6月5日配信開始の『恋花幕明録』斎藤 一役・仲村宗悟さん、勝 海舟役・阿座上 洋平さん、桐野利秋役・坂田将吾さんインタビュー丨恋仲に至る前後のギャップに「ここまで言うんですか!?」 先々には思わせぶりなセリフも……?
“マジマックス”になると甘すぎる声も!?
──皆さんは作品の魅力をどんなところに感じていますか?
仲村:たくさんのキャラクターがいて、それぞれに個性があって。この人たちとの恋愛模様が本当に描かれるのかな?という好奇心から入る方もいらっしゃると思うんです。気を許せる関係になっていくまでの過程はすごくキュンとするし、楽しめるんじゃないかなと思っています。
阿座上:勝のセリフに「共闘はするが、俺はお前を信じない。 ま、お互い様だろ?」 というものがあるのですが……嘘やん!ってくらい心を許しまくるようになるので(笑)。その過程がすごく面白いとおもいます。
仲村:彼はデレデレになっていきますよ。今の時代だったらスクショされて大拡散されるんじゃないかな。「もともと彼はこんなこと言ってました!」って。
阿座上:(笑)。キャラクター性が崩れてしまうくらい、恋に落ちていくんです。彼自身の見られなかった部分を存分に知ることができると思います。僕自身演じててすごく楽しかったんですよね。「ここまで言うんですか!?」と。
──デレデレになるまでには、さまざまな紆余曲折があるんでしょうね。
阿座上:そうですね。だから声色にもグラデーションはつけています。ただ、マックスのときは“マジマックス”なので。
一同:(笑)
仲村:マジマックス(笑)。みんな一人ひとりそうなりますよね。
阿座上:しかも彼の場合はもともと女性慣れしてるんですよね。その彼が……「俺どうなっちゃうの!?」ってところまでいくので(笑)。
仲村:桐野はスイッチが入ったらどうなるの?
坂田:桐野の場合は、現代風に例えるなら「他の男の連絡先を消してくれ」くらいの勢いです(笑)。他の男性を見ることすら嫉妬するっていう。
仲村:かなり束縛が激しいんだ。
坂田:そういうところも受け止めてくれる方に、桐野のことを可愛いと思ってもらえるのかなと。狭く尖った魅力を皆さんにお届けできたらなと思っています。……あと、あるボイスを録るときに「エッチな感じでお願いします」と言われたんです(笑)。
仲村:あったね! ディレクターさんが楽しんでいるんですよ。「もっといっちゃいましょう!」と。
坂田:そういうのも収録するのが初めてだったので(笑)。そこも『恋花幕明録』の魅力のひとつなのかなと思います。
阿座上:ちょっと思わせぶりなセリフもあると言いますか。ちょっと「おや……?」と思うような、想像が膨らむような言葉はあるかもしれません。とは言え、R18などではなく、健全なアプリなので安心していただければ(笑)。
仲村:でもそこも良いところだよね。想像で余白を埋める楽しみもあると思う。
──皆さんの甘い声を聴けるのも、『恋花幕明録』の魅力のひとつなのですね。
仲村:実際にプレイした人にそう言ってもらえるようになったら嬉しいですね。ただそこに至るまでは少し時間がかかると思うので、時間をかけて、恋を育んでいってほしいなと。
──ところで本作は、ヒロインが一緒に戦うような強いキャラクター。そういった部分も新しいのかなと。
仲村:そうですね。斉藤のセリフにも「その構え……お前、会津の人間か? 道理で強い瞳(め)をしているはずだ」というものがあるので、武を自分の中に持っている人なんでしょうね。
濃い人間模様、生き様は女性だけでなく、男性も楽しめる
──皆さんが攻略したいキャラクターを挙げるなら、いかがでしょうか?
阿座上:攻略したいキャラクターかぁ……。結構みんなクセがあるんですよね。
──坂田さんはイベント内で井伊直弼と言っていましたね。
坂田:面白そうだなと思って。「絶対服従」という感じで強く迫られると「は? 違うし」って言いたくなると思うんです(笑)。そこをどう納得させてくれるのかなというか。井伊直弼のドSな部分を感じてみたいなと。
仲村:日常の中で「絶対服従」の場面なんてないもんね(笑)。
阿座上:僕は西郷さんですね。包容力もあるし、守ってくれそうだし……男の憧れでもあるじゃないですか。どちらかというと硬派なイメージがあるので、西郷さんのいろいろな表情を見てみたいなと。
仲村:包容力で言うと、榎本武揚(CV:興津和幸)も気になる。良い愛し方をしてくれそうだなって思いますね。
坂田:興津さんのまろやかな、甘みのある声が良いですよね。
──本日は相関図も紹介されていましたが、バックボーンが気になるキャラクターはいましたか?
仲村:そう言われると全員気になってしまいますが、一番謎に包まれているのは土方歳三(CV:古川慎)ですね。
坂田:メインキャラクターにも関わらず、生い立ちが謎なんですよね。史実とは違った形になっていると思います。どういうストーリーになっているのか……。
──皆さんもまだ知らないことが多い様子ですね。
仲村:そうなんです。
阿座上:現段階では、まだメインのストーリーの(アフレコを)全部録り終えていないんです。他のキャラクターに目を向けるタイミングってあまりなかったんですよね。いろいろなストーリーを経て、僕らも理解を深めていけるのかなと思っています。皆さんと一緒に、育んでいけるのかなと。
坂田:物語には明治政府を脅かす「士花人(しかびと)」も登場しますが、まだ士花人も謎なんですよね……。さきほど、こっそりとお話を聞きましたが、黄泉がえり人のような存在みたいです。ルートもいろいろとあるようで。
仲村:まだ公表はされていないことも多いのですが、奥深い作品になっているのは間違いないと思っています。
──それぞれの生き様も描かれると思うので、女性だけでなく、男性も楽しめそうですね。
仲村:そう思います。
阿座上:実際、今日のイベントにも男性の方がいましたよね。男性の方にも楽しんでもらいたいです。