夏アニメ『ライザのアトリエ』放送開始直前!のぐちゆり(ライザ役)×大和田仁美(クラウディア役)×寺島拓篤(レント役)×近藤 唯(タオ役)座談会|声優陣が感じたこれまでの「アトリエ」シリーズとは違う『ライザ』ならではの魅力とは
ライザ、クラウディア、レント、タオ、4人の関係性は本当に素敵
――ライザの話が出ましたので、ほかの3人のことについてもさらにお話しいただければと思います。
寺島:クラウディアは装いからめちゃくちゃ美しくて、ほんと都会のお嬢さんという感じがするし、喋り方も立ち振る舞いも素敵で。その子がこっち側に憧れるっていうのがいいよね。
大和田:そうですね。やっぱり旅暮らしで友達が全然できなかったから、(ライザたちが)輝いて見えたのかな。
のぐち:ライザたちの仲の良さとかね。
近藤:クラウディアは、「よそから来た子」から始まって「元から一緒にいたんじゃないか」「幼馴染のひとりだったんじゃないか」ってぐらいの立ち位置、仲間になっていきますからね。
のぐち:うん。4人の関係値が変わっていくところは見どころのひとつというか。それに、クラウディアも心は冒険家だよね。ちょっと遠慮がちだけど、最後は自分の気持ちを言うし。
大和田:そうだね。ゲームでも、お父さんに「(クラウディアは)このじゃじゃ馬娘」と言われるのが印象的で、あ、じゃじゃ馬娘なんだと思ったんですよ(笑)。育ちが良く雰囲気はお嬢様かもしれないけど、心は等身大な気持ちでライザたちと関わっていった記憶があります。
寺島:だから仲良くなれたんだね。
のぐち:確かに。この3人に触発されてじゃないけど、自分の気持ちをどんどん打ち明けていって。
大和田:「冒険に連れてって!」とずっと言う。
のぐち:タオと違ってね(笑)。
近藤:タオは「行きたくない」ですから(笑)。
大和田:でも、そうやってちゃんと意思を言えるのはタオの好きなところですね。
近藤:活発な子では決してないインドアな子だけど、妙な諦めと納得があって。行きたくない気持ちがありつつも、なんだかんだ2人が行くなら行くよ、みたいなところが可愛いなって思います。
ボオス(ライザたちに絡んでくる村の有力者の息子)とかには怯えた素振りを見せるのに、2人には遠慮しないで思ったことを言える関係性、幼馴染を感じるやりとりがすごく好きです。
大和田:人見知りではないもんね。
近藤:そうなんです。ちょっと臆病なだけで。臆病だけどライザとレントは最初から仲間だし、クラウディアも徐々にそうなっていくし。芯が強いのは(見ていて)感じられると思います。
大和田:ね。それに、自分の好きなことに没頭できるところとか、臆病なのを自ら切り開く力を持っているところとか、掘れば掘るほど魅力的なキャラクターだなと思います。
のぐち:レントもライザもそれをわかった上で、「やっぱ来なよ」って言えるんだろうね。
寺島:それに、タオがいた方が楽しいし(笑)。
のぐち:絶対に楽しい。
近藤:だからタオもついて行くんでしょうね。「2人では行かせられないよ」と心配する部分もあるのかなって。
のぐち:なんだかんだ言いつつ、いろいろ知恵を出してくれるのがタオだとわかっているからね。レントとライザの2人で行くのは想像できないです。
大和田:なんか素敵だね。3人の関係性。
寺島:クラウディアも入ってんだよ、そこに。4人だからね、もう。
のぐち:そうそう。4人だよ!
大和田:嬉しい!
――ほんといい関係ですよね。レントに関してはいかがですか?
のぐち:レントは広い目でみんなを見ているというか。ライザとタオはタイプこそ違うけど、目の前のことに集中してあたふたしてしまうところは似ていて。それをサポートしてくれるのがレントだよね。
大和田:めっちゃ優しいと思います。
のぐち:でもさ、なかなか気付かれない優しさじゃない?
寺島:自然にやっているから。
のぐち:そう。全く恩着せがましくなくて、レントもそれが当然のことだと思っているんです。ライザがどういう時に突き進んでしまうとか、全部わかった上で先回りしてくれるんだよね。
大和田:すごいよね。喧嘩してもおかしくないのに。
寺島:ぶつかりそうな感じなのにぶつからない。臆病なタオとの繋ぎにもなっているし、そこをリラさんが見抜いて、バトルにおいてもいろいろ教えてくれたりもしていて。自分で言うのもなんだけど、レントすごいね(笑)。
近藤:すごいですよ(笑)。