カップリング曲と合わせて「恋する人の背中を押せる1枚に」──NEWシングル「Please, please!」大橋彩香さんインタビュー　表題曲は自身も愛姫役で出演する『政宗くんのリベンジR』OP主題歌！

　

カップリング曲「LITTLE・LOVE・GHOST」は好きすぎて生霊を飛ばす？

──カップリング曲「LITTLE・LOVE・GHOST」のご紹介もお願いします。

大橋：この曲も恋愛曲ですが、表題曲とは違う方向性のラブソングになっていて、好きすぎて生霊を飛ばしてしまうほどの深い愛をかわいく、ポップに歌っています。

──確かに「こっそり　ココロに　棲みつく うらめしや　イタズラな“アイツ”」や「恋に、、、恋しちゃう！ 不思議な　モンスター！」などゴースト感ありますね。でも「これ以上　放っとくと　ごめんだけど　呪っちゃうかも？」はちょっと怖いですけど（笑）。

大橋：（笑）。あといまどきの女の子っぽい歌詞もおもしろかったです。「しれっと　ジェラってるよ　他のコと　話す時」とか「諦めちゃう…？ ノーノーノー！ ドンギヴィラッ！」とか。

また言葉遊びも多いので、韻や語感のはまり具合が良くて、歌いやすかったです。

　

　

──サウンドはブラスが入っていたり、ギターのカッティングなどディスコやソウルナンバーっぽくて、歌い方も歌詞のポップでかわいい感じとは対照的にソウルシンガーのようなカッコよさで。

大橋：サウンドがとてもカッコよかったので、私もサウンドにのってカッコよく歌おうと思いました。あとはニュアンス濃く強めに入れています。レコーディングでは順調だったんですけど、歌い間違った歌詞がそのまま採用されてしまったところがあって。

ラスサビの「絶対！離さない！」は元々の歌詞は「誰にも！渡さない！」だったんですけど、歌い方も含めて「よりメンヘラっぽさが出てきて、このほうがいい」ということで採用されました（笑）。

──お気に入りのポイントは？

大橋：1サビ最後の「オーマイガッ！」の歌詞が「OMG」と書いてあるのがおもしろいなと思いました。「TKG」みたいで（笑）。

大久保プロデューサー：そこも現場で変えたんだよね。最初は「オーマイガッ！」でもなくて。

大橋：言葉のハマりが悪いなと思っていたら、会話の中でふと出た「オーマイガッな気分だね」から急きょ入れ替えることになりました。その時から「OMG」でしったっけ？

大久保プロデューサー：それは僕が勝手に書いちゃった（笑）。

大橋：「ドンギヴィラッ！」もそうですが、Z世代の曲ですよね。段々そういうナウい言葉についていけなくなる年齢になってきました。ナウいもちょっと古いですよね。

大久保プロデューサー：ナウいは僕らも、もう使ってないから（笑）。

大橋：この曲はノリ重視で、頭を空っぽにして聴いても楽しめると思います。

──2曲とも恋の曲でサウンドもホットなので、開放的な夏にピッタリですね。

大橋：強く、重めな愛の歌だから暑苦しくないかなあ？（笑）　でも夏の恋は燃え上がると言いますからね。このシングルを聴いたら恋がしたくなると思うし、皆さんの恋の手助けになればいいなと思います。

「『プリプリ』聴いて恋人できました」とか、「彼氏とケンカしてたけど仲直りできました」とか報告をもらえたらいいですね。そして愛に飢えている方もぜひ！

──「Please, please!」の略称は「プリプリ」なんですね？

大橋：私的にはそう呼んでほしいなって。ちなみに「LITTLE・LOVE・GHOST」も「リルラブゴースト」で。ちょっとギャルっぽいけど、ノリがイケてる感じだし、いいかも（笑）。

　

　

──ジャケットのコンセプトやどんな撮影だったのかお聞かせください。

大橋：私の背後にたくさんのプレゼントBOXが積まれていますが、コンセプトは「好きな人への気持ちが画面いっぱいにあふれるイメージ」とのことです（笑）。また後ろのカーテンやスーパーのガラガラや電話など紫が基調なのも珍しいなと思います。

──大橋さんが1回イベントに出演するたび、これくらいプレゼントをもらっているんじゃないですか？

大橋：まさか（笑）。でも「プリプリ」のヒロインがもしかしたら本当はモテモテなのかもしれないし、いろいろ想像したり、イメージしていただけたら。あと髪が短くなってからジャケットを撮ったのが初めてで、ボブの私をやっとジャケットに収められて嬉しかったです。

