この記事をかいた人
- 塚越淳一
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――MVは都会な感じでしたね。
atsuko:ぶっちゃけ背景は横浜ですね。
KATSU:横浜と千代田区で(笑)。
――撮影はいかがでしたか?
atsuko:久しぶりにバンドメンバーにサポートで入ってもらったんですけど、撮ったのが2月なんですよ。しかも風がびゅーびゅー吹く埠頭(笑)。寒かった~。
――埠頭と、ガラス張りのところですよね?
atsuko:ガラスのところで雨が降り始めまして。そこも寒いんですよ(笑)。だからちょっと過酷なロケでした。
KATSU:でもスタッフさんのほうが過酷だったんじゃない?最初は、水を感じるMVにしたいから、海は入れようと思ったんですけど、雨が降るまでは想定外で。でも、雨で雲が下に降りてきて、街の光が雲に反射しているんですよね。それがめちゃめちゃ綺麗で。これはひょっとして天を味方につけたのか?という感覚はあったんです。最初は雨だから中止しようみたいな話もあったんですけど、これはむしろ撮っていこう!と、撮影しました。
atsuko:野外ではあったんですけど、ガラス張りになっていて、晴れていたらそこがきれいな夜景になって、後ろの背景もはっきり見えていたはずなんですけどね。でも雨が降ったことで、硝子がくもり、つまりは背景が曇って、なんか雰囲気のある、湿度を感じる絵が撮れたので、ちょうど良かったかなって。ただ、スタッフさんの準備が本当に大変そうで、申し訳なかったです。
――過酷なのはMVあるあるですね(笑)。
atsuko:そうですね。しかも女性の衣装ってだいたいがペラペラっていうのがね(笑)。それがまた寒いんですよ! 見えないところにカイロを貼りまくって撮った映像です。
――先程話に出ましたが、ラジオが特典なんですよね。
atsuko:はい、30分も話しています!
――ラジオなんですけど、実は「AYAKASHI」のアレンジ違いが聴けて、実はかなりオイシイ内容になっていました。
atsuko:東海ラジオと関西ラジオでラジオをやっていて、その出張版という形で入れさせていただいているのですが、まさかカップリングでラジオを30分も入れられる時代がくるとは! これは我々が提案したのではなく、キングレコードさんから「カップリングはトークで!」と言われてやったんです(笑)。
KATSU:レコード会社から、音楽ではなくトークでと言われるアーティストっていう(笑)。
atsuko:あははは(笑)。そうなんです。で、その中で「AYAKASHI」のアレンジ違いである、私の弾き語りバージョンとジャズアレンジバージョンを入れています。それも上村くんに聴いてもらって、良い感触を得たので、ホッとしました。
――で、上村さんがいい人だったという話になるんですね。
atsuko:本当にいい子だったなぁ。でも今の声優さんって何でもできますよね。演技もしゃべりも、歌もできる。中には楽器もする人もいますし、ラップをする人もいる。何でもできるから恐ろしいです(笑)。プラスαがひとつではなくて、何個もある。それがいろんな場所で生かされるから、本当にすごいと思います。
――では、少し『AYAKA ‐あやか‐』の話をしたいのですが、気になるキャラクターはいますか?
atsuko:我々のエモポイントとしては津田健次郎さん(八凪真人役)が出演されているということなんですよ。これはもう「エモエモのエモ」です。
――それはなぜ? ということから伺ってもいいですか?
