画監督:仁井 学
美術監督:本田 こうへい
美術設定:伊良波 理沙
色彩設計:中野 尚美
プロップ設定:入江 健司、 鍋田 香代子
撮影監督:石黒 瑠美
3D監督:小川 耕平
特殊効果:村上 正博
編集:高橋 歩
音楽:池 頼広
音楽制作:Cygames
音響監督:飯田 里樹
音響効果:中野 勝博
音響制作:dugout
アニメーション制作:P.A.WORKS
キャスト
和平なごみ:近藤玲奈
万年嵐子:佐藤利奈
ゆめち:田中美海
しぃぽん:黒沢ともよ
ゾーヤ:ジェーニャ
店長:高垣彩陽