──衣装も欧米のスクールファッションっぽくて、かわいいけど珍しいですね。

大橋：スカートも不思議なデザインですし、トップスもあまり着たことがないような形でオシャレだなと思いました。でも好きなチェック柄だったので、嬉しかったです。

──彩香さんがそんなにチェックをお好きだとは。

大橋：幼稚園の頃から好きで、シングルやアルバムのジャケットや、ライブの衣装でも結構チェック柄を着ていますし、もはや世界中すべてのチェック柄を制覇しようと思ってくらいで。

大久保プロデューサー：ボーダーも好きだよね。

大橋：（自分の着ている服を見て）あっ!?　でもスタッフさんとボーダーでおそろみたいになったこともありました（笑）。ボーダーも好きですけど、チェックに比べたら着用率は低いかもしれません。

　

大橋さんの「タカラモノ」とは？

──では、シングルの歌詞にちなんだ質問を。まず「Please, please!」の歌詞「お願い 一生のお願い！」にちなんで、今一番叶えてほしいお願いは？

大橋：アプリゲームのガチャで神引きしたいです。今やっているゲームのピックアップガチャがすごくいいキャラでカントツさせたくて。だからもっといい確率で出るようにお願いしたいです。「出てくれたら愛してあげるから」と祈りながらガチャを引いているので（笑）。

──「Please, please!」の歌詞「答えは 誰も知らないタカラモノ」にちなんで、今一番大切な宝物は？

大橋：スヌーピーのぬいぐるみです。ちょっと汚れているけど、大切な宝物です。8歳の時からずっと一緒で。出会って、おうちにお迎えした時は純白でふわふわしていたけど、今ではぺたっと平になって、なでられる毛もないマットな感じで。

でも手元にいないと寝られなくて、遠征先にも連れていくので、いつでも、どこでも一緒です。以前、一度だけ宿泊したホテルに忘れてしまったことがあってお母さんに電話したら、「あんなのゴミとみなされて捨てられちゃうわよ！」と言われて。

急いでマネージャーさんとホテルに取りに行ったら、袋に密閉された状態で返却されて。「そんなに臭かったのかな？」と思ったけど、ちゃんと私の元に戻ってきてよかったです。もちろん今も一緒ですし、お墓まで一緒の気持ちなので。

　

　

──「LITTLE・LOVE・GHOST」の歌詞「めちゃワガママで」にちなんで、自分のここがワガママだなと思うところや、こんなワガママしてみたいということはありますか？

大橋：私、基本的にワガママなんですよね。小さい頃から欲しいものは絶対に手に入れないと気が済まなくて。両親におもちゃをおねだりする時も「買ってくれるまで、毎朝、毎晩、何度でもアレが欲しいと恨み言のように言い続けるから」と。

最終的には「テストで●点とったら」とか「これができるようになったら」など私から条件を提示して、その条件をクリアしてゲットしてきました。

──執着心が強いんですね。

大橋：強いです（笑）。やりたいことができないと、ずっとふてくされている感じで。

──取材で接している時はあまり執着がなく、サバサバした感じだと思っていましたが……。

大橋：ねっちょりしてます。練消しくらい（笑）。

──「LITTLE・LOVE・GHOST」の歌詞「イチバン・カワイイ・ワタシ　知って欲しいんだもん！」にちなんで、私のこんな部分をみんなに知ってほしいというところはありますか？

大橋：「私も人間なんだよ」くらいでしょうか。「だから優しくしてね」と（笑）。私、ファンの方にも思ったことは伝えているので、いまさら言っていないことなんてないかも。

1人パーソナリティのラジオをやっていると、どんどんネタがなくなって、話さざるえなくなってくるんですよね。何かあるかな？　私の意外なところ。

（大橋さん、マネージャーさん、大久保プロデューサー3人で長考）

マネージャー：いつも素ですよね。

大橋：酔っぱらった姿さえ見られているし。だから「酔うと実は……」みたいなこともみんな知っているし。

大久保プロデューサー：僕は彩香ちゃんがバレーボールをやっていたことかな。「何でバレーボール？」って。

大橋：それは『ハイキュー！！』にハマったからです。影響されやすいんですよね。三浦大知さんにハマったからダンスをやりたいと言い出すくらいなので。

TVを見ていて、おもしろそうだなと思ったら、すぐに体験入会しに行っちゃうし。最近やったピラティスも3回だけ行ってやめました（笑）。今は電話しなくてもネットで申し込みできちゃうからすごく楽チンで。

寝る直前は無敵モードなので、「今なら申し込める」とホイホイ申し込んじゃいます。私は、意外にも「思い立ったら即実行派」ということで。

　

