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アニメ
有功として家光を全身で守ってあげたいーー家光の境遇が明かされてからの関係性に注目!|「大奥」お万の方/万里小路有功 役・宮野 真守さんインタビュー
「有功として全身で守ってあげたい」
ーー家光役の松井さんと一緒に収録されたとのことですが、掛け合った印象はいかがでしたか?
宮野:危うくて壊れそうな感じでした。凛とした中に、頑張って意識を保っていないと壊れてしまいそうな儚さを感じました。有功として全身で守ってあげたいなと思いました。
ーー(宮野さんと掛け合った印象について)松井さんは「優しさの中に芯の強さと心の脆さがある」とおっしゃっていました。
宮野:ありがとうございます。優しさは有功の信念からもきているものなのかなと思います。
ーー育ちが良い有功らしく気品も感じられます。
宮野:有功が育った環境がありますかね。
ーー家光と有功が関わる中で、視聴者に注目してほしい場面とはどこでしょうか?
宮野:有功が家光の境遇と心情に気が付くところが最初の変化ポイントです。それまで有功は家光の憂さ晴らしを正そうしますが、ここで初めて千恵(家光)の立場について考えます。
悲しみに寄り添ってあげられなかった後悔からも、抱きしめてあげるシーンが印象的でした。ふたりの関係性が変わっていく様子をご覧ください。
ーーでは、これからご覧になる方へメッセージをお願いします。
宮野:家光・有功編をしっかり描いていただけて嬉しく思います。原作の細かい部分も誠心誠意、演じさせていただきました。
『大奥』は壮大なお話で、色々な愛憎を見せてくれる作品です。悲しさは付き纏いますが、真っ直ぐで大きな愛を感じていただけたらと思います。
【取材・文・撮影/杉村美奈】
『大奥』作品情報
あらすじ
謎の疫病で男子の人口が急速に減少した結果、社会運営の根幹や権力が女性に完全に移った江戸。徳川八代将軍吉宗は、女が男の名を名乗りながら家督を継ぐ世の中を疑問に思い、大奥の所記『没日録』を読み、歴史を紐解き始める。その始まりは三代将軍・徳川家光の時代に遡る。「赤面疱瘡」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がり、男子の人口は女子の約1/4にまで激減した。江戸城でも三代家光以降将軍職は女子へと引き継がれ、俗に美男三千人と称される男女逆転の大奥の世界が築かれていた。京から江戸城を訪れた公家出身の美貌の僧・万里小路有功は、春日局の脅迫により小僧の玉栄とともに無理矢理還俗させられ、家光の小姓となるべく大奥に入れられるが、そこで驚くべき真実が明かされた・・・