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本名陽子、ゆかな 20周年を迎えた今「思いがけず報われる瞬間が増えました」

『ふたりはプリキュア3シリーズ~20th LEGENDARY BOX~』リリース記念! 『ふたりはプリキュア』美墨なぎさ/キュアブラック役の本名陽子さん、雪城ほのか/キュアホワイト役のゆかなさんインタビュー

TVアニメ『ふたりはプリキュア』放送開始20周年を記念し、Blu-rayBOX『ふたりはプリキュア3シリーズ~20th LEGENDARY BOX~』全3タイトルが、2023年6月28日(水)より3か月連続リリースされます。

『ふたりはプリキュア』『ふたりはプリキュアMaxHeart』『ふたりはプリキュアSplash☆Star』3シリーズともついに初の全話Blu-ray化&HDリマスターに。ハイグレードアップコンバートで、当時よりも映像がさらに美しくなりました。

第1弾となるのは、もちろん初代『ふたりはプリキュア』で、20年前に描かれた、今も色褪せることのない物語の放つ輝きや思い出の「煌めき」、ふたりが手と手をつなぐことの大切さがギュッとひとつに結ばれています。

2023年4月22日(土)、アニメイト池袋本店 9階 animate hall BLACKにて、「『ふたりはプリキュア』3シリーズ~20th LEGENDARY BOX~ 発売記念 アニメイト池袋本店 スペシャルイベント」開催後、美墨なぎさ/キュアブラック役の本名陽子さん、雪城ほのか/キュアホワイト役のゆかなさんにお話をうかがいました。

 
▼本名陽子さん、ゆかなさんが出演するイベントの模様はこちら

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ふたりはプリキュア
スポーツ万能、勉強嫌いで無鉄砲だけど人一倍正義感が強くクラスでも人気者の美墨なぎさ、成績優秀で常にクラスのトップだが、実は天然ボケの雪城ほのか、ふたりは同じベローネ学院女子中等部の2年生。なぎさとほのかはそれぞれ不思議な生き物メップルとミップルに出会う。邪悪なドツクゾーンがメップルたちの故郷・光の園を襲撃し、地球に逃れてきたのだった。そして、メップルとミップルによってなぎさとほのかは変身する能力を与えられ、戦うことに…趣味も性格も違うふたりは力を合わせてドツクゾーンから送り込まれてくる邪悪な敵に立ち向かう!!作品名ふたりはプリキュア放送形態TVアニメシリーズふたりはプリキュアスケジュール2004年2月1日(日)~2005年1月30日(日)ABC・テレビ朝日系列にて話数全49話キャスト美墨なぎさ/キュアブラック:本名陽子雪城ほのか/キュアホワイト:ゆかなメップル:関智一ミップル:矢島晶子(うえちあき)ウィズダム:松野太紀莉奈:徳光由禾志穂:仙台エリ竹ノ内よし美:永野愛藤村省吾:岸尾だいすけ木俣:加藤木賢志藤田アカネ:藤田美歌子中川弓子:生天目仁美校長:塩屋浩三米槻教頭:西村朋紘ピーサード:高橋広樹ゲキドラーゴ:石井康嗣ポイズニー...

 

壮大なご褒美をもらっている気持ちです。

──『ふたりはプリキュア』3シリーズ~20th LEGENDARY BOX~発売記念 アニメイト池袋本店 スペシャルイベントのご感想を教えて下さい。

ゆかなさん(以下、ゆかな):たくさんの方が遊びにきてくださって、皆さんのお顔を直接見られて、とても嬉しい時間を過ごすことが出来ました。イベント後にはBOXの予約をしてくださった方もたくさんいたとうかがって、そのことも嬉しかったです。

当時は「届いているかな」「届いてるといいな」だったものが今、「届いているんだ」「届いていたんだ」と改めて実感させていただいた気がしました。ありがとうございます。

本名陽子さん(以下、本名):当時はおもちゃ売り場でこっそり確認していましたからね(笑)。おもちゃ売り場の様子や、七夕の笹の「プリキュアになりたい」といった短冊を見てそこでようやく「ああ、届いているんだ」と。

 

 
ゆかな:おもちゃ売り場では、文字通り影に隠れてこっそりとみなさんの様子を見ていまし た。今考えると、なかなか怪しいひとですよね。でもそうやってでしか確かめる手段がなかった。 あの時は今のようなSNSはなかったですから。

──今はSNSが主流となって『ふたりはプリキュア』の感想をいただく機会が増えたと思います。

ゆかな:そうですね。当時も熱心な方から番組宛てにお手紙をいただ くことがあって、その熱量に感動していましたが、近年はSNSなどで交流されている皆さんの忌憚のない御感想なども拝見できるようになりました。この『ふたりはプリキュア~20th LEGENDARY BOX~』発売も含め、壮大なご褒美をもらっているように感じます。

本名:皆さんから情報を教えていただくことも増えました。それ自体、当時では考えられなかったこと。シリーズが続いたからこその変化ですよね。

当時(シリーズディレクターの)西尾さん、(プロデューサーの)鷲尾さんは「受け取ってもらえているだろうか」との思いから、やはりおもちゃ屋を訪れていたと聞きました。こういう形で思いがけず報われる瞬間が多くなってきたのは、本当にうれしいです。

 

 

LEGENDARYは少しむず痒い。

──イベント内では『ふたりはプリキュア ~20th LEGENDARY BOX~』という名前については「むず痒い」といったお話もされていましたね。

本名:そうですね。“LEGENDARY ”という言葉がなんかこう……ね?