atsuko:もちろん『K』からの流れが大きいです。津田さんは『K』のときに小松未可子ちゃんとラジオをやっていて、そこに我々はよく出させていただいていたんです。津田さんってなんかすごいんですよ。
演劇出身で、今はTVドラマでも活躍されているじゃないですか。そんな津田さんですけど、『K』のイベントがパシフィコ横浜であったとき、我々音楽チームは、バンドメンバーとスタッフで、前日にホテルで部屋飲みをしていたんですね。そこに津田さんから連絡があって「行っていいですか?」って。「え――!」みたいな(笑)。
我々は何度か会っているけど、音楽チームとは会ったことがないんですよ。津田さんにとって知らない人がいる中にも足を運んでくれて、楽しく部屋飲みをするっていう。そういうのが舞台で育ってきた方だからこそなのかな~なんて思いました。なんか贅沢だなぁと思ったんですけど、そこに飾らない人間性を感じたんですよね。
KATSU:ライブのときも差し入れを持って来てくれたりしたんですよ。
atsuko:「ごめん、このあと仕事があってライブは見れないけど」ってビールを持ってきてくれたり。誰に対しても同じ目線でいてくれるから、津田さんが出演されるということだけで、我々は「イエーイ!」ってなってます。
KATSU:『K』で一緒に培ってきたものを『AYAKA ‐あやか‐』で出すみたいな。戦友みたいな感じがあるんですよ。福山潤さん(薪田太平役)もそうですけど、戦友感があります。
――ありがとうございます。では最後に、今後のangelaについてお願いします。
atsuko:angela、今年デビュー20周年を迎えました! これも、たくさんのアニメ作品の楽曲を歌わせてもらっているからだなぁと思います。そんな中で『AYAKA ‐あやか‐』という新しい作品に出会って「AYAKASHI」が生まれました。
楽曲はライブで育っていくものだと思うので、秋にはアルバムも出して、ツアーも決まっています。そこで「AYAKASHI」もたくさん歌っていくと思います。アニメ作品もそうですが、楽曲も育って、こんなに素晴らしい「AYAKASHI」の世界があったのか!ってところに、みんなでたどり着きたいと思っていますので、よろしくお願いします!
KATSU:久々のGoRAさんの作品ということで、GoRAさんとangelaの新しいスタートでもあると思うんです。GoRAさんの新しいチャレンジに、angelaが関わることができたことが、この作品風でいうと、一番あやかいと思います。そして『AYAKA ‐あやか‐』は、女性だけでなく男性にも観てもらいたい作品なので、最終回まで、みんなであやかい時間を過ごせたらいいなと思っています!
[取材&文・塚越淳一]
2023年7月5日(水)発売
■期間限定盤(CD ONLY)
KICM-92129
定価:¥1,650(税抜価格¥1,500)
※初回製造分のみスペシャルケース仕様
【収録内容】
1. AYAKASHI
2. AYAKASHI TV size version
3. AYAKASHI off vocal version
4. Special Bonus Track「angela の sparking! talking! show! あやかい出張版」
(出演者:angela/ゲスト出演:上村祐翔(TV アニメ『AYAKA -あやか-』八凪幸人役))
■アニメ盤(CD ONLY)
KICM-2130
定価:¥1,430(税抜価格¥1,300)
※描き下ろしアニメイラストジャケット仕様
※初回製造分のみキャラクターカード封入(全5種/ランダム 1 枚)
【収録内容】
1. AYAKASHI
2. AYAKASHI TV size version
3. AYAKASHI off vocal version
アニメBlu-rayブックレットの執筆(「五等分の花嫁∬」「まちカドまぞく」「まちカドまぞく2丁目」「「ちはやふる」「リコリス・リコイル」etc.)、内田真礼、三森すずこなどのライブパンフレット、22/7写真集、久保田未夢UP_DATE執筆ほか、いろいろ
2023年7月1日(土)よりTOKYO MX、BS11他にて放送中!
TOKYO MX:毎週土曜 25:00~ 初回放送=7月1日(土)
BS-11:毎週土曜 25:00~ 初回放送=7月1日(土)
AT-X:毎週火曜23:30~ 初回放送=7月4日(火)
(リピート放送:毎週木曜10:30~/毎週月曜16:30~)
北海道テレビ:毎週月曜25:55~ 初回放送=7月3日(月)
※放送日時は変更となる場合がございます。
FODにて〈地上波同時〉見放題最速配信中!