8月6日にアーティスト活動10年目に突入！

──9月にシングルの発売記念イベントが大阪・東京で行われます。

大橋：最近はオンラインイベントが多かったので、オフラインでリアルに皆さんとお会いできるソロのリリイベは久しぶりです。たぶんコロナ後初になります。

オンラインも皆さんのお部屋の様子が見えて楽しかったんですけど、オフ出会うのが一番なのでとても楽しみです。

──そして今年も『アニサマ』へ出演されますね。

大橋：初日の8月25日に出演させていただきます。『アニサマ』にはこれまで何度も出演させていただいて、今では実家のような安心感があるので、毎回楽しんでステージに立たせていただいています。

また毎回、新曲を披露させていただくことが多いのですが、今回はどうなるのでしょうか？　今回の『アニサマ』は「AXEL」というサブタイトルになっているので、カッコいい姿をお見せしたいです。そしてアクセル全開の大橋彩香を体感していただけたら。

　

　

──8月6日にアーティスト活動9周年、そして10年目に突入します。振り返ってみた感想や印象深かったこと、今後の意気込みなどお聞かせください。

大橋：おおっ!?　あっという間でしたね。私はよく言っているんですけど、アルバムを1枚出したら終わりかもしれないと思っていたので、こんなに長くやらせていただいて、こんなにたくさんシングルやアルバムをリリースさせていただけて、すごくありがたいなと思っています。

──「YES!!」でデビューされた時、その伸びやかでハツラツとした歌声と表現力に衝撃を受けたことを覚えています。

大橋：ありがとうございます。「YES!!」のレコーディングの時も大久保さんに録っていただいて、英語のコーラスのディレクションで、ノリノリで説明してくれたことを覚えています（笑）。

大久保プロデューサー：当時は別のプロデューサーがいて、僕はディレクターでした。

大橋：その後プロデューサーとして関わってくださって、ありがたいことです。

──今もリリース資料に「伸びやかでハツラツとした歌声」と書かれているように、デビュー時から経験を重ねて、スキル面で成長していきながらも歌声の魅力は変わらず、新鮮なままです。

大橋：本当ですか？　もうそろそろキツいかなと思ったけど、まだイケますか？

大久保プロデューサー：もちろん！

大橋：よかった。でも年相応にはなっている気がします。歌っている曲も初期と変わってきたし、音楽のジャンルも多様化していて、その時々にあった音楽ができているので楽しいです。

──アーティスト初期と今で違うのは取材慣れされていることくらいで。デビュー時はやり取りも初々しかったです。

大橋：確かに最初の頃は事前にいただいた質問の答えをメモして取材に臨んでいました。今ではメモすることもなくなったし、柔軟性も少しはついた気がします。

──アーティスト10年目に向けての目標はありますか？

大橋：歌の表現の引き出しをもっと増やしたいという想いがずっとあるので、これからも増やしていきたいです。あと年を重ねていくとノドも弱くなってくるので、この先も元気に歌えるように、発声やノドのコンディションを整えていくつもりです。

──その上、ダンスしながら音程をキープできる安定感もすごいです。

大橋：そう言ってくださるのは嬉しいですけど、要求されるものも年々上がってきている気がするし、皆さんの目も肥えて来て「これくらいならできて当たり前」みたいに思われるところもあるので、期待に応えていけるように頑張りつつ、どんどん高見を目指していかないといけないと思っています。

──では皆さんへメッセージをお願いします。

大橋：今回のシングル「Please, please!」は、恋している皆さんの背中を押したり、恋っていいなと思ってもらえる1枚になっていると思います。

この7月に放送が始まった『政宗くんのリベンジR』にも寄り添っているので、私が演じる愛姫ちゃんの想いと重ねて聴いていただくのもいいですし、ご自身の恋と重ねて聴いていただくのもいいかなと思います。ぜひ聴いてください。「お願い 一生のお願い！」ですよ！

　

『政宗くんのリベンジR』オープニング主題歌「Please, please!」

発売日：2023年7月26日（水）

≪収録曲≫
01. Please, please!
02. LITTLE・LOVE・GHOST
03. Please, please! (Off Vocal)
04. LITTLE・LOVE・GHOST (Off Vocal)

　

彩香盤

価格：2,420円（税込）
仕様：CD+Blu-ray
Blu-ray収録内容：MV＋MVメイキング映像

アニメイト特典：『政宗くんのリベンジR』オープニング主題歌「Please, please!」発売記念イベントシリアルコード

　

愛姫盤

価格：1,320円（税込）
仕様：CD

アニメイト特典：『政宗くんのリベンジR』オープニング主題歌「Please, please!」発売記念イベントシリアルコード