ゆかな:もじもじしちゃうというか。私たちのシリーズはいつからか「初代」と呼ばれていたりしますが、当時もちろんそういった呼び名はなかったですし、そもそも未来が約束されているような状況ではなかったので。

本名:『ふたりはプリキュア』のエピソードはこれまでのインタビューなどにもたくさん残っていると思うんですが、あの頃の私は何をやってもうまく行かず、自分の思い描いていた未来とは違う現実に悩んでいました。「これに落ちたら私はこの業界を離れよう」とも思っていたんです。

そんな崖っぷちの状態で巡り会えたこと自体が奇跡のようでしたが、当時はとにかく目の前のことに必死でした。『ふたりはプリキュア』の現場では、アフレコ前に必ず、西尾さん、鷲尾さんたちが前説をしてくださるのです。それが毎回恒例になっていましたね。

 

 
ゆかな:たっぷり時間をかけて……かかって? 説明してくださるのですが、一向にアフレコがはじまらなくて、時にはゲストの方に「え、いつ収録始まるの?」と言われてしまうこともあったくらい。業務上の伝達事項だけではなく、コミュニケーションの始まりといったような雰囲気で明るく熱くコミカルに展開されてました。

本名:時には身体を張ったり、ジョークを交えたりしながらお話してくださるんですよね。そんな現場は後にも先にもプリキュアだけ(笑)。

でも当初はそれを楽しむという余裕はなく、「どういう方向性なのか聞き漏らさないようにしよう」と真剣でした。そうした私の姿をほのほのはひたすら見守ってくれていて。言葉には出さないんですけど「そのままいけ〜!」って思ってくれているように感じていました。

ゆかな:そもそも目いっぱい頑張っているのが充分わかるので、とにかくプレ ッシャーにならないように心がけていました。でも頼られたらいつでも応えられるように。彼女にのびのび輝いて欲しくて、「ど んな芝居でも絶対に私が合わせる!」という決意でしたね。

本名:皆さんのおかげで、そのうちに緊張もほどけていきました。時には私たちがコーヒーをゲストに振る舞うこともありましたね。

ゆかな:スタジオでコーヒーを豆から挽くのは、当時は暴挙といってもいいくらい珍しかったと思いますが(笑)、そうやってお菓子やコーヒーを配りつつチームワークを作れればという思いで。

──当時、西尾さんは突っ伏して、ギリギリまでお話を考えられていた、と。

ゆかな:突っ伏していたどころか……。

本名:早めにスタジオに入ったら、見るからに疲労困憊されていて。四六時中作品のことを考えられているので、アフレコまでの束の間の休息くらいは……とスタジオに入る時間も考えていましたね。その場をいかにいい現場にするかを、それぞれが考えていました。そういった姿を見ていたので、自分たちなりに、現場に貢献したいという一心でした。

 

 

『20th LEGENDARY BOX~』の全貌を楽しみにしていてほしい

──その当時のアニメーションが『ふたりはプリキュア ~20th LEGENDARY BOX~』では、初の全話Blu-ray化&HDリマスターに。さらに、現在では入手困難なレア音源『ふたりはプリキュア CDドラマシリーズ ふたりでプリドラNo.1 ぶっちゃけお江戸でござる!?』『ふたりはプリキュア CDドラマシリーズ ふたりでプリドラNo.2 マジしんどい!雪は招くよ嵐を呼んで!?』なども収録されており、イベント内でその一部の映像や音源が公開され、関係者席にいた鷲尾さん、西尾さんたちが笑っていた一幕もありました(笑)。

本名:ステージから関係者席が盛り上がっているのが見えました(笑)。

ゆかな:ボックス・セットの特典である「スペシャルブックレットⅠ -メモリアル-」のインタビューでは、当時のディープなお話をたくさんさせてもらっています。「スペシャルブックレットⅠ -メモリアル-」も含めて、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

 

 
[取材・文/逆井マリ]

 

『ふたりはプリキュア3シリーズ~20th LEGENDARY BOX~』

「煌めく」三⽅背リボンスリーブケース ジャケット(キャラクターデザイン:稲上晃 描きおろし)

 
プリキュアシリーズ20周年記念!「ふたりはプリキュア」3シリーズから、豪華特典満載の決定版Blu-rayBOXが3か⽉連続発売決定!
第1弾となる6⽉28⽇発売「ふたりはプリキュア〜20th LEGENDARY BOX〜」のスリーブジャケット・店舗別オリジナル特典のデザイン(⼀部を除く)を解禁!
凛々しいキュアブラック・キュアホワイトはキャラクターデザインの稲上晃による「20th LEGENDARY BOX」のための新規描き下ろし!

 

 
「煌めく」三⽅背リボンスリーブケースは、完全初回限定⽣産の豪華仕様!
シルバーのインラインフォイル箔やホログラムなどを使⽤し、物語の放つ輝きや思い出の「煌めき」、ふたりが⼿と⼿をつなぐことの⼤切さを、リボンを結ぶことでイメージした、20周年の思いを込めた特別なデザインです。
「ふたりはプリキュア」〜20th LEGENDARY BOX〜はキュアブラックをイメージしたカラーリングとなっています。
「ふたりはプリキュア MaxHeart」「ふたりはプリキュア Splash☆Star」〜20th LEGENDARY BOX〜のスリーブジャケットデザインもお楽しみに!
さらに、各パーツごとのデザインも順次公開!

 

 
■店舗別オリジナル特典デザイン(⼀部を除く)

 

商品情報

発売⽇:2023年6⽉28⽇(⽔)
ディスク枚数:全8枚組(本編ディスク7枚+映像特典ディスク1枚)
+ドラマCD他スペシャル⾳声&デジタルブックレット収録エムカード
価格:¥69,300(税抜価格¥63,000)
品番:HPXR-2073

 

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