毎週土曜25:00~ 初回配信=7月1日(土)
dアニメストア:毎週水曜25:00~ 初回配信=7月5日(水)
U-NEXT:毎週水曜25:00~ 初回配信=7月5日(水)
アニメ放題:毎週水曜25:00~ 初回配信=7月5日(水)
2023年7月8日(土)25:00より順次配信スタート
ABEMA
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J:COMオンデマンドメガパック
Lemino
milplus
ムービーフルPlus
ニコニコ生放送
ニコニコチャンネル
スマートパスプレミアム
TELASA
クランクイン!ビデオ
HAPPY!動画
ふらっと動画(ネットカフェ)
GoRA×キングレコードがタッグを組む、完全新作オリジナルアニメーション『AYAKA ‐あやか‐』。
作家集団GoRAが、七つの島が連なる綾ヵ島を舞台に、相棒×師弟×好敵手×兄弟という関係性と、それぞれに宿命を背負った男たちの切なくも美しい絆の物語を描く。
シリーズ構成・脚本をGoRA、キャラクター原案を数々の著名作品の原案を担当するイラストレーターredjuice、監督は長山延好、キャラクターデザインを金子美咲、プロダクションデザインを田中直哉、アニメーション制作をスタジオブランが務める。
GoRA脚本による緻密なストーリーと、気鋭のスタッフ陣が織りなす完全新作アニメに、誰もが魅了され、宿命を背負う男たちの姿に心を揺さぶられる――。
八凪幸人は、本土の児童養護施設で育った少年だったが、ある時亡き父の弟子であるという傍若無人な青年・沙川尽義がやってきて、幸人を故郷である綾ヵ島に連れ出してしまう。
七つの島が連なる綾ヵ島は、火と水の龍の伝説が色濃く伝えられ、「ミタマ」と呼ばれる不思議な存在が当たり前のように生息する奇妙な島だった。
幸人は、綾ヵ島の調和を守る仙人であったという父の三人の弟子たちと関わりながら綾ヵ島で暮らし始める。だが尽義の二人の兄弟子である鞍馬春秋と伊吹朱の間には深い確執があった。
調和の崩れ始めた「あやかい」島で、幸人が直面する真実とは——
原作:GoRA・KINGRECORDS
監督:長山延好
シリーズ構成:来楽 零(GoRA)
モノガタリプランナー:宮沢龍生(GoRA)
アクション監修:柴田裕介
キャラクター原案:redjuice
サブキャラクター原案:TCB
キャラクターデザイン:金子美咲
モンスターデザイン:渋谷亮介
プロップデザイン:佐藤玲子
プロダクションデザイン:田中直哉
コンセプトアート:芳野満雄
3Dセットデザイン:榎本嘉輝
美術監督:海野よしみ
背景美術:プロダクション・アイ
色彩設計:田中英里那
撮影監督:豊岡茂紀
撮影:旭プロダクション
CGディレクター:中島 豊
編集:岡 祐司
音楽:澁江夏奈
音楽制作:キングレコード
音響監督:田中 亮
音響効果:武藤晶子
録音調整:太田泰明(ピーズスタジオ)録音助手:西 美春
録音スタジオ:STUDIO T&T
音響制作担当:濱 亮平
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
アニメーションプロデューサー:江里口武志
設定制作:杉川竜太朗
アニメーション制作:スタジオブラン
製作:Project AYAKA
オープニングテーマ:angela 「AYAKASHI」
エンディングテーマ:saji 「フラッシュバック」
八凪幸人:上村祐翔
沙川尽義:寺島拓篤
鞍馬春秋:鳥海浩輔
伊吹朱:梅原裕一郎
福分茶太郎:梶原岳人
天乃夜胡:榊原優希
一条いばら:花澤香菜
八凪真人:津田健次郎
尼宮百々子:早見沙織
稲生三次:飛田展男
薪田太平:福山潤
ミタマ:椎名へきる